練り粕です。この辺ではベタ粕などとも言いますが、全国的には奈良粕って言うのかな?奈良漬けが有名ですから。
お酒を搾った時に出る板状の粕を放置しておくとこのようになります。以前、我が家でも蔵元さんから頂戴した貴重な板粕を、冷蔵庫で大事に取っておいたらこのようになってしまったことがありまして、変化の過程が良く分かり勉強になりました。香りがどんどん変わって行くんですよね。ただ、常温なら理解できますが、冷蔵庫内で練り粕になったのは面喰いましたけど…発酵力が旺盛だったんでしょうな。
ドロ~ンとしてナスやキュウリを漬けこむのに最適、私は好物の人参を漬けたことがあります。人参だと水分が出てこなくて楽なんですわ。
ところで、この練り粕も含めて、酒粕がもう何年も不足気味なんですよ。大手の酒蔵さんが粕の出ない酒造りの方法を開発したのは何年前だったかな?今まで粕を大量に出していたところがそれ以来あまり出さなくなったんですから、そりゃ不足してしまいますわな。どんな造り方かって…その話しはまたあらためて。
そんな要因もあって、酒粕が年々ジワジワと値上がりしております。もちろん理由はそれだけじゃないんでしょうけど、市場原理が働いているのは明らかですな。中小の酒蔵さんは粕を出す従来の酒造りを続けていますが、それだけでは全然足りないんですよ。じゃあ大手がかつてのように粕を出す製法に戻せばいいのか… 昔は粕のやり場に困って不法投棄してた酒蔵さんがあったくらいですから、沢山あっても良いことばかりではありませんし。
何事もバランスが大事なんだという一例ですが、では誰がそのバランスをとるのか… 難問ですねぇ。
佐渡の海を楽しみたかっただけに、かなしいです(涙)
佐渡の風は秋って感じでした。
金鶴さんには、滞在中2回も寄らせていただきました。
これって練り粕っていうんですね。
ちょうど佐渡で同じものを見ましたよ。
どうやって使うのかなあと思っていた
ところでした。参考になりました♪
ほんと、金鶴さんの味の深みは、剣菱のロゴ文句じゃないけれど、「天下無比」だね。
芳醇・まろみです。
ライスワインなどという表現をする人たちにはわからん味です。
一滴のしょうゆに、がっちりとあう酒ですよ。
今年の我が家、1年おいて、ひさぴ゛さ味噌作りです。
ですから、発酵食品は大事にしましょう。
いかのあしでした。
アースセレブレーションに出かけた人たちも寒くて震えてるんじゃないでしょうか?
板粕と違って、練り粕は造っている酒蔵さんが少ないので、見たことない人もいらっしゃるようです。これで漬けた野菜、特に人参と大根は私の大好物です。
焼きマツタケで一杯やれたら至福のひと時を過ごせるのですが…
それ以外の食材でも十分楽しめますから、夢と願望は胸にしまっておきます。
コメントありがとうございました。
私の中でも「金鶴」は日本酒の中で1位です。
佐渡に渡るときは、必ず金鶴さんに寄らせていただいています。
佐渡の素朴な風景と社長夫妻の素敵な笑顔を思い浮かべ
ながらの一杯は、まさに私にとっての至福の時かと。
マイタ様
季節が秋に変わり、ますます日本酒が恋しい季節になりますね。
練り粕で作ったお漬物、食べてみたいですね~。
佐渡の金鶴さんのお店では、良くしていただきました。
機会がありましたら、よろしくお伝えくださいませ。