四十年来同じお酒を飲み続けて下さっているK田さんが、「お酒をみて欲しい。」と持って来られました。今月初めにお買い上げいただいたものでして、どれどれ、あらっ 少々濁ってるな。普段当店では置いていない銘柄で、K田さんからご注文を頂戴してからお取り寄せし、入荷次第にお届けしておりますので、流通の過程での変質は考え難い。見た感じ火落ちではないようですが…とすると…
昨夜飲んでいて少々味が違うと感じ、良く見たら透明度が低いような…と、今朝一番にご来店。K田さんに深くお詫びしてから早速仕入先に連絡、伏見の蔵元から問屋さん経由での流通なので手間がかかるのを覚悟しておりましたが、三時間ほどで問屋さんが新しいお酒を持って来てくれました。どうやら濁っていたのは一本だけのようなのですが、K田さんがその時にお買い上げくださった本数、すでに飲みほした数本も含めてそっくり交換します…と。
いや~、迅速な対応に驚いてしまいました。確かにお酒に濁りが出たのは造り手のミスではないかと思われますが、この素早さには高感度UPですわ。
濁ったお酒はこれから分析されて原因が究明されますが、結果がどうであろうと 今回の対応で きっとK田さんは益々このお酒を贔屓にして下さることでしょう。
勉強になりますなぁ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます