こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

市立病院のこれから

2020-12-09 17:00:15 | 泉大津市立病院問題

「市立病院のこれから」が争点となって、今、市長選挙の真っ最中。

 

告示直前の12月2日、HP上で「市長メッセージ」(市立病院のこれからについて)という動画がアップされた。

今も、市のHPのトップ画面、「トピックス」から視聴できる。

「現役市長の立場を利用した選挙運動ではないか?」と言う声もある。

もっともな意見だと思うが、その内容も、まるで「悪徳商法か」と思わずつぶやいた。

 

方や、市民の税金を使ったHP、このブログは「私の勝手なつぶやき」。

多くの市民が「公式HP」の情報にふれ、そして信頼もするだろう。

「大砲に竹槍」かもしれないが、私なりに「悪徳商法」について論じてみたいと思う。

 

新病院の「建設費+医療機器」の「120億という数字がひとり歩きしている」と」言い、「120億のうち、60億は生長会(府中病院を運営する社医療法人)が負担する。市負担の60億のうち、半分は国からの交付金。つまり市の実質的な負担は30年間で30億。1年間で1億」

この「1億」が強調される。

 

「今の病院は、13億から16億つぎ込んで、やっと建っている」という。

 

そして聞いている人は「13億円から16億円」が「1億円」に激減すると思うだろう。

違う。

 

「建設費等」の話では、「国の交付金」を差し引いた金額を「実質的な市の負担」という。

一方、今、一般会計からの繰り入れにも、国の交付税措置があるが、それにはふれない。

 

「13億から16億、繰り入れてやっと立ってている」というが、南出市政の3年間、今年度を除いては一般会計からの繰り入れは9億。

「13億~16億入れて、やっと建っている病院」だという認識なら、「9億」頭打ちを3年間続けて、あえて「立っていられない」状況をつくったのか???

 

9億円のうち、国の交付税措置は約5億3千万円。

「建設費等」の「実質的な市の負担が1億円」というなら、毎年度の繰り入れの「実施的な市の負担は3億7千万円」ということになる。

 

市長の動画をみて、あるいは選挙期間中のスピーチを聞いて、「13億~16億が、1億円になる」と勘違いした人は、どうぞ考えを改めてください。

 

この続きは、また改めて。

 

 

 

 

 

コメント
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