こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「参画と協働の条例」に照らして

2019-09-20 20:51:24 | 図書館問題
決算委員会4日目。

一般会計歳出教育費から公債費など、そして歳入全般。一般会計の質疑は終わり、週明け特別会計へ。


教育費の質問は少人数学級、学校給食と栄養職員の配置、教科書採択と展示会、学校における教師の体罰・暴力、学校図書館、学童保育、そして図書館移転問題など11項目になった。



「泉大津市参画及び協働の推進に関する条例」の第8条「市は、次に掲げる事項を行おうとするときは、市民参画の手続きを実施しなければならない。」

その(3)広く市民の利用に供される大規模な施設の設置に係る基本計画の策定及び変更


ここでいう「大規模な施設」に図書館は含まれるのではないか?と質問し、

答弁は「含まれる。」

「・・・次のいずれかに該当すると認める時は、市民参画の対象としないことができる」とした例外規定に、今回の「図書館移転整備」は含まれるか?と質問し、

答弁は「含まれない」。


そうであるなら「図書館の移転の是非について、市民に問わずに進める」ことは、条例違反ではないのか?

「いえいえ、アンケートも団体ヒアリングも、ワークショップも、パブリックコメントもして、市民の意見は聞きました。その中で、駅前移転に反対の意見もあり、賛成の意見もあり、最終的に駅前移転を決定したものです。」というような答弁が繰り返されている。

聴くタイミングも、聞き方も「条例」が求めている趣旨に反しているというのが、私が言いたいところだ。


政策決定を行う前に「聴く」ということ。

正確な情報を提供して、その上で「聴く」ということ。

そうでなければ、市民は、その政策決定に「主体的に参加」することはできない。




「図書館の移転の是非」について問うことなく、行政の判断で「是」として、着々と既成事実を積み重ね、行政が「是」とした範囲の中で、「意見」を聴いてもそれは「聴いた」ことにはならない。


この3連休は、様々な市民活動に参加しながら、市民のご相談に応えながら、国保、介護など特別会計の決算審査に備え、病院や水道の事業についても考えます。
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