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中医学

2006-10-20 12:37:07 | Weblog
  16日(月)の朝、フェリーで八代まで行き、八代駅から、オレンジ鉄道に乗り換えて、佐敷に行き、今年の5月から設立された芦刈町立星野富弘美術館に行き(群馬にもある)、薩摩街道「佐敷宿」を見学し、そこにある唯一の宿屋に宿泊した。
 17日に、中医クリニックに行って、診察を見学した。院長の青木先生も、ハルピン医科大学名誉教授の趙基恩先生も、元気にしておられた。東京や神奈川や神戸や大阪からも、患者さんが噂を聞いて来ている。1年しか経っていなにのに、1日、50人ほど来ていて、テキパキと診療をしていた。ツムラのエキス剤を中心に治療をしているが、それで合わない場合は、生薬を組み合わせて煎じ薬を作っていた。西洋医学と中医学の良い所を組み合わせて診療している。外来の患者さんは、ニコニコしている。信頼し切っているのだ。アチコチで治らない人がここで治っているケースが多い。カルテには、脈診、舌診の所見を必ず、記載している。
 趙先生は、中国海洋大学と提携して、クリニックの2階にある研究室で、薬の研究をしている。既に、薬を作って売られている製品を見せてもらった(糖尿薬や脂肪肝などの薬)。民間の医院が大学と提携して研究しているケース、極めて少ないと思われる。
 先生に、自分の診療の仕方を再チェックしてもらった。無菌性髄膜炎で、ルンパールをしなくて、葛根湯+黄連解毒湯の注腸で治した多くの例、熱証での黄連解毒湯の注腸、カゼ予防と体質改善に、六味丸(腎陰虚)+柴胡桂枝湯(2週間おき、3日連続)など、20項目ほどを。
 又、蕁麻疹の治し方も、4つのケースでの使い方を教わり、結膜炎での柴胡清肝湯の使い方(前、教わっていたが、忘れていた)など、先生の部屋で、丁寧に教えてもらった。研究室も見せてもらった。
 「基礎が出来ていないので、・・・」と言うと、「自信を持って下さい。それでいいですから」と言われた。嬉しかった。その内、このクリニック、凄い患者さんの数なること間違いないなあ・・・。

http://www.ctm-clinic.jp/index.htm



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