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旅行やら映画やらの独り言

「クワイエット・プレイス DAY 1」

2024-07-02 17:13:18 | 映画

前2作とは関係なく(前2作の監督は製作に回ってる)、エイリアンがやってきた当日~2日間位の、ニューヨークシティのマンハッタンでのお話。主人公は、ガンで余命数日のルピタ・ニョンゴ演じるサミラで、“世界の終りの日”に人間はどう生きるかという感動的なドラマになっている。

私もラストは涙が滲んだし、少ない他の観客からも鼻をすする音がしてた。

寿命を宣告されてポスピスで暮らすサミラ。宣告された寿命より長生きしてるが死期は近い。最期に、思い出の店でピザを食べようと、ペットの猫を抱えて、エイリアンだらけのマンハッタンを移動する。ホスピスの職員で友人だった男(なんと今調べたら「へレディタリー 継承」のお兄ちゃんだった。髭はやしてて大人になってたので全く分からなかった。)が死んだり、幼い兄妹と知り合ったりしながら、最終的に猫が結び付けたエリックと心温まる最期を過ごす。観ている人全員が予想できるように、エリックは猫と共にとりあえずはマンハッタンを脱出する。

ルピタ・ニョンゴはやっぱり上手。そして感動的なラストなのに、エンドロールが長すぎて感動が減るのが残念。

ホラー感はあまりない。むしろディザスター・ムービーっぽい。一ヶ所、夢のシーンでびっくりさせられるけど。

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」に出てた島のリーダーのジャイモン・フンスーの前日談にもなっている。あの島にエリックもいたのかなあ。サミラがエリックに渡した黄土色のカーディガンも「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」にさりげなく映っていたら凄いなあ。

エイリアンが音を立てると襲ってくるというのは皆DAY1で理解している。おまけに奴らが泳げない、水に弱い事もDAY2位で軍も把握済。なので、あのマンハッタン救出計画になったんだろうが。

とすると、「クワイエット・プレイス」の2作目で、エイリアンが水に弱いとやっと分ったりしてたのに、こんなに早く分かったいたならどっかで人類はちゃんと生き延びているのではないかと思ったり。それとも、水に弱いとあんなにすぐに分かってたのに、やっぱり軍もやられちゃったのかなあ・・・。ヘリコプター、飛んでる時はエイリアンに襲われないけど、地上基地に着陸したら全滅だろうし。

主人公を替えて“世界の終りの日”に人間はどう生きるか、がコンセプトなら、他に何本も「クワイエット・プレイス」シリーズが作れそうだ。

あと、欧米の映画を観るといつも疑問に思うのだが、水中からあがって、服も着替えずピンピンしているのはなぜだろう? 体の構造の違いなんだろうか? 日本人なら真夏の今以外、低体温症の症状、例えば震えなどがでると思うんだが。不思議だあ。

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