何度か話しましたが、我が大学の空手道部は対外試合禁止でした。
従って、稽古のほとんどはジミーーーな(そして、ものすごく疲れる)基本、形の繰り返しでした。
基本練習の数だけは、他の大学の何倍もやった自信があります。
延々と続く、騎馬立ち中段突き、何往復するんだとつっこみたくなる移動稽古。
それでも人間の順応性はすごいものです、次第になれてくるんです。
すると、うまく力の抜きどころが見えてきます(2時間繰り返したら、死にます)
稽古は時間をやり過ごすために、いかに力を抜くかが課題になってきます(いっときますが、間違った考えですよ)。
恐怖の金曜日というのがあります、どういう事かというと金曜日は夜間練習なのです。
6時から8時が練習時間です、何故夜間かというと、仕事が終えたOBが練習にくるんです。
めんどくさいおじさんたちが来た(いっときますが、歴代みんな思ったと信じます)、先輩方はかわいい後輩に自分の技を伝授したいという、ありがたい心で来られたんだと思います(けっして、会社もしくは家庭でのむしゃくしゃした気持ちをスカーッとさせるため来たとは思っていません、押忍)。
練習が始まると、騎馬立ち正拳突きをしながら、下を見ます(道場は2階にありました)、何を見ていたか?
それは恐怖の13代が来るかどうかを見るためです。
僕は23代でちょうど10歳年上です。
13代は黄金期でした、この前後は卒業すると外国に空手の指導員として羽ばたいたり、きら星のごとく輝く先輩が居ました。
実際、今の私の道場「南空会」の母体「国際空手道松涛会」の神原会長は13代の先輩です(会長いつもありがとうございます)。
また空手の動きも現在の「協会系」や「松涛会」系と違い、とてもダイナミックなものでした、うちの大学の横蹴りは蹴上げ・蹴込みの中間で、びしっと決めていました。
今のように分かれていなかったような気がします。
で13代が来るとどうなるか、まず練習が8時に終わりません、そのうえ練習の最後は組み手になり、それが延々と続きます。
さて全空連(日本最大の競技団体)に加入していない僕たちの組み手はどんな形になるか?
F先輩が指示してくれます「顔面?当然OK」「力抜いた組み手何かするな!!」
僕は平和主義で人の顔は殴りたくありません、でもそれ以上に殴られたくありません。
どうするか、殴りたくないけど・・、殴られる前に殴れ・・。
同級生の鼻がひん曲がりました、後輩の肋骨が何故か折れました。
それは何故か僕の前で起こりました、またちょうど極真会がブームの時だったので、ローキックに後ろ回しけりが盛んでした。
顔が標的となると、なかなか近づけません、ローキックで足を痛めつけ
隙がでたら顔面に追い突きです、極めて単純な戦法でした(腹部はどんな攻撃も効かなかったので、誰もねらいません(以前ブログで書いたように腹部は徹底して鍛えられた))。
花金が終了する頃になると、僕たちは「ボロボロ」になっていました。
今でもあの絶望的な気持ちを思い出します、13代の先輩方特にF先輩の顔が見えた瞬間「終わった・・何とか怪我をしないように(怪我をさせないようじゃない)終わりたい(メソメソ)」
でも毎回、仕事を終えてすぐに、母校の空手道部に指導に行くのは、なかなかできることではないな、とその後社会人になった僕は思いました(13代の先輩方感謝です)
従って、稽古のほとんどはジミーーーな(そして、ものすごく疲れる)基本、形の繰り返しでした。
基本練習の数だけは、他の大学の何倍もやった自信があります。
延々と続く、騎馬立ち中段突き、何往復するんだとつっこみたくなる移動稽古。
それでも人間の順応性はすごいものです、次第になれてくるんです。
すると、うまく力の抜きどころが見えてきます(2時間繰り返したら、死にます)
稽古は時間をやり過ごすために、いかに力を抜くかが課題になってきます(いっときますが、間違った考えですよ)。
恐怖の金曜日というのがあります、どういう事かというと金曜日は夜間練習なのです。
6時から8時が練習時間です、何故夜間かというと、仕事が終えたOBが練習にくるんです。
めんどくさいおじさんたちが来た(いっときますが、歴代みんな思ったと信じます)、先輩方はかわいい後輩に自分の技を伝授したいという、ありがたい心で来られたんだと思います(けっして、会社もしくは家庭でのむしゃくしゃした気持ちをスカーッとさせるため来たとは思っていません、押忍)。
練習が始まると、騎馬立ち正拳突きをしながら、下を見ます(道場は2階にありました)、何を見ていたか?
それは恐怖の13代が来るかどうかを見るためです。
僕は23代でちょうど10歳年上です。
13代は黄金期でした、この前後は卒業すると外国に空手の指導員として羽ばたいたり、きら星のごとく輝く先輩が居ました。
実際、今の私の道場「南空会」の母体「国際空手道松涛会」の神原会長は13代の先輩です(会長いつもありがとうございます)。
また空手の動きも現在の「協会系」や「松涛会」系と違い、とてもダイナミックなものでした、うちの大学の横蹴りは蹴上げ・蹴込みの中間で、びしっと決めていました。
今のように分かれていなかったような気がします。
で13代が来るとどうなるか、まず練習が8時に終わりません、そのうえ練習の最後は組み手になり、それが延々と続きます。
さて全空連(日本最大の競技団体)に加入していない僕たちの組み手はどんな形になるか?
F先輩が指示してくれます「顔面?当然OK」「力抜いた組み手何かするな!!」
僕は平和主義で人の顔は殴りたくありません、でもそれ以上に殴られたくありません。
どうするか、殴りたくないけど・・、殴られる前に殴れ・・。
同級生の鼻がひん曲がりました、後輩の肋骨が何故か折れました。
それは何故か僕の前で起こりました、またちょうど極真会がブームの時だったので、ローキックに後ろ回しけりが盛んでした。
顔が標的となると、なかなか近づけません、ローキックで足を痛めつけ
隙がでたら顔面に追い突きです、極めて単純な戦法でした(腹部はどんな攻撃も効かなかったので、誰もねらいません(以前ブログで書いたように腹部は徹底して鍛えられた))。
花金が終了する頃になると、僕たちは「ボロボロ」になっていました。
今でもあの絶望的な気持ちを思い出します、13代の先輩方特にF先輩の顔が見えた瞬間「終わった・・何とか怪我をしないように(怪我をさせないようじゃない)終わりたい(メソメソ)」
でも毎回、仕事を終えてすぐに、母校の空手道部に指導に行くのは、なかなかできることではないな、とその後社会人になった僕は思いました(13代の先輩方感謝です)