日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その80)

2007-05-08 07:11:36 | Weblog
○専門4年、7月21日(月)晴。
 皮膚科で研修した(この週と次の週は、大学病院の皮膚科で研修した)。今日はとても為になった。症例を沢山経験することが皮膚科では特に大切だと思う。皮膚病変は、患者さんにも目で見えるから、ごまかしが効かない。
○専門4年、7月23日(水)晴。
 一日に40人近くを診れば、7月一杯で、少なくとも350人以上診ることになる。実に有意義だ。
○専門4年、7月25日(金)晴。
 白癬菌とカンジダを顕微鏡で何度も見た。湿疹との区別がつかない時、これでバッチリだなあ。梶原先生と早川先生に、礼状を出した。県病での最大の収穫は、尿の沈渣と血液のアナリ一ゼが出来るようになったことだ。真の実力を身に付ける為に、限られた時間と場所で、一つ一つのことを確実に自分のものにして行くしかない。
○専門4年、7月28日(月)曇。
 先天性外胚葉形成不全症の人が来た。彼は汗が出なく、歯芽も欠損し、鞍鼻て、毛が少なかった。伴性劣性遺伝だ。(改訂版の)医科生理学展望の循環器がやっと終わった。
○専門4年、7月31日(木)晴。
 空手部(医学生)の人が患者さんで来て、よく見えているので、注射をしようとしたら断られた。悲しかった。本当に。腕がないことを患者さんから指摘される程、医者にとって哀れなことはないと思う。全く。僕にはとても耐えられない。助教授の診療だった。Xeroderma pigmentosum(色素性乾皮症)の人が来た。日光のよく当たる所に色素沈着を起こしていた。皮膚科の研修は、とても為になる。
○専門4年、8月5日(火)晴。
 図書館で(改訂版の)ハ一パ一の生化学の本を勉強していたら、川先生(第一内科助教授)が僕の前に立っていて、ビックリした。生化学に詳しい川先生が、そんな僕を見て、「試験には、あまり関係ないが、君は、本当の勉強をしている・・・」と言われ、ニコニコして帰られた。

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