埼玉県の世界鷹グループの傘下に入っている本県阿賀野市、越の日本桜酒造改め越後桜酒造さんが新しい仕込蔵を建設したと新聞に書いてありました。こちらの酒蔵さんは低価格の経済酒を造って居られると認識しておりましたが、中でも低価格の大吟醸(一升瓶で2,500円前後)が好評なので、5年後には現在の二倍の量にするそうです。記事の内容や他からの情報をもとに計算すると、大吟醸を中心に一万石(一升瓶換算で百万本)も造る勘定になりますな。このご時世に凄まじい構想です。これが実現したらすごいことになるでしょうね。
低価格の大吟醸と聞くと どうしても良い感じは受けないんですが、とまと大福同様、やはり味見してみなくては… ってことで早速一本購入。
720mlで1,034円、数年前に菊水さんが「知命」と言う名の大吟醸を同じくらいの価格で限定販売されましたが、あの時も「どうしてこの価格に出来るの?」ってお客さんが不思議がって居られましたっけ。まぁ飲んだら納得されてたようでしたが。
こちらは菊水さんほど宣伝はしていないようですからご存知の方は少ないかも知れませんね。
ラベルには山田錦100%の表示、ふ~ん。
夜、腰を据えて唎き酒いたしまして、蔵の方向性ははっきり分かりました。酒ツウの方々が飲んだらどのような反応をされるか、大体察しはつきますが… これが売れているってことを我々業界人は悔しくても直視しなくてはいけませんなぁ。
マイタのブログをご覧の蔵元さま、あなたのお蔵は方向性が定まっておられますか?ちなみに、加茂の雪椿酒造さんもこのグループですよね。
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