西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

昨日は遅かったので・・

2011-08-27 22:56:30 | 日記
昨日は関東地方のゲリラ雷雨で飛行機が遅れてしまって、家に帰ってきたのは11時過ぎでした。
しっかりした人間なら、ブログファンの皆様に向けて「ただいま~」と更新するべきところなのですが・・ゴメンナサイお酒(詳細 缶ビール500cc+焼酎ロック)の誘惑に負けてしまいました。

さてということで、この2.3日の報告をいたします。
札幌に行ってきました、その心は
第61回全国高等学校PTA連合会大会 北海道大会に出席するためです。
24日は移動と県単位の意見交換会で終了です(さすが北海道は遠いです)。
今回妻高校はひいらぎ祭と日程がかぶっていたので、私一人の参加となりました。
意見交換(夕食会を含めたものです)を終了後、ちょっと夜の散歩をしました。
私は何かしら、札幌には結構来ていて4~5回目になると思います。
若い頃(20代後半)始めていったときは、ススキノ、ススキノと向かっていましたが、さすが50を超えた今となっては、夜の札幌をカメラで押さえることに喜びを感じています。

9時過ぎから、ライカM3ズミクロン50mm(初期)とフジプレスト、そしてキャノンG12を携えてホテルの近く(札幌駅の近く、京王ホテル)をお散歩です。
感度400のプレストでも開放でスピード(シャッター)が1/4~1/8ぐらいですが、そこはプロの私です色々な心象的な写真を撮りました(と言っても現像はまだしていません)。
押さえでG12で撮った写真を載せますね
(超有名な時計台です)

(大通り公園です)
地図も持たずにカメラをぶら下げて・・最高のひとときでした。

次の日が開会です(3枚前の写真)
大会のテーマ「いのち 輝け!」~人・夢・愛 ひたむきに頑張る君たちを応援したい~。
この大会の準備は3年前からおこなっていますが、皆さんご存じの通り3.11東日本大震災が起こりました。
大震災といのち輝けがあまりに符合していましたし、またほとんどの演説、講演等がそこから入ってきました。
勿論被災された5県の高校からも参加されていましたし、あらためて災害の重みにうちひしがれた思いがしました。
大会は榊原実行委員長の開会宣言・相川会長(両人とも女性です)の大会式辞から始まりました。
お二人とも震災での災害から何とか立ち上がろうとする、「絆」の大切さからの導入でお話をされました。
来賓として文部科学大臣政務官 笠浩史氏・北海道知事高橋はるみ氏・札幌市長上田文雄氏が挨拶されました。
挨拶全体を通して(これは私の印象です)、今は時代の変換期である、どう変わっていくか間違えないよう、またこれからの日本・世界を担う高校生に未来への思いを託し、そのために出来ることを大人がやっていこうという内容でした。

基調講演は精神科医の香山りかさんです。
どういった話をされたか、短く書きますね。
精神科医として子供達の臨床に立ち会って気づいたのは、「普通の子・俗に言う良い子」が診察に来るそうです。
何故だろうと考えていたら、共通点を見つけました。
それは「自分に自信がない・自分のことが好きじゃない・・自己肯定感が欠落している」子達だったそうです。
自分に自信がないから(自分を肯定しきれないから)、親や周りの人たちに好かれようと演技しているそうです。
その状態で、否定的な言葉を言われたら(親や周囲から)一挙に自我が崩壊してしまうそうです。
その時の子供達の感情を上手く言い表した言葉を知りました、周りから好評価を得られながら彼らはいつもこんな言葉を頭に浮かべビクビクしてるそうです「・・いつか、僕の(私の)化けの皮がはがれる・・」
だからなおさら良い子の演技をし続ける・・悲しい話ですね。
せめて家庭では、地のまま、わがままな自分をそのまま受け止めてくれる環境が大切です。
そのためには、自分はどんなことがあっても「親から愛されている」という根源的な信頼感が必要です。
ですから親に、自分の素顔出せている子供は正常な成長をしています、親に毒舌はいたり、家ではだらしなくゴロゴロしたり・・親としてはあったまにきますが・・これが正常な成長です。
そのためには、大人が心にゆとりを持つ必要があります、ゆとりというか自分自身をそのまま受け入れることです。
失敗も未練などのマイナス部分も含めて、自分の人生をうけいれる余裕が必要です。
そんな話をしていました(いつもいっていますが、ボイスレコーダで聞き直していません、講演を聴いて私の頭に残ったところ(もしかして、私の思いも含めて)を書いていますので・・間違っていても責めないでください)

その後分科会に行きました。わたしが選んだのは第2分科会「進路指導とPTA」というものです。
4校のPTAの方が事例報告をされました。
ほとんどがキャリヤ教育のことです。
これは我が妻高校でも、地域の方々にお世話になり続けていっている、「「地域講師」とほぼ同じでした。
聞いている限りは妻高の方が進んでいるとさえ思いました。
一つ面白いなと思ったのは、生徒・保護者・教師が同じ本を読んで、ある共通のテーマについて考え話し合う「読書会」というものです。
最近話題になっている、灘校の伝説的教師「銀の匙-国語の授業」を思い出しました。
今は軽薄短小が時代の流れです。
わからないことがあっても、インターネットでクリック・・、すごく浅い知識だと思っています(これは自己反省です・・私も直ぐパソコンを開いてしまいます)。
あえて、非効率的な取り組みをされているのが、逆に先進的かなと思った次第です。

私はここで言いますが「費用対効果」なんて言葉大嫌いです。
これは株主のために作られた言葉で、真の意味での成長につながらないと・・うすうす思っています(声が小さい!と言う声が)。
この項の最後にキャリヤ教育の意味(何か近頃英語の言葉が多くて、なんかわかったような、わからないような言葉多いと思いませんか?)がはっきりと認識したので書きますね。

つまりキャリヤ教育とは若者を社会へ移行させる教育であり、社会への移行の準備教育
若者が社会で自分を活かした生き方をしていくためのサポートのこと(リクルート)

一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基礎となる能力や態度を育てることを通して、キャリヤ発達を促す教育(中教審)

中教審のことばでキャリヤという単語を残しているのが玉に瑕ですが、分かり易いでしょう。

さてその日の夕方はフリーです、でラーメン好きな私はここに行きました。

ところで気づいたのですが、札幌は自転車がすごく多いところでした。
通勤にすごく利用していました、また自転車を社会に溶けこさせるためにこのような標識がありました。
自転車は未来の乗り物(そして、完全無欠の)です、そのためには自動車優先の道路政策を早期に見直す必要があるでしょうね。

26日は最終日です。
オープニングに書道のパフォーマンスがありました、音楽と書のコラボです。


2日目の基調講演は元旭が丘動物園の園長小菅正夫氏でした。
動物の社会関係から人間の社会関係性を探る面白いものでした。
さて来年は和歌山で行われます、数百名の実行委員会の方達が来られていました。


さて今日は、妻高文化祭の2日目です。
これは面白かったです。
妻高得意の演劇有り

3年生がクラスの名誉をかけた真剣勝負の合唱コンクール有りの
(昼休みに炎天下で練習をしているクラス)

全国レベルの合唱部の美しい歌声有りの(殺生石は素晴らしかった、黒澤明の映画音楽を彷彿させてくれました)


でした、さて吹奏楽は合唱部に匹敵するくらいの美しい音楽を聴かせてくれました。
また恒例の指揮者体験では、客席から上がった生徒がタクトの代わりに、ポッケからキュウリを出してふるなど笑いを誘いました。

で演目が終わった後に、先生が実はもう一つ演奏曲があります、そして特別出演としてダンサーがいますと紹介されて出てきたのが、野球部でした。
AKB48のカチューシャの曲に合わせて振りのピッタリあった踊りを披露して、会場内大歓声でした(いつ練習したんだ?)


最後に校長先生の講評がありました、こう言われました「・・・見ている人に感動を与える力は、統一性だと思う、皆がまじめに真摯に取り組んでいる姿をみて感動しました、是非皆さんにはこのような表現活動を通して自己を肯定する気持ちを持ってほしい・・・」
私は今日の文化祭を見て、一所懸命歌い演じ、それを一所懸命聞いている姿に感動を覚えました。
誰一人として。いい加減なおちゃらけをせず、ユーモア・ジョーク・コントは真剣で品があり、とっても素敵な文化祭でした。
次に行われる、体育部がとっても楽しみです。

さて3日分で長くなりました、ゴメンナサイ(ここまで読んでくれた方エライ!)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする