シャンソン歌手リリ・レイLili Ley 下北沢 の 若い音楽家の気持ち

夜６時から
2時間 下北沢の スタジオを借りました。

隣の部屋を チラリ見したら
若い ピンク色髪の毛の
女性シンガーが
バンドマン達と
練習していました。

昨日は
我が家で ハイヒールを履いて
ステージングの
稽古を したのですが
白い床が 汚くなったので
慌てて
深夜
雑巾を掛けしました。
汗だくでした。


数日前
三年以上も 愛用した
柄の長い
水拭き モップが 壊れてしまい
床拭きは
お寺のお坊さんみたいな
古代式 拭き方で
しなくてはならなかったのです。

アマゾンで頼んだ 新しいモップが
本日 届きました。
あ～安心。楽チン。
私は化学雑巾より
雑巾やモップが好きなタイプです。

床は水拭きを毎日しても
スリッパや
足の裏が黒くなります。
掃除機を毎日かけても
毎日 ゴミがたまります。
美を求める作業は永遠に
続きます。

本日はスタジオ稽古でしたから
あまり
自宅の稽古場は汚くならずに
すみ
広い鏡張りの貸しスタジオの方が
俄然
自分の欠点が計り知れて
有難かったです。

衣装や靴 飲み物 荷物抱えて
稽古場へ行き
ドレスに着替え
2時間稽古するのも
床を這いつくばって 雑巾掛けするのも
初心です。

ダンサーも まずは床拭き
音楽家も 楽器磨き

若者気分で初心に戻れて
下北沢の街に 大感謝です。

シャンソン歌手リリ・レイLili Ley フランス語シャンソン一曲の為の愛

リサイタルの時
かつて60歳の時６０曲暗譜して
芝パークホテル ディナーショーで
皆さんのリクエストなさる曲を
ランダムに歌った
楽しい思い出があります。


二年前
40曲を
2時間45分かけてリサイタルで歌ったり
した時
かなり
記憶力や体力が
ぎりぎり
に感じたものです。

沢山の曲を学んで作品を
発表する体力や気力は
勿論
毎年 目減りしていきます。

とはいえ
１２年前
５４歳
初めてパリ祭に出演して
一曲 歌い終えたとき
息がはーはーして
心臓が破裂しそうで
体力限界かしら
と感じたし

毎年 NHKホールで
パリ祭の一曲を
歩き回りながら歌う舞台の袖で
もう～無理～
神様 お助けください～
と
祈りながら出陣したものです。


一曲だけ歌うコンサートに出演する
緊張感 ！特に
亡き芦野宏先生から
パリ祭だけは
特別です。
大変に緊張感をもって
衣装 選び 歩き方 舞台の歩数も数え
指1本の動きも計算して
真剣に よく考えて 学びなさい
と おっしゃった
言葉が
今 ますます身に染みます。

私の パリ祭出演を
推薦してくださったのが
石井好子先生か芦野宏先生なのか
パリの長南さんなのか
未だに分かりません。

運命を 受け入れて 毎年出演依頼を
頂くと
あー
失敗ではなかったのかも～
次回も 何とか しなくては～
真剣に悩む半年間です。

昨年はパリ祭が無かったので
今ハラハラ ビクビクしている
私とは別の私でした。

今年の依頼曲はリヨン駅
白いスパンコール ビスチェドレスを
準備しておいたのですが
私の前に歌う方が
白いドレスなので
急遽
銀と紺の アールデコ風スパンコール
ドレスを
購入しました。

亡き芦野先生から
貴女はアールデコの女ですよ
と
教えて頂いたことを
思い出し
そんな雰囲気のドレスデザインに
してみました。

その衣装に似合う髪型に
しなくては
と
本日は 美容院BEGINに
2ヶ月ぶりに
参りました。

白いビスチェドレスの為に
髪の毛を
伸ばしていたのですが
新たにゲットしたドレスデザインに
似合うように
かなり コンパクトサイズ
こじんまりしたヘアースタイル
に変えました。

明日は
また 鏡張り大きいスタジオを借りて
ドレスを着てみて
振付を 考え直します。はぁー
一曲ですが
リサイタル４０曲より 苦戦する
パリ祭ですが
幸せです。

一曲に愛を込めて いらした皆様へ
音楽の神さまへ
捧げたいです。