日本の心・さいき

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北朝鮮雑感

2006-10-15 17:42:08 | Weblog
 北朝鮮が核を持つことを多くの国が拒否している。北朝鮮は、自分が核を持てば、安全と思って、核を持とうとしている。アメリカ、ロシア、フランス、中国など、大きな国は、持っている。大国は持っても何も言われず、そうでない国が持つと非難を浴びると言うのも何かおかしな気がする。国際的に見て、日本が持っても、不思議ではない。日本の技術力からすれば、1年も経たずして、可能と思われる。
  しかし、核を落とされた世界でただ一つの国、それも、一つでなく二つも落とされた国、その日本が、それを敢えて持とうとしない所に、日本の素晴らしさがあると思う。
 医療費で苦しんでいるのに、ミサイル一基で、かなりのお金が無駄になって行く。日本の軍事費の総額は、北朝鮮の何倍もあると思う。しかも、そのミサイルは、相手を殺すものだ。世界を一つの立場で見れば、人を殺す為の道具であることに間違いはない。
 広島の原爆ドームに行って、私は、原爆の恐ろしさを肌で感じることが出来た。浪人の時の下宿家の主人は、原爆が落とされた直前に、そこで軍事訓練をしていた。凄い爆音爆風と共に多くの部下を失い、片目がよく見えない状態で、地獄の中をさまよっていた様子を、私は、何度も聞かされた。
 
 誰も考えないことかも知れないが、金正日氏が、日本に亡命して、金正日家族を守り、日本が、諸外国から攻撃される可能性が少なくなることにより、今の防衛費を、医療や教育に回したら、日本は、世界中から絶賛を浴びるかも知れないけど、1万の内、1つもありえないだろうなあ・・・。

 アフガニスタンで医療活動をしている中村哲氏は、自分の診療所が攻撃された時、仕返しを決してしようとしなかった。回りのアフガニスタン人は、仕返しを決してしようとしない中村哲氏の仕方を批判したが、結局は、攻撃した側と仲良くなって中村哲氏の素晴らしさを後で悟っている。
 北朝鮮の多くの大衆は、普通の人だと思う。日本の戦前の姿と同じと思えばいい。私の父が言っていた、「変なことでも言えば、国賊として、軍から連れて行かれてしまう、歴史を教える場合も、教師は、上からのマニュアル通りに教えていた」と。現実に、父は、歴史を専門とする教師であったが、「雲の上から降りて来て・・・」などと、真面目に教えていた。

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