こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

今度こそ「ほんとうの市民参加」で!・・・・予算委員会報告①

2021-03-13 09:45:20 | 市政&議会報告

4日間連続の予算委員会で、ここに書き留めておきたいこともありながら、翌日の準備が間に合わずスルーしていました。

予算委員会と一般質問で取り上げてきたことから、いくつか報告します。

順不同ですが。

 

まずは、「公共施設のこれから」について。

駅前図書館はオープンするけれど、その他の社会教育の施設、公民館や青少年ホームは、「まさに老朽化」です。

「30年以上たって老朽化が激しい」と言って、駅前のアルザ商業施設に賃貸で整備する図書館よりもずっと。

テクスピア大阪も市の所有ですが、利用料が高くて簡単には使えない。

13ある長寿園も「小学校区に1か所」に集約の計画です。

市民会館がなくなって、本当に泉大津は、市民が自由に使える場所が少ない。

 

2017年に作った「公共施設適正配置基本計画」の見直しの時期を迎えます。

公民館も青少年ホームも、ほったらかしで図書館移転だけ爆走。「現図書館の活用をどうするのか?図書館と複合化する計画だった南公民館をどうするのか?青少年ホームはいつまで使うのか?廃止のあとはどうするのか?」何度聴いても、はっきりした答えが返ってこなかった問題に、初めて、一定の方向が出てきました。

「2021年度、2022年度の2年間をかけて、学校と公民館など社会教育施設、全体の整備計画をつくる」ということです。

児童・生徒数が減っていく学校の施設も、地域に開放して市民が利用できる場所の検討も視野に入れて。

ならば、その計画のスタートの段階から、市民参加のワークショップなど、議論の場をつくることを提案しました。

 

図書館移転は「計画」を作って、わずか2か月後に「計画」と違う方向に走り出し、市民へのお知らせは決めてから。ワークショップ、アンケートなどで「市民の声を聴いた」というけれど、市が決めてから、決めたことの大枠の中で「聴いた」ということにすぎない。

市民会館跡地の活用についても、東京まで出かけて企業相手の説明会はしても、地元説明会もなく一度、開催した「キックオフセミナー」なるものも参加者からの質問に答えるのでもなく、意見を聞くのでもなく。そして公園の設計ができた段階で「どんな公園に?」と市民公募のワークショップはしたけれど、今までパークゴルフで利用してきた人たちは、「3月末で閉鎖」の張り紙一枚で追い出されます。

図書館2階のにんじんサロンは、図書館の閉館とともに、移転。移転先の市民活動支援センターを運営運営するNPO法人の公募のときには全くなかった話を、受託した法人と昨年秋から水面下で(要するに秘密で)話し合いを重ね、議会への「お知らせ」は3月5日に一枚のペーパーで。利用者団体への報告は3月11日。

「参画と協働の推進」を謳った条例は、形骸化されています。

だから「今度こそ」なのです。

「アンケートなど、広く市民の声を聴く」と答弁がありましたが、「議論のスタート段階からの市民参加」が大切だと思うのです。

 

「公共施設は、単なるハコではない」「そこを利用する市民が命をふきこんできた」という事も言いました。

公共施設は、市民が学び、集い、交流しながら、この街で暮らし続けるために、なくてはならないもの。

そこで創られた有形無形の活動の成果、つないできたバトン。それは市民が創る泉大津の文化。

素晴らしいものがたくさんあります。

 

明日は、図書館サービスについて書きます。

 

 

 

 

 

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