オリーブオイル スコットランドでヤッホー!

駐在生活7カ国を渡りイギリスはスコットランドにリターン。スコットランドで羊の数を数えましょう☆「ヤッホー隊募集!」

キャッシュが無い。

2020-07-11 03:50:17 | Weblog

7月10日

 

行きつけの手芸屋さんの店が ようやく再開が出来た。

ここのオーナー兼、手芸の講師のアナ(仮名)は23年間 手芸店を見積もっている。

私は この手芸店内でのワークショップに参加しており残りの2回分のお稽古の払い戻しへ向かった。

3月に中からロックダウンになり全てのレッスンは中止となり

今現在でもイギリスではジム、ダンススタジオ、ヨガ、スポーツ施設、映画館は解禁になっていない。

劇場、イベント関係は年内は中止と決まってる。

 

店内には先客がいた。

オーナーは険しい顔をして話し誰かと話し合っている。

相手はパートで働くじーさんだ。(←名前が分からず、私が勝手にジジィと呼んでいる)

最初、じーさんを見た時 てっきり アナの父親だと勘違いしていた。

彼の本職はマクラメの講師で現在は74歳。

マクラメから引退し 今は小遣い稼ぎでアナの店を手伝っている。

じーさんは手芸の事なら何でも知っており値札が無い商品であっても店の物を全て暗記している。

コロナ後、客足が減りネット販売を中心とする為に 店の営業時間、開店日も変更となり、

オーナーはネット販売担当となり週に2回しか出勤となった。

じーさんは週払いで給料を貰っており、その給料交渉に店へ来ていた。

 

オーナー「ごめんね、コロナで現金が無いの。貴方の銀行に給料を振り込むから」

当たり前の様に聞こえるが銀行振り込みを拒む人が多い。

イギリスもコロナで一気にキャッシュレス化が進み、現金を使える店の方が珍しい。

イギリスあるあるだが中国系、インド系の雑貨店、レストランに多く見られる現金支払。

コロナ=現金汚い感染する

も、一理あるのだが税金逃れをさせない様に「キャッシュスレ化」なのだ。

もう1つカードを嫌がる店の1つが支払い専用のマシーンを持っていない。

小さな店になるとカード運営会社、仲介業者に手数料を払いたくない為もある。

もっと面倒な雑貨屋になると両替すらも嫌がる。

こう言う店は、あっと言う間に廃業に追い込まれる。

イギリスの銀行全ては国営が監視している為に移動経路が早い。

年金や生活保護、障害手当、子供手当なども全て振り込みとなっている。

日本の様に給付金を現金で手渡しだのやってたら即盗まれる。

銀行は貯金をする為だけでなく、便利なシステムがあるんだから もっと活用するべきなのだ。

そして銀行員も顧客に電話を掛け客の声を聞き円満で信頼を受け入れらえるような事をしないとダメだ。

今後、銀行も経営に苦しくなり顧客から毎月の管理顧客料金もあり得る。

 

毎週火曜日が年金日で郵便局が混雑する日。

多くの高齢者が現金引き出しへ並ぶ。

スーパーでデービットカードが使えるのに高齢者は現金払いをする。

日本でも現金使用が多いと思うだろうがイギリスの高齢者も現金使用が多い。

 

何故じーさんはバイトの給料が銀行振り込みが嫌がるのか?

その理由は、高齢者だけではなく日雇いで働く人にも関係する。

今回、私の様にお稽古の払い戻しなら 銀行からにも目を止められないが、毎週 同じ店から

送金があるとなると 明らかに「従業員の給料」と見なされる。

イギリスでは銀行窓口での大きな現金引き出しの場合は絶対に理由を聞かれる。

ATMマシーンでの引き落としの限度額が決まっており、10万を超える引き出しは窓口へ行く。

たかが10万と思うだろうが この国では相手が30ポンドの支払い要求があっても送金なのだ。

例えば北欧。

子供の毎月のお稽古の支払いも振り込み。一切、現金を受け付けない。

スウェーデンは100%に近いくらいキャッスレス国だ。

EU加盟国でも通貨が2つある為にレートの計算をするのも面倒。

オランダにあるスーパーも現金不可もある。

イギリスの銀行はATMでの手数料は掛からないシステムであり、送金に関してもネットでなら

無償である。これは犯罪、詐欺などからの防止の為だ。

だから、日本やアメリカの様に他銀には手数料、時間指定外にも手数料を取る銀行は

ぼろ儲け。銀行の巨額な負債を市民の手数料から徴するしかない。

それでもキャッシュレス化が進まない理由が分からない。

アメリカのATMも手数料がびっくりするくらい高額に驚いた。

私は その為に銀行へ行ったんだぞ 

アメリカ義務の個人に現金チップ私も廃止してくれ~~~~

 

例えば離婚した夫婦が別居している妻と子供の教育費の送金に関しても税金対策じゃないのか?

っと税務署から連絡が入る事もある。

実際に私の知人は別れた戻旦那から子供の養育費が毎月振り込まれており税務署からの連絡が来た。

こう言う面倒な事から逃れたい為に「現金払いで」が多い。

ややこしいのだが、欧米では飲食店で働くウェイターはチップがある。

チップには税金が無い。

1日の売り上げで従業員で分ける店もあれば週で分ける店もある。

テイクアウトにはチップは必要とされていない。

そしてマイナンバーは無いと労働が出来ない。

違法、不法労働者を防ぐ為に警官が抜き打ちで店の調査がある。

見つかった場合は店のオーナーが罰金となり小さな小売店なら廃業する。食中毒を起こし営業停止よりもかなり重い。

オランダの飲食店で働く知人はコロナ前に貰ったチップ(現金)を早速入金し銀行へ向かった。

今現在もオランダは現金が使えない。

日本でも夜の商売、土建の人は日雇いが多はず。 

キャッスレス化が進化すれば なんちゃら~金融ですら商売が危ない。

気軽に審査、現金 即 も、何時かは消える商売。

長い財布が風水で吉なんですよ~とか言うインチキ占い師。

まったく他人事の様に言っておる。

キャッシュレス化が進めば長財布なんて必要となくなる。 

それでもバックの中で邪魔になる長財布は必要か?

ビジネスマンや経営者は現金を持ち歩かん。本当だぞ。

札はピン札、顔は同じ向き・・・正直どーでもいい。

消費をさせる為に現金を持ち歩かせているからね。

色は黄色ゴールド蛇皮とか言うのだって、財布やから案件貰ってんのか?と言うくらいだ。

正直、このような財布なんて持ちたくもない。

なら、みんな全員金持ちになっている。

こう言う財布の売り込み戦略からメーカーは爆売れする事を知る。

あのルイヴィトンでさえ エピの黄色の財布の色の設定が無かったのに 

アジア顧客からの「黄色い財布は無いのですか~?」から、作った色なんだぞ。

今じゃ、その黄色の財布すら持っている人見た事もない。

消費する人はする。しない人はしない。財布の色で金が入るなんとも日本人らしい発想。

パンパンな財布、レシートが沢山ある様な財布にはお金が来ません

いやいや余計なお世話だ。

中国でも長財布、新年に新しい財布を購入する風習がある。

「縁起物」と言う意味で。

その中国ですら65%キャッシュレス化され、韓国は95%に対して先進国でも日本が最下位であり

インドよりも低い。

これからの新しい社会の中で自分が生き抜くには時代と共に自分が付いて行くしか無い。

2025年までには世界は80%キャッシュレス化を目指している。

その頃には風水の財布?話も過去の事になってるだろう。

2024年。

日本は紙幣が変わる。 貴方のタンス貯金も使えなくなりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナから見る教育格差の現... | トップ | おらが町紹介~! »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事