月に一度、発行している地域の後援会ニュースの一面に「オリンピックは中止して コロナ対策に全力を」と書きました。
早速、お怒りの電話がありました。
ご縁があって、この5年間ほど、毎月のニュースをお届けしている方からでした。
「オリンピック中止って、アホなこと言うな!」
「選手の気持ち、考えてみろ!」
4年に一度の、この時のために、厳しい鍛錬を積んでこられたアスリートの皆さん。あるいは、この大会が人生で最後の舞台であるかもしれません。
しかし、それでも、オリンピック、パラリンピックで人の流れが大きく動き、感染を広げるリスクが避けられないとしたら、どんなに辛くても、残念でも「“五輪”より命が大切」と言う判断をしなければならないのではないでしょうか。
「ここまできて、今さらやめられない」という意見もあります。
「五輪は自然現象ではなく、人間が行うイベントだ。そうであるならば人間が止めることはできる。五輪開催によって追加の感染リスクや亡くなる方が出てきてはいけない。
政治が決断すれば、いつであれ・・・開催の直前であっても、場合によっては始まっていても・・・中止できる。
『国民の命と健康を守れない』となれば、いつであれ中止を決断しなければならない。」
志位委員長の記者会見で、記者の質問に答えた言葉でした。
高校時代、山岳部で一年中、週末は山でした。
特に「夏休みは、山にいくためにある」などど言ったものです。
悪天候で頂上がすぐそこでも、「引き返す」という決断をしなければならない時もありました。
話のスケールは違いますが、“怒り主”のお電話の声を聴いて、そんなことも思い出しました。
「“五輪”より命」を掲げて、東京都議選もスタートしました。