佐渡の酒屋兼蔵人・きらくあん氏が3年ぶりに本土上陸。
石川県の知人のところに用を足しに行き、帰りの足で我が家に一泊という計画です。
軽ワゴン車で能登まで往復となるとかなりの疲労と思い、早めに休ませてあげようと先ずは酒の支度を…。ちょっと飲んだらウトウトするかな?っと思いきや、相変わらずのタフガイですわ。夕方6時前に飲み始めて12時過ぎまでの酒盛りとなりました。彼らの佐渡でのペースを忘れてましたが、すっかり思い出させてくれましたね。
お客さんではあるものの気を使わないことにしてるので、途中で私は入浴するなどマイペースでおもてなし。このくらい気楽な付き合いが疲れなくていいんですよ。酒を飲んで話してると、あのころの櫂棒の入れ方はこうだったけど今はこうだとか、麹室ではこうやってるとか、仕込みに関する話題が多くなるのは自然の流れ、こういう細かい部分の話しが出来るのは楽しいものです。
きらくあん氏は冬の間、加藤酒造店で麹屋(新潟清酒達人検定 公式ガイドブック112ページ参照)の補佐役として活躍している男。ちなみに酒造りにおいて「一 麹、二 酛、三 造り」というように、麹つくりの行程は非常に重要な位置付けにある仕事でして、金鶴の味を大きく左右するところでもあります。
これはお土産に貰ったもの。彼の手製の焼物です。(一輪ざしは別) このように手先が器用なので蔵仕事でも重宝されているようです。杜氏のマサルさんからも信用されてますし。
お土産は他にもゴマ油や鯖の押し寿司などなど… しかし、こりゃあ一宿一飯のお礼にしてはもらい過ぎですな。