『江戸時代、桜正宗の祖山邑(やまむら)氏は西宮の酒が常に優れていることに気づき、杜氏や米を替えたりして研究した結果、その原因が水の力であることをつきとめた。以後、灘五郷の酒造家は、この水を仕込水に使っているが、往時は遠く四国や東京にまで運んだという。「西宮の水」から「宮水(みやみず)」と呼ばれるようになった。』
日本酒造りに適しているとされる灘の名水・宮水の簡単な説明です。仕込みの過程での影響はもとより、お酒の成分の役80%は水ですから、水の良し悪しは酒蔵にとってとても重要な事項なのですよ。
椎 隆信 著 『其蜩庵にて候』より (写真をクリックすると少し拡大されます)
ここに登場する「ケン」とは、佐渡の金鶴醸造元・(有)加藤酒造店の加藤 健 社長のことでして、平成5年に蔵を移転した時のエピソードなのであります。
金鶴をお飲みの皆さま、こういう話を聞くと一層美味しく感じるでしょ?
・
・
・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます