徳利(とっくり)。
注ぐときの音が「とくり とくり」と聞こえるからその名がついたとか。諸説ありますがそれがもっともきれいに収まりそうですので私はこの「とくりの音」説を支持してます。
日本の長い歴史の中で受け継がれてきたものだけあっていろんな材質や形状、色、絵柄があって楽しめますから、お酒を飲まない人でも醤油やドレッシングなどの調味料を入れて使ったらおしゃれですよね。
徳利と同じように使われている言葉で「お銚子」がありますが、本来銚子は長い柄のついた柄杓の豪華版のような形状で両手で持つ、三三九度などの儀式で使われるものを指したそうですから別物なのです。そうは言っても言葉は生きもの、時代がかわれば意味が変わるのも世の常ですし、今じゃ「オヤジ、銚子もう一本。」なんてセリフが日常的ななってますから(若い人たちには非日常かな?)目くじら立ててどうこう言うことではありませんけどね。ただ人前では徳利と言ったほうが波風が立たないと思います。
さて徳利と言えば、先日の徳利一輪挿しのタツザワがまだ元気にしてくれてます。
それぞれ別の場所に飾っていますが、並べたらどんなものかと思い一時的にこのように・・・
やっぱり別々に置いてあったほうがいいようです。それにしてもどの徳利も見事にもみじを引き立ててくれますわ。
さてと、それではそろそろ徳利本来の使い方をする時間が迫ってきましたので仕事をキチンと済ませてから晴れ晴れとしたこころで食卓に着きましょう。外は雨ですけど気持ちくらいは晴れやかに。
それでは本日も日本酒で乾杯!