日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

名字の由来

2006-09-24 17:49:14 | Weblog
 日本の名字は、中国や韓国と比べると、比較にならないほど、多い。
 多い順に、佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺、伊藤、山本、中村、小林、加藤と10番まで続き、以下、吉田、山田、佐々木・・・と続く。

 名字の由来の中に、1700年前の古墳時代に、仕事(地位や役職)から生まれた名前がある。
 村主(すぐり)は、村長から。矢作(やはぎ)は、矢を作る人から。鳥飼(とりかい)は、鷹の調教師から。犬飼(いぬかい)は、犬の調教師から。錦織(にしきおり)は、錦の製作者から。公文(くもん)は、公文書の管理者から。

 一番多いのは、地名から出来たもので、全体の8割も占める。そのルーツを解くのは、難しいが・・・。
 渡辺は、大阪の渡辺橋から。南原は、香川県高松市南原町から。小杉や小倉や柴田や竹内も同じ感じで出来ている。藤原もそうであるが、元は、平安時代に栄える藤原鎌足(ふじわらのかまたり)から。あちこち、その子孫が散ったが、藤原の血を残したいが為に、その地方の名と藤原の藤を一緒にして、栃木県の佐野からは、佐藤が、三重県の伊勢からは、伊藤が、石川県の加賀からは、加藤が、静岡県の遠江からは、遠藤が、滋賀県の近江からは、近藤が、広島県の備後からは、後藤が、栃木県の那須からは、須藤が、愛知県の尾張からは、尾藤の名字が生まれた。

 風景から生まれた名字もある。
 田中は、田んぼの中から、鈴木は、和歌山県の方言で、稲を干したものをスズキと言い、それから生まれていて、その総本家があり、残念なことに、122代目で、途絶えている。
 三河地方に行った鈴木家が繁栄して、徳川家康と親しくなり、その家臣になってものが多く、徳川家康と江戸に付いて行った関係で、愛知県、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県では、今でも、そこでは、一番多い名字になっている。

 珍しい名字としては、鼻毛、肥満、一(にのまえ)、九(いちじく)、日本、金持、正直、無敵、黄金、浮気などがある。

 私の名字、田原は、原田よりも、少ない。「たわら」とか、「たばる」とか、「たはら」とか、いろいろ言われる。多分、地名から来ていると思うが。小田原は、おだわらであり、田原坂は、たばるざかであり、刺激伝道系で有名な田原結節は、たわらけっせつである。
 私の名字は、本当は、「たわら」であったが、父が、勝手に、「たはら」としてしまった。まあ、どちらでもいいけど。
 Taharaと書くと、外国では、タアラと発音されることが多い様だ。ドイツ語では、Taharaは、確かに、ターラになる。で、ハをはっきりと言うのであれば、Tacharaか、Taxaraの方がいいかなあとも思う。スペイン語だと、Tajaraと書く。ロシア語だと、Taxapaとなる。フランス語だと、ハ行の発音がないので、Taaraとなるのかなあ。Tafaraと書くわけにいかず、いっそ、taraと書かざるを得ないのかなあ?タイに行った時、語学学校のタイ語の先生から、Thaharaと書いた方がいいですよと言われた。ヒンディー語とかベンガル語とかアラビア語では、日本人の名目を長母音で書くので、長母音と短母音をはっきり区別する意味で、タイ語では、Thaahaaraと書くべきかなあ。語学の取材でNHK東京から来た人は、私と同じ名字で、田原だったが、名刺には、Tahalaと書かれていた。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20カ国語で | トップ | 篠 笛 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事