日本の心・さいき

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病院・医院の倒産・・・

2009-08-13 15:35:34 | Weblog
 帝国データバンクの調べでは、病院・医院の倒産が、今年の1月から7月までに38件もあり、既に昨年の1年間の総計35件を越え、又、金額も、1月から7月までで204億円にも達し、昨年1年間の総計182億円を既に越えているとか。
 診療報酬が上がらない(下がる)→医業収入が減る→利益が少なくなるので赤字幅が大きくなる→職員の給料を減らす→職員が辞める→病院倒産との負のスパイラルが、公立、私立を問わず病院の閉院や診療所化、病院間の合併・買収、自主廃業などの動きを加速している。
 今までは、放漫経営の多くが潰れていた。今は、まともにちゃんとしている所も潰れているのだ。その最たるものが自治体病院だ。地方の国立大学病院も研修医が思う様に集まらないので苦しんでいる。それに、私立の中小病院が7対1看護と医師不足にどれだけ耐えられるかだ。
 日本での新型のインフルエンザの患者報告数が5.000人を超えている。4歳の男児が急性脳症で重症になった以外(これで、5例目)、これと言った命にかかわる様な深刻な問題は今のところ起きてない様で(?)、死亡者数0だ。これだけの新型インフルエンザ患者数で、0何て国は他の国には有り得ないこと。
 海外では、医療費が高くて、医療機関にかかれない。よほど悪くならないとかからない。又、かかりたくても医療機関がない所も多い。皆保険ももちろんない。貧乏で、満足に食事も摂れず(どこかの国では、自給率40%しかないのに、作った物の3分の1も捨ててるそうだが)、栄養状態が悪く、低蛋白血症で、免疫力の落ちている人も多いと思われる。
 日本では、いろいろ不平・不満を言われても、飢え死にしている人はまずいない。新生児死亡率・乳児死亡率・周産期死亡率・平均寿命は、正に、世界のトップレベルだ。皆保険制度で、いい医療が等しく受けられることになっている。しかし、それもこのままでは時間の問題で、正にギリギリでそれが今可能になっているだけ。その裏では、医療従事者が悲鳴を上げている。
 もっと医療・介護にお金を掛けて下さい。末端の実際の医療現場をよく把握して下さい。お願いします。

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