こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「休日保育」を必要とする親と子のために

2015-09-09 21:22:49 | 保育・子育て
今年から5年間の、子育て支援に関する計画は「いずみおおつ子ども未来プラン」と名づけられました。

「プラン」策定のために行われたアンケートにで「休日保育」の必要性を問う質問がありました。


アンケートの結果は

「日曜・祝日の定期的な保育サービスを利用する必要はない」と答えた方は74.9%。4分の3に留まっていることに、正直驚きました。

「ほほ毎週利用したい」と「月に1~2回は利用したい」をあわせると16.1%。

自営業など「日曜が休みではない」世帯だけでなく、勤め人でもシフト制など不定休の働き方も増えているのかもしれません。

市が行った調査で、これだけのニーズを把握しているのに、「プラン」の中には「休日保育」については「検討する」とさえ書かれていません。



一昨日の一般質問の中で、この問題もとりあげました。

答弁は「今後5年間の中で対応すべき事業とはしていない」「次期計画策定時の検討課題に」。


「5年後」といえば、アンケート調査に答えた家庭の子ども達は、もう小学生。保育が必要な年齢を通り過ぎています。

アンケートでは、「必要」と答えた人に、「朝の開始時間」、「夕方の終了時間」の希望まで聞いています。

期待を持って答えた方もきっとおられるでしょう。


「休日保育」は、今ある保育所か子ども園の有効活用でできる。そのための新たな施設を作る必要はないということを、当然のことですが、質問の中で確認しました。


それでも「次期計画策定時の検討課題」の答弁は変りませんでした。



私が、この問題を通して問いたかったのは、「市民の声を聴く行政の姿勢」そのものです。


「計画」策定あたっては、必ず「アンケート調査」をします。

子育て中のお父さん、お母さんが、「アンケート」に答えるというのも“一仕事”です。

願いをこめて、期待をもって、回答されたことだろうと思います。





私達、議員団も、毎年ではありませんが「市民アンケート」に取り組みます。

昨年のアンケートで「このアンケートの結果が本当に生かされるのですか?」と書かれた返信がありました。

お寄せいただいたひとつひとつに、充分お応えできていないところもありますが、貴重なご意見、要望の数々・・・いつも読み直しています。

今回の「多子減免」についての質問も、アンケートで寄せられたご意見によって気付かせていただいたことが出発です。



そんな経験からもアンケート調査をする者の責任、アンケートに答える方の思いについて考えます。



「市民と行政との協働」とか「計画策定への市民参加」などというのなら、アンケート結果に現れた市民の願いをしっかり受け止めて欲しい。

検討した結果、「できない」こともあるでしょう。優先順位をつけなければならないこともあるでしょう。


しかし、「検討」そのものが「次期計画策定のときに」というのなら、それは回答した市民に対して失礼ではないか?

私はそう思います。

コメント
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