ワインの瓶底に溜まった酒石(しゅせき)。皆さんご存じとは思いますが、ワイン中の酸の一つである酒石酸とカリウムが結合してこのような結晶になるそうです。「ワインのダイヤモンド」などと呼ばれることもあるようですが、私にはザラ砂糖に見えるんですよね。飲んでも害はありませんのでどうぞご安心を。
太平洋戦争中、酒石の結晶体が音波を敏感にキャッチする聴音材になることから、潜水艦や魚雷を探知する水中聴音機として用いられた… との話しを聞いた時は、研究者の発想というのは凄いですなぁ、と驚いたものですが、純米酒派のカリスマ・上原 浩さんの著書にもその辺の件が見られましたから、当時は結構知られていたことなんどろうと思うと時代の違いを感じますわ。もちろん今では無関係でしょうけどね。
「世界中の人が爆弾なんか作らないで、花火を作ればいいのにな。」長岡の花火大会を見物した裸の大将・山下 清氏がおっしゃったそうですが、何事も人さまに喜んでいただくのを前提に平和利用すれば、楽しい世の中になるんでしょうなぁ。
少々重いですか…