シャンソン歌手リリ・レイLili Ley 2009年7月４日初めて出演したパリ祭

2009年７月５日に書いた
当時 ５４歳の私のブログを読んでみました。

初めて
ネオムスク石井音楽事務所が主催する
NHKホールでのパリ祭に招いて頂き
7月４日 土曜日に出演させて頂き
ゲンズブールのジャヴァネーズが
指定曲で
フランス語で歌い
7月11日にテレビ放映されました。

１２年前の５４歳の私は
今の100倍位は
体力があり
お店も経営していて
ピチピチ 1分刻みの
活動を すいすい泳いで
生きていました。

声も肌も 全身に
南国の
明るい太陽のエネルギー
みたいな沸き上がる情熱と
艶があったように
思います。

でも
現在の私の歌うフランス語シャンソン
のほうが
大舞台での立ち姿 歩く速度
舞台マナー
何もかも
多分
少しはマシになってきたみたいに
感じています。


これから１２年先
もし生きていて相変わらず
フランス語シャンソンを
大舞台で歌っていたとしたら
きっと

ああ～ 私６６歳の頃
若くて未熟だったわ～
でも 声にまだ色と艶があったわ
と
思うことでしょう。

１２年 干支が一回りしてしまうのに
まるで
初めてのパリ祭出演の日が
昨日の事のように
感じます。

パリ祭のシャンソン歌手は
私とフランス人以外はフランス語で
歌わなかった時代を経て

今年は
かなり
フランス語で歌う方々がいらっしゃる
みたい。

昨日
バンドリハーサルの時
フランス語で
一番 二番を
歌い
三番を
日本語で歌うという方を 数人
拝聴致しました。

私の耳には
フランス語シャンソンより
日本語シャンソンのほうが
リズム感的に
外国語に感じてしまいます。

フランス音楽シャンソンは
フランス語ポエムの
シラブルの数が
音符の数と一緒ですが
日本語に訳して
音合わせしても
日本語には脚韻が無いので
私の耳には
不思議に聞こえちゃいますが

パリ祭に出演するプロソロ歌手達は
皆さん
美声で ボリュームもあり
音程もリズムも素晴らしく
貫禄もあり
日本語で歌っていらしても
ついつい聞き入って
人間楽器としての
各々の
声の色艶を 楽しんでしまいます。

私は声楽家出身なので
声という人間楽器の音色が大好きです。
ガンバリズム無しで
自然に 天へ響く艶声で
語るような声が大好きです。

パリ祭に出演のプロ歌手達には
そう言う 色艶の音色を持つ
方々が沢山いらっしゃるのは
凄いと思います。

声の色艶は各人の身体の構造により
決まり
音楽性は人間性と生活様式 習慣
衣食住で 決まるのよ
と
芸大の恩師達に
教えられましたけれど
まさに！
そんな感じがいたします。

シャンソン歌手リリ・レイLili Ley 自分の声の色に飽きてしまう現象

パリ祭の バンド合わせの後は 一部 二部フィナーレの
立稽古
自分の立ち位置を指示して頂いたりするので
色々な歌手の皆さんと又
お会いいたしました。

帰宅してから
夜
大和田さんが お稽古にいらして
大和田さんが歌う 白いバラの
純粋な素直な声に
癒されました。

私は
自分の声に飽きてしまっていたみたいです。

練習している時は 夢中で自分を客観的に
聞いていますから
毎日毎夜
私の声ばかり聞いて
修正
考えて 又歌い
歌詞表現の嘘ぽい箇所を修正

癒されない私の歌唱にウンザリしちゃいます。

大和田さん～ 癒されたわ～

吉田屋さん閉店ギリギリに
大和田さんと2人で 冷やし中華やら
餃子やら
頂きに参りました。

吉田屋さんの主の福顔に癒されるわ～
と
異口同音
2人で言いながら パクパク。

すべて手作りの レトロ味
安すぎる値段
サービスの品の多さ
長年50年続く 街中華の昭和の雰囲気に
感謝です。

私は
引っ越してきて吉田屋さんを知り
初めての街中華を経験いたしました。
超庶民的！
なので新鮮に感じています。

癒されるわ～という割に
私自身が 疲れているわけでも無いですが
きっと
飾らない見栄を張らない 謙虚な雰囲気
ガンバリズム無しで静かな
コツコツ真面目タイプに
私は癒される人なのだと思います。

そんな人に私もなりたいですが

自分の声や音楽や自分自身や人生に
飽き飽きしたり
してしまうことばかりです。

特に音楽さんとは
別れられないのに
なかなか
意のままにならず 癒されない相手です。