こんにちは! ただち恵子です

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決算委員会1日目・・・市民会館閉館その後

2016-09-16 20:58:24 | 市政&議会報告
今日から、2015年度の決算審査特別委員会が始まりました。

委員長を含めて、各会派から1人ずつの6人で構成。

「決算書」その他の資料に基づき、市政の様々な問題について検証します。「検証」は今後の行政をよりよいものにしていくために。


今日は、一般会計歳出の「総務費」、「民生費」の質疑が終わり、「衛生費」の途中まで。


総務費の款で、市民会館の閉館後の問題について2点。

老朽化し耐震化も困難な市民会館を今年の12月末で利用を停止し、年度末には閉館とすることが決まっています。

残念ではありますが、いたしかたないことと判断して、昨年の12月議会で「閉館」に賛成しました。


ひとつは、市民会館の一角にある、男女共同参画事業の拠点、通称「にんじんサロン」の移転先。

利用団体の皆さんからの「閉館後の移転先は?」の質問に対する回答が今にいたってもなく、「検討中」の繰り返し。「どうなるのか?ほんとにまだだ決まっていないのか?」という声もお聞きしてきました。

今朝、市役所に行くと、議員の連絡箱に「男女共同参画サロン(にんじんサロン)の移転について(ご案内)」という一枚のペーパーがありました。


それによると「移転先は、市立図書館2階会議室。来年1月5日~」とのことです。「当面の間」ということなので、暫定的なもののようです。


というわけで、絶妙なタイミングで「お知らせ」があったので、決算審査の席上で問う必要はなくなりましたが、しかし、あえてあらためて「男女共同参画の事業を進めるにあたっての拠点施設の設置」を条例で定めていることの意義、「無くなる」ことが決まっているのに「移転先」が決まらず、ここまで遅れたことの責任については率直に指摘させていただきました。



もうひとつは、「市民会館閉館」の行政の判断と同時に「代替施設」として説明された「テクスピア大阪」の利用料金の問題です。

「市との共催、市の後援、市が補助金を交付している、負担金を分担している団体」と、「それ以外の一般の利用」との間に、料金の減免率に差をつけています。前者であれば、現行の市民会館とほぼ同等の料金になりますが、そうでなければかなり割高です。

「市民会館」は文字どうり「市民の会館」として、「営利目的であれば割り増し料金」という以外は、平等でした。その代替施設というなら、補助金を受けている、いないということでの差を設けるのは、おかしいのではないか?というのが、私の意見です。むしろ、生まれたばかりの団体であっても、または個人であっても、「こんな集いをしたい」「こんな映画の上映をしたい」「コンサートをしたい」・・・その夢を形にできる場として、人と人とが出会う場として、誰もが使える場所であってこそ「公の施設」と言えるのではないでしょうか?

同じテクスピア大阪の5階に、「市民活動支援センター」を開設し、市民の様々な活動の立ち上がり、交流、発展を支援しようという市の施策からも、この料金設定は矛盾しています。


新たな料金体系は、市民会館の利用停止後、来年1月からですが強く再考を求めました。


明日からの3連休のあと、決算審査が続きます。したがって、この連休は、「決算書」、過去の会議録、その他の資料に埋もれて過ごします。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
補助金 (おっさん)
2016-09-17 14:35:15
補助金をうけてない団体のほうが、財布が厳しいと思いますが。
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Unknown (ただち恵子)
2016-09-17 19:08:26
「おっさん」さんへ

普通に考えて「その通り」です。

「市民活動」とは、」誰にとっても手の届くものでなければ・・・と思います。
返信する

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