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室戸岬と足摺岬 そして唐人駄馬遺跡巨石群 その5

2024-07-13 21:32:27 | 旅行記・四国

6月25日 火曜日 その1

 

1.足摺岬白山洞門(はくさんどうもん)8:05~8:50

8:00にホテルを出発し、昨日のジョン万次郎銅像脇の駐車場でバスを降り、今度は西側へ遊歩道を歩く。

 

①足摺岬の七不思議

もちろん、ここの遊歩道にも弘法大師にまつわる七不思議がある。

その7 犬塚

「生まれ変わって城の主となって世の平和をもたらすことを願った僧が、補陀洛渡海の際に右手に南無阿弥陀仏の文字を書いて出立。飼っていた犬は飼い主を待ち続け、この場で息絶えてしまった。
その後、土佐2代藩主・山内忠義の右手に墨痕のような痣があり、この故事を知った忠義は自らを僧の生まれ変わりと想い、金剛福寺再興をおこなっている。」

その8 汐の干満手水鉢


「潮の干満に合わせて、岩の窪みにある水の量が増減するとされる。」

広島・宮島の弥山(みせん)にも同じ言い伝えの岩があったよなあ。そうか、弥山も弘法大師なんだ。

 

その9 亀石


「亀の姿に似た岩。その首にあたる部分は、亀呼場の方角に向いている。」

亀よりカエルに見えるんだが・・・。

で、白山神社の鳥居をくぐらず右に階段をくだると

 

白山洞門

国内最大級の花崗岩海食洞、だそーだ。足摺岬全体が花崗岩らしい。

 

③フナムシ

神奈川の海で見るフナムシは、ほぼ黒色一色なのに、ここで見たフナムシはオレンジに似た明るい茶色と背中は紺色に水色の点々と華やかな色彩だったので、別の生き物かと思った。で、調べたら、結局フナムシだった。

 

2.唐人駄馬遺跡巨石群 9:00~10:00  

今回の私のメインだ。ツアーの客層から、最悪遠くから見て終わりとなる可能性があったので、前日に講師に「私は凄い楽しみにしてる」とアピール。

多分、自力で来たら、バス停を降りたらこの道を歩くんだろうなあ。バス停から徒歩35分とGoogleマップでは出てるけど・・・。もっとかかるな。

ツアーなんで観光バスで進むんだが、霧が出てきて道も細くてカーブも多い。切り返しをしないと曲がれないカーブもあった。

なぜ、急にここだけ霧が出てるか不思議だった。

唐人駄馬(遺跡)巨石群については、こことかこことかこことか。「唐人」とは異人とか異邦人、「駄場」とは平らな土地と言う意味。縄文時代今より海面が15~20m高かったので、足摺岬に海から来る人々にとって巨石群が目印になっていたという説がある。また、平らな土地だったため早くから人々が住み着いたので、縄文早期(7000年程前)の玦状耳飾(三角形に近い形の耳飾り)、さらに縄文前期(6000年程前)の擬似縄文土器片につづき、石斧、石錐、石鏃、スクレイパー(ヘラ状の器具)などが出土したらしい。ストーンサークルもあったらしい。

が、ろくに調査もしないで、1977(昭和52)年と1986(昭和61)年県の公園整備工事でキャンプ場やら牧場やらを造成してしまったらしい。駄馬だから、造成しやすかったんだろうなあ。

↓ ネットから拾った、唐人駄馬園地としての画像

キャンプ場は予約なしで利用できるらしい。テニスコートもあった。が、人影は私達だけだった。

で、巨石群。ちなみに全体の半分の見学。

 

①南のサークル

入り口にある。

 

②途中の岩

 

磐座(いわくら)

↓ ちょっと進んだところ。こんなふうに花崗岩の巨石がゴロゴロしている。

巨石群はどこからか運ばれた古代文明説もある。けど、TV番組でやってが滋賀県と三重県の間にもこんな場所があるらしいし、スパッと平らに割れるのは花崗岩の特徴らしい。古代文明とか好きなくせに、冷静な私。

 

④亀石

↓ 行きに見た亀石。本当は亀と石の間に、頭という漢字が入る。

↓ 帰りに見た亀石

 

⑤千畳敷石

一度に10人位が乗れる平たい石。そこからの眺め。

 

⑥唐人石

千畳石の背面。

残念ながらここで引き返す。なぜなら、ツアー客の方々、岩移動の際、四つん這いになるんだよ~。

普通に歩けるんだよ。本当なら。笑

 

⑦牧場&公園(ストーンサークル跡)

バスでほんのちょっとだけ移動。

ストーンサークルを壊したり埋めたりした造成地。

ちょうど紫陽花が満開。標高が高いからかな。

↓ 道路の反対側

ここでガイドをしている方の説では、「石の並びから(大きい石小さい石と順番に並んでいる様子)当初、ストーンサークル(唐人駄場遺跡)は弥生人が猪に農作物が食べられない様にする為石を置いた「しし囲い」ではないかとも云われていたそうです。」だそうだが、私もそう思う。

雨も降らず、無事に巨石群の雰囲気は味わえたので、良しとしよう!

帰りの細い道は、また霧が出ていた。巨石群では晴れてたのに。不思議だ。

 

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