お酒のラベルの原材料表示、来年の7月からは「米」の後に産地を表示するよう義務付けられるそうです。「佐渡産」とか「新潟産」、または「国内産」といった感じで。今朝のNHKのニュース番組でそんな話題があったので、こりゃ初耳だわ…と、金鶴のケンさん(加藤酒造店社長)に電話して詳しく教えていただきました。
どうやら物品の流通履歴確認(トレーサビリティ)の一環らしいですね。2008年・秋の汚染米騒動が少なからず影響しているのかな?ねちっこいようで恐縮ですが、汚染米ってなんだったっけ?と お忘れの方のためにちょいとおさらいを。
【日本には生息していないとされるカビが産出する毒素アフラトキシンB1。 B2、G1、G2、M1、M2など、数あるアフラトキシンの中で最も強い毒性を持つカビ毒で、国内基準では「検出されてはならない」とされるもの。それがギョーザ事件で有名になったメタミドホスとともに輸入米から検出された一件】
あの時はえらい騒ぎになってましたからねぇ。その後の調査で、「(加工後の)最終段階では人体に悪影響はありません。」と言うことで闇に葬られた、いえ、解決したアレですよ。まぁ原料米の産地を表示することがお客さんに有益なことならば喜ぶべきなんでしょうね。ただ、大分前に書きました「精米歩合の表示 云々」のように、数字や言葉が表示されることで誤解を招くってのもありますから、そこは我々酒屋がしっかり勉強しなくてはいけませんな。というか、特に私が。