西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

ネットニュース・新聞の記事

2010-11-21 22:18:58 | 日記
一括交付金が2年回にわたって1兆円規模で導入(ひも付きから、自治体の裁量で使えるお金へ)されるとのニュースがありました。

これが本当なら、自治体にとって喜ばしいことと思います。

ただそのお金をいかに有効に使えるか、自治体は試されています。
考えてみれば、使い道の決められた補助金は自治体にとって楽です。
何に使うか考えなくてすみ、責任のすべてを負わなくていいからです。

自治体の優劣が明白にわかる時代になってきました(もちろん議会の能力も・・)。

さて昨日の(11/20)の毎日新聞の記事を2カ所、切り取りました。
スクラップブックに貼りました。

それはこんな記事です。
東レ経営研究所特別顧問 佐々木常夫氏の「礼儀正しさは最大の攻撃力」
詳しくは新聞を読んでいただくとしてその要点を書きますね。
*仕事をしていく上で最も重要なことは、「礼儀正しくあれ」
*リーダーとは幼稚園で教わったことをきちんとできる人、それは「人にあったら挨拶をしなさい」「みんなと仲良く遊びなさい」「仲間はずれをつくってはいけません」「うそをついてはいけません」「間違ったことをしたら、勇気を持ってごめんなさいといいなさい」
*感謝の気持ちを持つこと
*服装を整えるのは、相手に対する敬意を表す
*時間を守る
*そういった「人間力」のある人がリーダー
*そして「正直さ」「謙虚さ」といった資質は人間力にとって大切な要素

以上でした、私は心から腑に落ちました。
司馬遼太郎という作家がいました、すべての作品を読んだわけではないですが、彼の描く主人公は日本人としての喜びを自然と湧かせてくれて好きです。

彼の対談集「民族と国家を超えるもの」にこんな文章がありました。
「とにかく日本人は上等になることですね。上等にならなくては日本人はこれから生きて行けないかもしれない」民族学者梅棹忠夫氏との対談より
この上等の意味は「誠実さ」を主としたまさに上記のことと同じ意味です。
資源もない日本にとって、大切なのは人間力の高さなのでしょう。

もう一つは、野坂昭如さんの「七転び八起き」(農業の自由化)の文章です。
TPP問題で右往左往していることに、一刀両断です。
工業化を図る上で田を捨てさせて、そのくせ自給率の低下を憂い、そして自由な貿易か農業かでゆらゆら揺れる国を批判しています。

農(食)は国の中心施策です。

日本と同じように敗戦国となったドイツは決して農業を捨てなっかた。
ところが日本はいとも簡単に工業製品輸出の犠牲として農業を捨ててしまった。

米離れを推奨する得体の知れない次のような説を流します、「米を食べると頭が悪くなる」医学博士林氏(ちなみにこれは全く間違っています。

米作の調整、補助金、減反政策など農の保護といわれた政策が、農家の創造性・自主性・プライドを損ない、農にたずさわる人が減り、高齢化し、耕作放棄地は増えていく原因を作ります。

最後にこう締めています「工業も農業も大事・近隣諸国を始め外国とうまくやっていくことも重要。だが一番大切なことは、民を飢えさせないこと。農を捨てた日本はどこに行こうとするのか。」
コメント
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