本日のメインの一つである正法寺。
正法寺は八幡の寺院を調べている内に、
凄いお寺だと分かり、どうしても参拝したくなったお寺です。
観光寺院では無いので、
拝観は4月~6月、9月~11月の各二日間となります。
所在地:京都府八幡市八幡清水井73
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀三尊像
創建:建久2年(1191)
開山:高田蔵人忠国
【縁起】
当寺は建久2年(1191)に静岡県清水市の高田蔵人忠国が、
源頼朝の幣礼使としてこの地に居住し、新清水と称したことに始まる。
3代目宗久は石清水の「清」を避けて志水と改め、嘉暦元年(1326)、
本格的な堂舎、仏閣を営んだ。
第11代住持伝誉上人が天文16年(1547)、
奈良天皇に法談を行ったことによって勅願寺に補せられた。
慶長年中(1596-1610)には宗清の娘亀女(相応院)が徳川家康の側室となった。
こんなエピソードが今に伝わっている。
お亀さんが子どもを行水させていると家康の行列が通った。
お亀さんは慌てて子どもをタライに入れたまま家の中へ。
これを見ていた家康は「この人なら元気な子どもを生んでくれるに違いない」と
見初めたという。
お亀さんは尾張藩主となる義直を産んだ。
寺は同藩の庇護を受け八幡領が検地を免除され、守護不入の特権を得られたのは、
彼女の働きによるところが大きかった。
現在の建物は寛永7年(1630)に再建された本堂・方丈・唐門・鐘楼等、
七堂伽藍を備えている。
【山門】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/41/2eeab56d304b18b577f82b256abda45b.jpg)
境内に20台分ぐらいの無料駐車場がありました。
【地蔵堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/69/ef00e11797535dde257bc2dee1e4d8a0.jpg)
【法雲殿】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/4e/7dcca091defe9575407ac21e63ab70c3.jpg)
ここは単なる参集殿と思っていたけど、
後で中に入らせていただきビックリすると共に感動しました。
【唐門】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/fd/6fbce480a3dd839626aec61c6b6403a7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e6/faa353c79c3cf868a36e602c13f4d059.jpg)
重要文化財。
この唐門を見ただけで、
このお寺の格式の高さが分かるというもの。
徳川家の来訪時かお寺の行事の時のみ開かれるそうです。
【中門】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/73/cbde067665fefc8a7154052d1d800455.jpg)
【鐘楼堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/55/fe5ac80e4a953b50a9c258e102f8d505.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/3f/c4ad82e1246d7999a24923d16c9ec146.jpg)
元和7年(1621)建立されたものですが、
彩色は結構新しいものですね。
【庫裏】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/31/f3d1a7192a262bf7b508f3075681f2d0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/13/0dd75012b457840d7f44fd2ed7b464d0.jpg)
こちらで拝観料700円を支払います。
ボランティアガイドが1時間にわたって説明してくれます。
まずは大方丈で狩野派の襖絵や上段の間を見ることが出来ます。
しかし残念ながら撮影不可でした。
【枯山水庭園】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/35/71eb31e64ca2074b9361feca406654be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/88/adc7804a1ec0bfdad98c2decdc256931.jpg)
なかなかの庭園ですが、
これぐらいの庭は京都にはいくらでもありますよね。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/17/240adf36291e706405297c9de078df21.jpg)
内陣の雰囲気は奈良の円成寺に似ていて、
荘厳でとても素晴らしい。
天井も格式の高いお寺にしか許されていない格天井でした。
御本尊の阿弥陀三尊像もまた素晴らしい。
まさかこれほどの仏様にお会い出来るとは。
とても感動しました。
こちらも残念ながら撮影禁止でしたが、
2012年に参拝されている「京都を歩くブログ」のりせ様が、
写真を掲載されているのでご覧ください。
当時は撮影OKだったみたいです。
いつの間にか撮影禁止になるとは、
本当に残念ですね。
http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-7a65.html
【相応院墓所】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/00/3991c7a16631ab2544d3b1dc1a608d60.jpg)
【開山堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/27/c300d682aa674d01da3773c4d5f7289e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8c/ec7e8f72c9ed56deea8d804ac0000a2f.jpg)
【小方丈】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ad/2ca38cafb7446c3cec59634335d2e372.jpg)
【織部手水鉢】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f5/f1bb9520d7a6f5bef19861bc276e2fab.jpg)
【方丈庭園】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f2/46bd5069e6c6f8f623fc3e374a4a758c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f0/0dfaade7009c9ed2e6db12fad188ece8.jpg)
小方丈内部は撮影禁止でしたが、
庭園は撮影OKです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/d2/407888d3d2712b4ef95a4e3ada084b43.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/b6/f3688ee2cdce23640d45d6c449b2187c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/56/9410682cde288341d9df1476f994c576.jpg)
【中庭】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/8a/7e14189b153c35a6430d26ef9cb73e70.jpg)
【御位牌堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/bb/f3fba1eaf484b2e1e2703bbf9a561b09.jpg)
徳川家康の御位牌が安置されていました。
【阿弥陀如来坐像】
最後に法雲殿にガイドさんと一緒に行きました。
入った瞬間、思わず凄い!と唸ってしまった。
光背を含めて約5メートルもの丈六佛がいらっしゃいました。
この阿弥陀如来は重要文化財で、
以前は京都国立博物館に収蔵されていましたが、
宝物殿といえる法雲殿が平成20年(2008)に建立されて、
元に戻ってきたそうです。
その素晴らしさに感動しましたよ。
ここだけで拝観料500円は取れると思います。
写真撮影が不可でしたので、
お見せ出来ないのが残念ですが、
行ける方は絶対に行った方がいいです。
必見です。
その他に洛中洛外図屏風や掛け軸が展示されていました。
【御朱印】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0b/ac393849542d43440b5e073508d1e43a.jpg)
書置きをいただきました。
【感想】
いや~、八幡市にこれほどのお寺があるとは夢にも思わず。
侮れませんな~。(^^
今回は神應寺も行きたかったんですが、
こちらも事前予約が必要で電話したけど、
基本的にはあんまり来て欲しく無いみたい。
月末の紅葉まつりの二日間は予約無しで拝観出来ますよ、と言われ、
今回は残念ながら断念。(泣)
もう一つ行きたいお寺は圓福寺ですが、
こちらは春秋の二日間のみしか拝観出来ません。
日本最古の達磨尊像が御開帳される萬人講と呼ばれる行事です。
今年は4月20日と10月20日でしたが、平日は無理です。(^^;
来年も平日。
有給取らない限り無理やな。(泣)
正法寺は八幡の寺院を調べている内に、
凄いお寺だと分かり、どうしても参拝したくなったお寺です。
観光寺院では無いので、
拝観は4月~6月、9月~11月の各二日間となります。
所在地:京都府八幡市八幡清水井73
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀三尊像
創建:建久2年(1191)
開山:高田蔵人忠国
【縁起】
当寺は建久2年(1191)に静岡県清水市の高田蔵人忠国が、
源頼朝の幣礼使としてこの地に居住し、新清水と称したことに始まる。
3代目宗久は石清水の「清」を避けて志水と改め、嘉暦元年(1326)、
本格的な堂舎、仏閣を営んだ。
第11代住持伝誉上人が天文16年(1547)、
奈良天皇に法談を行ったことによって勅願寺に補せられた。
慶長年中(1596-1610)には宗清の娘亀女(相応院)が徳川家康の側室となった。
こんなエピソードが今に伝わっている。
お亀さんが子どもを行水させていると家康の行列が通った。
お亀さんは慌てて子どもをタライに入れたまま家の中へ。
これを見ていた家康は「この人なら元気な子どもを生んでくれるに違いない」と
見初めたという。
お亀さんは尾張藩主となる義直を産んだ。
寺は同藩の庇護を受け八幡領が検地を免除され、守護不入の特権を得られたのは、
彼女の働きによるところが大きかった。
現在の建物は寛永7年(1630)に再建された本堂・方丈・唐門・鐘楼等、
七堂伽藍を備えている。
【山門】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/41/2eeab56d304b18b577f82b256abda45b.jpg)
境内に20台分ぐらいの無料駐車場がありました。
【地蔵堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/69/ef00e11797535dde257bc2dee1e4d8a0.jpg)
【法雲殿】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/4e/7dcca091defe9575407ac21e63ab70c3.jpg)
ここは単なる参集殿と思っていたけど、
後で中に入らせていただきビックリすると共に感動しました。
【唐門】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/fd/6fbce480a3dd839626aec61c6b6403a7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e6/faa353c79c3cf868a36e602c13f4d059.jpg)
重要文化財。
この唐門を見ただけで、
このお寺の格式の高さが分かるというもの。
徳川家の来訪時かお寺の行事の時のみ開かれるそうです。
【中門】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/73/cbde067665fefc8a7154052d1d800455.jpg)
【鐘楼堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/55/fe5ac80e4a953b50a9c258e102f8d505.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/3f/c4ad82e1246d7999a24923d16c9ec146.jpg)
元和7年(1621)建立されたものですが、
彩色は結構新しいものですね。
【庫裏】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/31/f3d1a7192a262bf7b508f3075681f2d0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/13/0dd75012b457840d7f44fd2ed7b464d0.jpg)
こちらで拝観料700円を支払います。
ボランティアガイドが1時間にわたって説明してくれます。
まずは大方丈で狩野派の襖絵や上段の間を見ることが出来ます。
しかし残念ながら撮影不可でした。
【枯山水庭園】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/35/71eb31e64ca2074b9361feca406654be.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/88/adc7804a1ec0bfdad98c2decdc256931.jpg)
なかなかの庭園ですが、
これぐらいの庭は京都にはいくらでもありますよね。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/17/240adf36291e706405297c9de078df21.jpg)
内陣の雰囲気は奈良の円成寺に似ていて、
荘厳でとても素晴らしい。
天井も格式の高いお寺にしか許されていない格天井でした。
御本尊の阿弥陀三尊像もまた素晴らしい。
まさかこれほどの仏様にお会い出来るとは。
とても感動しました。
こちらも残念ながら撮影禁止でしたが、
2012年に参拝されている「京都を歩くブログ」のりせ様が、
写真を掲載されているのでご覧ください。
当時は撮影OKだったみたいです。
いつの間にか撮影禁止になるとは、
本当に残念ですね。
http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-7a65.html
【相応院墓所】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/00/3991c7a16631ab2544d3b1dc1a608d60.jpg)
【開山堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/27/c300d682aa674d01da3773c4d5f7289e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8c/ec7e8f72c9ed56deea8d804ac0000a2f.jpg)
【小方丈】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ad/2ca38cafb7446c3cec59634335d2e372.jpg)
【織部手水鉢】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f5/f1bb9520d7a6f5bef19861bc276e2fab.jpg)
【方丈庭園】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f2/46bd5069e6c6f8f623fc3e374a4a758c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f0/0dfaade7009c9ed2e6db12fad188ece8.jpg)
小方丈内部は撮影禁止でしたが、
庭園は撮影OKです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/d2/407888d3d2712b4ef95a4e3ada084b43.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/b6/f3688ee2cdce23640d45d6c449b2187c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/56/9410682cde288341d9df1476f994c576.jpg)
【中庭】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/8a/7e14189b153c35a6430d26ef9cb73e70.jpg)
【御位牌堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/bb/f3fba1eaf484b2e1e2703bbf9a561b09.jpg)
徳川家康の御位牌が安置されていました。
【阿弥陀如来坐像】
最後に法雲殿にガイドさんと一緒に行きました。
入った瞬間、思わず凄い!と唸ってしまった。
光背を含めて約5メートルもの丈六佛がいらっしゃいました。
この阿弥陀如来は重要文化財で、
以前は京都国立博物館に収蔵されていましたが、
宝物殿といえる法雲殿が平成20年(2008)に建立されて、
元に戻ってきたそうです。
その素晴らしさに感動しましたよ。
ここだけで拝観料500円は取れると思います。
写真撮影が不可でしたので、
お見せ出来ないのが残念ですが、
行ける方は絶対に行った方がいいです。
必見です。
その他に洛中洛外図屏風や掛け軸が展示されていました。
【御朱印】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0b/ac393849542d43440b5e073508d1e43a.jpg)
書置きをいただきました。
【感想】
いや~、八幡市にこれほどのお寺があるとは夢にも思わず。
侮れませんな~。(^^
今回は神應寺も行きたかったんですが、
こちらも事前予約が必要で電話したけど、
基本的にはあんまり来て欲しく無いみたい。
月末の紅葉まつりの二日間は予約無しで拝観出来ますよ、と言われ、
今回は残念ながら断念。(泣)
もう一つ行きたいお寺は圓福寺ですが、
こちらは春秋の二日間のみしか拝観出来ません。
日本最古の達磨尊像が御開帳される萬人講と呼ばれる行事です。
今年は4月20日と10月20日でしたが、平日は無理です。(^^;
来年も平日。
有給取らない限り無理やな。(泣)
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