マイタのブログ

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理想の酒米?

2006年05月18日 | 食・レシピ

日本酒の原料のお米は「酒米」と呼ばれる特別なお米です。酒米にはいろいろな種類があり、日本中で最も酒造りに適している酒米が「山田錦(やまだにしき)」と呼ばれるものです。最高の酒米だから「ぜひ大吟醸用に」と、どこの酒蔵さんも山田錦を欲しがりますが、良質の山田錦は量が少ないので思うようには手に入りません。それならばといろんな地域で山田錦の栽培を試みたり、他の酒米で大吟醸を造ってみたりしましたが、どれも上手くいかず、70年もの間 発祥の地・兵庫県産の山田錦が酒米の最高峰に君臨しております。新潟の酒蔵さんも様々な酒米を試してみましたが、結局ほとんどの蔵が大吟醸には県外産の山田錦を使っており、「なんとか新潟産の酒米で大吟醸を造りたい」というのが酒造関係者の長年の夢でした。そして、新潟県がこの度「山田錦に匹敵する新潟産の酒米」として世に出したのが『越淡麗(こしたんれい)』という品種です。越淡麗で仕込まれたお酒は、現在 熟成期間中で、晩秋には発売される見込みです。060517_192537

果たして、山田錦に勝るお酒は出来るのでしょうか?その答えは半年後に出るお酒で皆さんが評価してください。楽しみですね~!

写真は大吟醸に使うため 越淡麗を40%まで磨いたもの(写真をクリックすると拡大できます)

コメント (2)
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