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ユーロの行方?

2010-02-16 09:32:21 | Weblog
 サブプライム問題で、行き場のないお金が円に流れ、円高となった。オバマ大統領は、出来る対策は全てって感じで迅速に手を打った。
 一方、ギリシャの財政問題(政権交替で、隠していた財政難が暴露された)で、ユーロの価値が落ち、ポーランドやスペインでも(ギリシャに貸し付けていることもあり)財政危機になりつつあり、EC全体の問題になりつつある。
 エッ、いつの間にって感じだが、これって、誰も予想しなかったことでは?
 ドルは円に対して、昨年9月110円台だったものが、90円前後と20%のドル安になっている。ユーロは、昨年9月160円台まであったのに、120円前後となり、30%近いユーロ安となっている。
 今から、ユーロはどう動くのだろうか?
 NHKの「クローズアップ現代」でも、この問題を扱っていた。
 「ユーロ」が導入されてから10年が経っている。初め、オーストリア、ベルギー、ドイツ、フィンランド、フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スペインの11ヶ国。次に、ギリシャ、スロベニア、キプロス、マルタ、スロバキアが加入して、現在16ヶ国加入。
 今回の様な試練は、初めてかな?!
 「クローズアップ現代」では、加入をしていない諸国の弱小通貨が、ユーロ以上に打撃を受けて、危機的な状況となっいるとのこと。それで、デンマークやスウェーデンなどが導入の意向を表明している。
 逆に、ユーロ参加資格に達していないリトアニアなどの諸国は、ユーロ加入の道がさらに遠くなっていくのだろうか?
 「トルコはECに参加出来ますか?」とトルコ人に直接尋ねたことがある。そのトルコ人は、「参加できれば嬉しいが、宗教の違いで、難しいだろう、・・・」と言われた。
 危機に直面して、ユーロの強さが証明された感じだが、それは、その周辺の国々に対してのみだ。弱小の国を参加させれば、ユーロは、益々弱くなる運命にある。
 ところで、円高で、不況が声高に言われているが、円高で良くなっているケースもあるはず。もしも余裕な円があれば、今こそ、高い円で、ドルやユーロを買っておくって発想、間違っているのかな?仕事ばかりしてゆとりのなかった団塊世代が、今、ヨーロッパ旅行なんて、いいのではないでしょうか。

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