落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「2010」

2009-11-11 00:42:29 | 映画

Img_0001 試写会にて観賞。

これは観るべきでしょう。映画館で。

「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」の監督、ローランド・エメリッヒの超大作のディザスタームービーだぞ!「紀元前1万年」と違って、彼の得意分野だぞ!

『世界終末』だ。世界終末に追い込む敵も、それに突っ込む特攻野郎も出てこず、なすすべもなく地球生物というか今の地球自体が、あっという間に、わずか3日位で滅んじゃうんだぞ。しかも60億人の人間が、なんで死んじゃうかもろくな説明もしてもらえずに。

Img_0002 なんて悲惨な話なんだ。そんな映画、誰も見ないじゃん。

という訳で、現れたのがジョン・キューザック演じる主人公が率いる、なんの取り柄もない、おバカ一家だ。

この一家がすごい。「運」だけで、何十万人もの人間が周りでドンドン死んでいくのに、生き残るんだ。

しかも、この一家を助けた人々は容赦なく死んでいく・・・。エエッ!ここまで頑張ったんだから、最後まで生かしてあげればいいじゃん!という人も無残にも・・・。

もうすごく緻密な、都市崩壊のCGも、この一家の背景として描かれると、「8時だよ!全員集合!」のドリフのコントが終わった時に、「チャチャチャチャンチャンチャン」という曲と共に、コントで使用したセットが壊されて片付けられていく様を思い出す。

しかも、この一家が絶対絶命状態の時には、地球自体が驚くべき現象に見舞われ、そのお陰で助かったり、最後の最後は自分たちのせいで、わずかに生き残った人々を危機に追い込む。で、自らなんとかしたからって、拍手されてもねえ・・・。

ラストは、生き残った、この一家と政治の要職にある人間と大富豪数万人が、爽やかな顔をして、太陽の光を浴びて終わるんだけど、生き残ったのがこの連中この後の地球は大丈夫なのかしらん。と不安になる。

生き残った中でまともなのは、「ラブ・アクチュアリー」「キンキーブーツ(未観賞だけどこの映画の彼は良かったらしい)」のキウェテル・イジョフォー演じる科学者と、タンディ・ニュートン(「クラッシュ」の黒人の奥さん。2012の方が若く見えた)演じるアメリカ大統領の娘くらいだ。

不安だ・・・。きっと、いきなり死んだ(私もこっち側だな)60億人も、霊となってこの生き残った人々を見守るに違いない。

懐かしいところで、ジョージ・シーガルが出てた。

とにかく、CGはすごい!この一家への突っ込みどころ満載過ぎて、観てて楽しい映画だ。

コメント
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