１０万人に１人の死亡率・・・？！

　　毎日、新型インフルエンザパニック状態で、患者さんが来院する。多くの親御さんが、熱があれば、新型で、早く医者に行ってそれに効く薬をもらわないと、大変なことになると言う。
　そうでしょうか？
　客観的に見てみましょう。国立感染症研究所の１０月３０日の累計では、７月上旬（６日）以降の累計では、４３１万人となっている。（実際は、こんな数ではないだろうが・・・？！）
　一方、１１月１日までの国内の新型患者の死者は、疑い例も含めて、わずか計４３人となっている。
　と言うことは、新型インフルエンザの死亡率は現在のところ、１０万人に１人の割合になります。低いですね！
　季節性インフルエンザでは、直接死亡原因として1万分の1くらいでしょうか。となると、その１０分の１！
　子どもには抗体がないからひどくなると思われていたが、実際に診てみると、私の診る限り、季節性よりも少なくともひどいタイプとは思いません。
　感染症学会の提唱している様に、全例に抗インフルエンザ薬を投与と言うのは、ちょっと無理な気がしますが・・・。検査で陰性のことも多いし・・・？！

続・奇跡の生還・・・

　奇跡の生還が出来た裏には、海上保安庁の潜水士の活躍がある。
　携わった６人、皆、若い！インタビューされていたが、仕事でしただけですって感じで、極めて「謙虚」だ。（素晴らし、大拍手！）
　「オーイ、聞こえるか？」との質問に、
　「オイ、ここだ！助けてくれ！」との複数の声が聞こえてきたとのこと。
　その時、・・・「よく生きていてくれたなあと感極まるものがありました。必ずこの人達を助けようと思った。」と言われた。
　インタビューに、淡々と答えている。実に、素晴らしい！！
　医療だって、死にもの狂いで日夜頑張っている若いドクター何て、日本全国、沢山いる。教育現場でも、若い先生で、一生懸命に頑張っている人、沢山沢山いる。
　今日も、多くの人が知らない中で、他人の為に一生懸命に頑張っている若い日本人、国内だけでなく国外にも、いるのです。
　つい最近、JICA青年海外協力隊に参加して、アフリカから帰った若者が身近にいましたが、・・・今、就活しているそうですが・・・？！
　今の日本の若いエネルギーが世の中に上手く使われる様に、切に切に願います。