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コロナで浮き彫りになったイギリス教育格差~~進学Aレベル結果~

2020-08-14 18:06:55 | Weblog

8月14日

 

8月13日。イギリス大学のAレベル合格発表の日です。

今年はコロナ中ともあり、「コロナZ世代受験」っと まで呼ばれています。

我が家の娘もZ世代のコロナ受験者です。

大学合格結果は・・・・。

高得点で合格しました~  まずは・・・一安心です。 ご苦労様でした。

 

さて

今回の大学受験での合格者は私立生徒が多数です。

それって・・・・不公平じゃん

採点グレードもかなり下がりました。

受験者の40%は不服との結果ですが 公立と私立の教育レベルの浮彫です。

コロナ中の半年間 公立はリモート授業無し 勉強は親任せ

受験方法は2年間の過去の模擬試験採点と教師からのコメント・・・って誰が思いつきますか?

私立は詰込み授業であり、模擬試験に関しても気を緩めません。

私立での勉強方法は その子供に合わせたレベル別クラス方式で 学習内容のテキストも違います。

学期ごとのレストの結果にて成績が上がれば上のクラスへ移動。

成績が落ちたら下のクラスへ。 

成績が落ちて見込みがないなら教科担当から学科を落せまで言われます。

格差が出るのは当然の結果です。

大学側も怠けた公立からの生徒を合格には一切目もくれず興味がありません。

大学受験にはパーソナル・ステートメント(書類審査)があるので、書類審査の時点でアウトです。

イギリスやアメリカの大学は大学が生徒を選ぶからです。

そして

私立でも寄宿舎があるトップスクールには早期入学受付と言うシステムがあります。

早い話し、エリートスクールからの生徒は名門大学とハンドシェイクなんです。

受験コースに関してもIBとAレベルと2つの受験方法もあり、IBシステムはアメリカと同時受験方法なので、

IBシステムで受験の方がイギリス大学へのオーファーと合格が早く

Aレベルが3教科の受験に対してIBは5教科ですから、いかにIBシステムのタフ差が分かります。

大学の願書を出してオーファーとオーダーが先に貰えるのも私立ならばの優遇です。

※オーファーとは書類審査後の仮合格。オーダーとは受験点数の合格ラインの報告です。

 

イギリス公立の最後の学年、日本で言えば高校3年生は授業は行わず出席を取って自宅学習です。

日本の方なら びっくりしますよね。 私も このシステムに あり得ないっと思いました。

理由は高校3年生の授業は教える事が無いから、登校しなくても良い 自宅で自習の方が効率が良い

っと言う考え方ですが、1つは教育削減カット 2つめは早期大学受験が可能。

私立は通常通り最後の1年間は授業が行い 高校3年生ならばのイベントが沢山あります。

公立には卒業在校生イベントもありませんし卒業式もありません。

受験最後の学年で通学せずに自宅学習方法、ほとんどの親が不満を抱えているんです。お金があれば私立へ行かせたい イギリスの家庭も同じなのです。

ここ10年前から、イギリスの家庭でも中高は私立へ行かせるケースが多くなりました。

ひしひしに教育格差から社会格差です。

公立は無償 何でもしてくれる っと言う意識の変化です。

国民の税金からまかなう教育にも限度があります。 

今のイギリスには無償の教育投資をするお金が無いからです。

荒れた貧困エリアにある学校は どんどん閉鎖し近郊にある学校との合併で教師の削減です。

この話は次回にしましょう。

全日制の私立でも学費は日本の2倍ですから、共働き家庭が多いのも事実です。

寄宿舎学校は全日制の4~5倍の学費です。

イギリスで一番高額学費はイングランドのイートン校で1年間800万掛かります。

 

イングランドの公立へ通う生徒さんが こう言いました。

「先生は大丈夫問題ない・・・って言ったのに・・・・」

彼女は不合格です。

公立の教師は一切ダメ出しはしません。

何で

だって・・・他人のお子さんの面倒まで責任は取れませんから。 落ちたら落ちたで文句を言う親が多いからです。

「貴方は問題ない明るいし」この言葉、教師が必ず言う言葉です。

惑わされないでください。 良くも悪くもなく 当たり障りのないコメントを真に受けてはダメです。

そしてモンスタークレームの親との関りをしたくない面倒さがあるから公立の教師はやる気もサーボス精神もありません。

何故ならば 公立の教師は公務員だからです。我が家の隣に住む おばさんは 地元でもレベルが高い公立高校の教師ですが この半年間一切仕事はしていません。

犬を飼っているのですが、散歩すら怠けておりました。犬も気の毒です。

大学側が指摘する公立のダメ出しは、大学受験する教科の統一がされて居ない事です。

学科統一受験とはどんな意味なのか?

公立では美大や音大への進学に関しては進めません。理由はお金が掛かるからです。

例えば医者や薬剤師になりたいなら化学3つを必修です。

なのに歴史や地理などを入れてしまう・・・って事です。 医学部には歴史も地理も必要ありません。

パーソナル・ステートメント(在学中の履歴書)の書き方が悪い・・・指摘です。

パーソナル・ステートメント

在学中に自分はどのような活動をしたか?と言う履歴書も一緒に提出します。

娘のケース例えば↓

★ 4年間の自衛隊訓練生徒

★ チャレンジキャンプ3冠取得

★ ボランティア活動2年間

★ 学校で活動タイトル取得

★ プリーフェクト

私立校では参加は自由でありますがキャンプに関する情報、ボランティアに関する情報もあり、学校側がサポートしているので参加がしやすく 公立は自分から交渉となるので大変です。

勉強だけではなく、在学中の総合を大学側は知りたいのです。 このパーソナル・ステートメントで

その子の性格、活動、集団意識、精神面など見えるからです。

例えば、

サマーコースのオックスフォード体験しました (塾行きました)

スイスの学校2週間留学しました

ピアノコンクールで1位です 

っと言う書き込みは あくまでも体験の1つで大学には重要じゃありません。

ピアノコンクールで1位取ったのに?と思いますが、音大へ入学なら必要ですが 他の学科には必要ないスキルで あくまでも趣味の1つに過ぎません。

仮に法学部に進学するのにピアノでのタイトル習得を書いても面接の書類にピアノコンクール1位を取ったとしても、その話題には一切触れられません。

私の知人は 日本式の様に勘違いし資格を取るだけ取り あらゆる自己PRを書き埋めます。

夏休みにネイル資格を取り2週間短期コースで14万掛かったそうです。 

運転免許まで習得しました。

高いお金を払って資格を取る事は大学は求めていません。ポイントはそこじゃ無いからです。

近所のスーパーでバイトした方が良いんです。

これが職業体験の1つとしてカウントされます。

大学見学会でもパーソナル・ステートメントの書き方を きちんと説明します。

なのに

公立の教師は「何を書いても良い」と指示するんです。

大学受験をする時には締め切りが、それぞれの大学が異なり 受験する生徒1人5校までと決められているので締め切りを間違えた っと言うミスもあります。

なので、生徒は常に大学情報をネットで調べるしかありません。

名門私立は、自分達が大学見学へ行かなくても大学が学校に来て宣伝をします。

大学進学にはお金が掛かります。

ローンを組んでまで大学に入学するよりもキャッシュで払う家庭の方を選ぶからです。

 

<何故、みな大学に行きたいのか?>

イギリスの義務教育は16歳で終了です。これは公立に限り、私立は18歳までと決まりがあります。

公立へ通う生徒は大学進学なら、2年間の受験コースとなるので そのまま在籍になりますが

スペシャリストになりたい人はカレッジ(専門学校)へ進学です。

調理師、美容師、ビューティーサロン、土木建設、ウェブデザイナーやコンピューターなどの技術関係です。

もちろん、カレッジへ進学し 矢張り大学へ行きたい・・・と言う人も多いです。

イギリスの大学受験には2年間のコースを勉強する規定がありますので、カレッジ中でも学習が可能です。

だだ近年は技術者の入学年齢が引き上げとなり応募資格が18歳以上、高校卒業と言う学校もあります。

年齢が引きあがりになった背景は「セクシャル」「未成年」と言う監視が厳しくなったからです。

昔なら、鉄は熱いうちに打て なんてありましたが、今の時代は技術能力も年齢に見合った方針です。

早期に覚えても、飽きてしまったりする人が多く進路変更も多数です。

才能ある子、やる気がある子には何時から始めても問題が無いからです。

私の知人は来年 日本の某短大の社会人コースへ通いますが 応募規定は50歳以下と聞きました。

大学の生き残りをするなら 違う思考での応募なら人が集まります。

再就職、スキルUPしたい人に朗報な情報です。

昔みたいに忍耐、試練と言う言葉は今の若い世代には通用しません。

トニー・ブレア政権にて「大学はみな行け」と言う改革を変えました。

人生は学歴、競争社会、大学卒じゃ無いと いい仕事が無い 教育論を促し、大学ビジネスが始まります。

昔は 大学へ行く子供はお金持ちの子供ばかりでしたが 本来の教育論から反れてしまい職人へ進む子供達が減少です。

今後 考えさせらるのは コロナ後で変わる世界です。

今後消える職種の勉強をやりたいと思う若者はおりません。

今年の大学は 今後の学科の見直しと閉鎖、生徒の縮小規模で9月の新学期が始まります。

受験の結果にて40%不服、25%は留年生徒です。

イギリスの留年には期限があるので、今年見逃した生徒は来年しかチャンスがありません。

そうなると、来年の受験倍率が非常に高くなる事は必至です。

それでは点数に見合わない生徒の進路はどうなるのか?

イギリスの大学機関は補欠の募集をネットで見て決める事が出来ます。

イギリス大学全ての学科で人数が足りない募集がされているので、椅子取りゲームみないなもんです。

自分が行きたいコースがあるとは限りません。

落ちた大学から 矢張り その生徒が欲しいっとアプローチもあります。

何故、大学側が そこまで必死なのか?

理由は定員未満な学科は授業再開が出来ない事になっています。

政府からの資金援助も止まるからです。 政府の援助が無い・・・となると教授の給料は支払われなくなるので全てがストップされます。

嘘の様な話ですが実際に起きています。

大学は専門知識を学ぶ機関であり、多くの人は 学歴に書くための証書を貰いに行く人の方が多いのではないでしょうか?

タイやベトナムですらも大学だけの卒業じゃ就職も困難なので大学院、PHD生徒が溢れており、実際にスキルがあっても母国での就職が無いと言います。

この様に技能があり秀才な方が給料が高い海外へ移住してしまうんです。

大学進学や就活、将来に迷いがあったら まず立ち止まり考え、見つめなおす事も重要です。

無駄な4年間を費やすのはお金の無駄にもなります。

バイトばかりのするような大学にも問題です。 

知人の娘さんは都内の某大学の国際部へ進学しました。

大学が終れば毎日バイトへ直行です。 課題や宿題、リサーチや論文などは無いのでしょうか?

大学費は親が一括で支払い済です。 実家から通いです。

バイトの為に大学なら、早期に就職して夜間や週末の社会人コースへ通った方が余ほど効率が上がります。

イギリスやアメリカでは企業生徒を言うシステムがあり、大学費を企業が負担し就職も数年間は 

その企業勤務です。 お給料も貰えます。 倍率は高く人気ですが こう言うシステムも日本は増やすべきです。

50年後の日本の人口は今の半分になります。 1950年代に後退です。

その時に生き残りが出来る期間がどれくらいになるのでしょうか?

なら留学生を増やす 

コロナで留学生が困難になっているので、今後 また留学生が増える っとは考えられません。

オンラインと言うリモートが可能になった今、わざわざ その国へ行く必要が無くなりました。

大金を払う必要も無くなりました。

ちなみに この娘さん。 学校卒業後は旅行会社かホテル業界へ就職しいそうです。

厳しい時代になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私立は通常通り1年間は授業が行います。

受験最後の学年で通学せずに自宅学習方法、ほとんどの親が不満を抱えているんです。

お金があれば私立へ行かせたい イギリスの家庭も同じなのです。

ここ10年前から、イギリスの家庭でも中高は私立へ行かせるケースが多くなりました。

全日制の私立でも学費は日本の2倍ですから、共働き家庭が多いのも事実です。

寄宿舎学校は全日制の4~5倍の学費です。

イギリスで一番高額学費はイングランドのイートン校で1年間800万掛かります。

 

イングランドの公立へ通う生徒さんが こう言いました。

「先生は大丈夫問題ない・・・って言ったのに・・・・」

彼女は不合格です。

公立の教師は一切ダメ出しはしません。

「貴方は問題ない明るいし」この言葉、教師が必ず言う言葉です。

惑わされないでください。 良くも悪くもなく 当たり障りのないコメントを真に受けてはダメです。

そしてモンスタークレームの親との関りをしたくない面倒さがあるから、

公立の教師はやる気もサーボス精神もありません。

何故ならば公務員だからです。

我が家の隣に住む おばさんは 地元でもレベルが高い公立高校の教師ですが この半年間

一切仕事はしていません。

犬を飼っているのですが、それすら怠けておりました。犬も気の毒です。

大学側が指摘する公立のダメ出しは、大学受験する教科の統一がされて居ない事です。

学科統一受験とはどんな意味なのか?

例えば医者や薬剤師になりたいなら化学3つを必修です。

なのに歴史や地理などを入れてしまう・・・って事です。 医学部には歴史も地理も必要ありません。

パーソナル・ステートメント(在学中の履歴書)の書き方が悪い・・・指摘です。

パーソナル・ステートメント

在学中に自分はどのような活動をしたか?と言う履歴書も一緒に提出します。

娘のケース例えば↓

★ 4年間の自衛隊訓練生徒

★ チャレンジキャンプ3冠取得

★ ボランティア活動2年間

★ 学校で活動タイトル取得

★ プリーフェクト

勉強だけではなく、在学中の総合を大学側は知りたいのです。 このパーソナル・ステートメントで

その子の性格、活動、集団意識、精神面など見えるからです。

例えば、

サマーコースのオックスフォード体験しました (塾行きました)

スイスの学校2週間留学しました

ピアノコンクールで1位です 

っと言う書き込みは あくまでも体験の1つで大学には重要じゃありません。

ピアノコンクールで1位取ったのに?と思いますが、音大へ入学なら必要ですが 他の学科には必要ないスキルで あくまでも趣味の1つに過ぎません。

仮に法学部に進学するのにピアノは学習には必要無いからです。

面接の書類にピアノコンクール1位を取ったとしても、その話題には一切触れられません。

 

私の知人は 日本式の様に勘違いし資格を取るだけ取り あらゆる自己PRを書き埋めます。

夏休みにネイル資格を取り2週間短期コースで14万掛かったそうです。 

運転免許まで習得しました。

高いお金を払って資格を取る事は大学は求めていません。ポイントはそこじゃ無いからです。

近所のスーパーでバイトした方が良いんです。

これも職業体験の1つとしてカウントされます。

大学見学会でもパーソナル・ステートメントの書き方を きちんと説明します。

なのに

公立の教師は「何を書いても良い」と指示するんです。

大学受験をする時には締め切りが、それぞれの大学が異なり 受験する生徒1人5校までと決められているので締め切りを間違えた っと言うミスもあるんです。

なので、生徒は常に大学情報をネットで調べるしかありません。

名門私立は、自分達が大学見学へ行かなくても大学が学校に来て宣伝をします。

大学進学にはお金が掛かります。

ローンを組んでまで大学に入学するよりもキャッシュで払う家庭の方を選ぶからです。

 

<何故、みな大学に行きたいのか?>

イギリスの義務教育は16歳で終了です。これは公立に限り、私立は18歳までと決まりがあります。

公立へ通う生徒は大学進学なら、2年間の受験コースとなるので そのまま在籍になりますが

スペシャリストになりたい人はカレッジ(専門学校)へ進学です。

調理師、美容師、ビューティーサロン、土木建設、ウェブデザイナーやコンピューターなどの技術関係です。

もちろん、カレッジへ進学し 矢張り大学へ行きたい・・・と言う人も多いです。

イギリスの大学受験には2年間のコースを勉強する規定がありますので、カレッジ中でも学習が可能です。

だだ近年は技術者の入学年齢が引き上げとなり応募資格が18歳以上、高校卒業と言う学校もあります。

年齢が引きあがりになった背景は「セクシャル」「未成年」と言う監視が厳しくなったからです。

昔なら、鉄は熱いうちに打て なんてありましたが、

今の時代は技術能力も年齢に見合った方針です。

早期に覚えても、飽きてしまったりする人が多いからです。 昔みたいに忍耐、試練と言う言葉は

今の若い世代には通用しません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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