Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

正法寺(2015年10月24日参拝)

2015年12月27日 | 仏閣
本日のメインの一つである正法寺。

正法寺は八幡の寺院を調べている内に、
凄いお寺だと分かり、どうしても参拝したくなったお寺です。

観光寺院では無いので、
拝観は4月~6月、9月~11月の各二日間となります。



所在地:京都府八幡市八幡清水井73
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀三尊像
創建:建久2年(1191)
開山:高田蔵人忠国



【縁起】
当寺は建久2年(1191)に静岡県清水市の高田蔵人忠国が、
源頼朝の幣礼使としてこの地に居住し、新清水と称したことに始まる。

3代目宗久は石清水の「清」を避けて志水と改め、嘉暦元年(1326)、
本格的な堂舎、仏閣を営んだ。

第11代住持伝誉上人が天文16年(1547)、
奈良天皇に法談を行ったことによって勅願寺に補せられた。

慶長年中(1596-1610)には宗清の娘亀女(相応院)が徳川家康の側室となった。

こんなエピソードが今に伝わっている。

お亀さんが子どもを行水させていると家康の行列が通った。
お亀さんは慌てて子どもをタライに入れたまま家の中へ。
これを見ていた家康は「この人なら元気な子どもを生んでくれるに違いない」と
見初めたという。

お亀さんは尾張藩主となる義直を産んだ。
寺は同藩の庇護を受け八幡領が検地を免除され、守護不入の特権を得られたのは、
彼女の働きによるところが大きかった。

現在の建物は寛永7年(1630)に再建された本堂・方丈・唐門・鐘楼等、
七堂伽藍を備えている。


【山門】


境内に20台分ぐらいの無料駐車場がありました。


【地蔵堂】



【法雲殿】


ここは単なる参集殿と思っていたけど、
後で中に入らせていただきビックリすると共に感動しました。


【唐門】




重要文化財。

この唐門を見ただけで、
このお寺の格式の高さが分かるというもの。

徳川家の来訪時かお寺の行事の時のみ開かれるそうです。


【中門】



【鐘楼堂】




元和7年(1621)建立されたものですが、
彩色は結構新しいものですね。


【庫裏】




こちらで拝観料700円を支払います。

ボランティアガイドが1時間にわたって説明してくれます。

まずは大方丈で狩野派の襖絵や上段の間を見ることが出来ます。
しかし残念ながら撮影不可でした。


【枯山水庭園】




なかなかの庭園ですが、
これぐらいの庭は京都にはいくらでもありますよね。


【本堂】


内陣の雰囲気は奈良の円成寺に似ていて、
荘厳でとても素晴らしい。

天井も格式の高いお寺にしか許されていない格天井でした。

御本尊の阿弥陀三尊像もまた素晴らしい。

まさかこれほどの仏様にお会い出来るとは。
とても感動しました。

こちらも残念ながら撮影禁止でしたが、
2012年に参拝されている「京都を歩くブログ」のりせ様が、
写真を掲載されているのでご覧ください。

当時は撮影OKだったみたいです。

いつの間にか撮影禁止になるとは、
本当に残念ですね。

http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-7a65.html


【相応院墓所】



【開山堂】





【小方丈】



【織部手水鉢】



【方丈庭園】




小方丈内部は撮影禁止でしたが、
庭園は撮影OKです。









【中庭】



【御位牌堂】


徳川家康の御位牌が安置されていました。


【阿弥陀如来坐像】
最後に法雲殿にガイドさんと一緒に行きました。

入った瞬間、思わず凄い!と唸ってしまった。

光背を含めて約5メートルもの丈六佛がいらっしゃいました。

この阿弥陀如来は重要文化財で、
以前は京都国立博物館に収蔵されていましたが、
宝物殿といえる法雲殿が平成20年(2008)に建立されて、
元に戻ってきたそうです。

その素晴らしさに感動しましたよ。

ここだけで拝観料500円は取れると思います。

写真撮影が不可でしたので、
お見せ出来ないのが残念ですが、
行ける方は絶対に行った方がいいです。

必見です。


その他に洛中洛外図屏風や掛け軸が展示されていました。


【御朱印】


書置きをいただきました。


【感想】
いや~、八幡市にこれほどのお寺があるとは夢にも思わず。

侮れませんな~。(^^


今回は神應寺も行きたかったんですが、
こちらも事前予約が必要で電話したけど、
基本的にはあんまり来て欲しく無いみたい。

月末の紅葉まつりの二日間は予約無しで拝観出来ますよ、と言われ、
今回は残念ながら断念。(泣)

もう一つ行きたいお寺は圓福寺ですが、
こちらは春秋の二日間のみしか拝観出来ません。

日本最古の達磨尊像が御開帳される萬人講と呼ばれる行事です。
今年は4月20日と10月20日でしたが、平日は無理です。(^^;

来年も平日。

有給取らない限り無理やな。(泣)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿