西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

空手の話⑨

2010-11-16 23:11:18 | 日記
何度か話しましたが、我が大学の空手道部は対外試合禁止でした。
従って、稽古のほとんどはジミーーーな(そして、ものすごく疲れる)基本、形の繰り返しでした。
基本練習の数だけは、他の大学の何倍もやった自信があります。
延々と続く、騎馬立ち中段突き、何往復するんだとつっこみたくなる移動稽古。

それでも人間の順応性はすごいものです、次第になれてくるんです。
すると、うまく力の抜きどころが見えてきます(2時間繰り返したら、死にます)
稽古は時間をやり過ごすために、いかに力を抜くかが課題になってきます(いっときますが、間違った考えですよ)。

恐怖の金曜日というのがあります、どういう事かというと金曜日は夜間練習なのです。
6時から8時が練習時間です、何故夜間かというと、仕事が終えたOBが練習にくるんです。

めんどくさいおじさんたちが来た(いっときますが、歴代みんな思ったと信じます)、先輩方はかわいい後輩に自分の技を伝授したいという、ありがたい心で来られたんだと思います(けっして、会社もしくは家庭でのむしゃくしゃした気持ちをスカーッとさせるため来たとは思っていません、押忍)。

練習が始まると、騎馬立ち正拳突きをしながら、下を見ます(道場は2階にありました)、何を見ていたか?
それは恐怖の13代が来るかどうかを見るためです。
僕は23代でちょうど10歳年上です。

13代は黄金期でした、この前後は卒業すると外国に空手の指導員として羽ばたいたり、きら星のごとく輝く先輩が居ました。
実際、今の私の道場「南空会」の母体「国際空手道松涛会」の神原会長は13代の先輩です(会長いつもありがとうございます)。
また空手の動きも現在の「協会系」や「松涛会」系と違い、とてもダイナミックなものでした、うちの大学の横蹴りは蹴上げ・蹴込みの中間で、びしっと決めていました。
今のように分かれていなかったような気がします。

で13代が来るとどうなるか、まず練習が8時に終わりません、そのうえ練習の最後は組み手になり、それが延々と続きます。

さて全空連(日本最大の競技団体)に加入していない僕たちの組み手はどんな形になるか?

F先輩が指示してくれます「顔面?当然OK」「力抜いた組み手何かするな!!」
僕は平和主義で人の顔は殴りたくありません、でもそれ以上に殴られたくありません。

どうするか、殴りたくないけど・・、殴られる前に殴れ・・。
同級生の鼻がひん曲がりました、後輩の肋骨が何故か折れました。

それは何故か僕の前で起こりました、またちょうど極真会がブームの時だったので、ローキックに後ろ回しけりが盛んでした。

顔が標的となると、なかなか近づけません、ローキックで足を痛めつけ
隙がでたら顔面に追い突きです、極めて単純な戦法でした(腹部はどんな攻撃も効かなかったので、誰もねらいません(以前ブログで書いたように腹部は徹底して鍛えられた))。

花金が終了する頃になると、僕たちは「ボロボロ」になっていました。

今でもあの絶望的な気持ちを思い出します、13代の先輩方特にF先輩の顔が見えた瞬間「終わった・・何とか怪我をしないように(怪我をさせないようじゃない)終わりたい(メソメソ)」

でも毎回、仕事を終えてすぐに、母校の空手道部に指導に行くのは、なかなかできることではないな、とその後社会人になった僕は思いました(13代の先輩方感謝です)

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猫のお礼(?)

2010-11-16 00:02:50 | 日記
今日もいつものように、市役所に行きました。
市役所の議会事務局には新聞が三紙あります。
宮日・毎日・朝日です、我が家は宮日と毎日を取っているので、ここでは朝日に目を通します。

気になった記事はコピーしてファイルに綴じています、大きな記事でなくちょこっとした記事にキラリとしたものを感じてスクラップしています。

パソコンでニュースも見ていますが、やはり情報の把握では新聞に軍配があがります(軍配で思い出しましたが、白鳳負けちゃいましたね・・)。
写真も同じです、PCの写真を見るのと、紙焼きした(プリントのことです)ものでは、見れる早さ、見る方と情報(写真のこと)の感覚のずれは紙焼きが遙かに少ないです。
PCで見るのはまどろっこしいし、途中で飽きちゃいます。(以前CD写真集が盛んに行っていましたが、静止画を見るのなら紙の写真集にかなうものはないでしょう)

そんなかんなで情報を会派室で集めていると、電話が鳴りました町中の道路で不具合があるので、見てほしいとのこと、すぐ安全バイスクル(短距離用)で行き、確認をしました。
それを建設課にお話しさせてもらい、見てきてもらうように伝えました。

さて昼過ぎ家から電話がありました、妻からです。
「あのね、鴨がいるの」
「かも?どうゆうこと?」
「猫が(うちに居着いている猫たちのことです)どっかから捕まえてきて、・・それが庭先にいるの」
さてここで注意をしなければいけません、うかつなことを言ってしまうと、取り返しがつきません。
悪例1「へー、じゃあ今日は鴨鍋だね」 冗談でも言ってはだめです(本気だったらなおのこと)小動物好きな妻にとって、 夫<かわいい動物 だからです
悪例2「そのまましておいたら」 元々頼りないと思われている夫の価値は地に落ちます
悪例3「動物病院に行ったら」 これは我が家の経済状態を見たら無理です、言えば絶対連れて行くでしょうから。

取る手は一つです、とにかく話を聞くことです、敵がいや妻が何を欲して私に電話したかを探るため。

まーいろいろ話を聞きましたが、結論は「帰ってこい」そう言うことでした。
仕事を途中で終え、自転車で家に帰りました。

小鴨です、首にかまれた後がありますが、まあまあ元気そうでした。
「どっからひっぱてきたんだろう」不思議です。 

とりあえず応急処置をして、自然に帰すことにしました。
軽トラに乗せ、家の周りを走ります、都万神社、櫻川・・どこにも鴨が居そうなところはありません。
それでちょっと離れていますが、稚児が池に連れて行くことにしました。水辺に帰してやりたかったので、ペダルボートが置いてあるちょっと先のお墓の下(下に降りやすかったので)に行き、放しました。

小鴨はぴょこたんぴょこたんと水際に歩いていき、水をひとしきり飲んで、池の中心にむかって泳いでいきました。

妻はじーと池を泳いでいる小鴨を見ています、なんとか回復してくれればいいんですが・・・。


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