Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

泰勝寺(2015年10月24日参拝)

2015年12月23日 | 仏閣
京都の八幡市の神社仏閣といえば浮かぶのは、
石清水八幡宮という人がほとんどでしょう。

では、その他は?と問われるとマニアの方々以外は、
「?」の人も多いでしょう。

知ってても飛行神社や落書き寺ぐらいかな。

私も石清水八幡宮は行ったけど、
他の寺社は完全スルーしてました。

八幡市は京都市内から近いにも関わらず、
ほとんど空白地帯となっていましたので、
少し調べて参拝することにしました。

だけど良さそうなお寺があるのに、
拝観するには事前予約しなければならないお寺が多い。

事前予約というのは結構めんどくさいし、
敷居が高くなるんですよね。

しかし今回は意識が高い私。

頑張って事前に電話予約しましたよ。(^^

ちなみに正月等数日間のみ事前予約無しで拝観可能です。



所在地:京都府八幡市八幡平谷18
宗派:臨済宗妙心寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建:大正7年(1920)
開山:神月徹宗老師


【縁起】
大正時代半ばまで松花堂昭乗の墓は男山山麓にひっそりと、
風雨にさらされていました。

大正7年、禅の江湖道場、円福寺の住職で妙心寺の管長もされた
神月徹宗老師が発願され、「松花堂保存会」を結成、
当寺を建立されました。

また熊本にあった細川家菩提寺である泰勝寺の寺号を移転し、
滝本坊を改め泰勝寺としました。

現在、臨済宗妙心寺派に属しています。


【山門】


お寺に駐車場が無く、御住職に車を停める場所を聞いたら、
山門前に停めておいても大丈夫とのこと。

どうやら警察とは話がついているようですね。(笑)


【中門】




御住職に案内されて方丈へ連れていかれます。

拝観料は500円でした。


【寺額】


南宋随一の能筆とされている無準師範(佛鑑禅師)の真筆。


【南天招福の庭】


写真は自由に撮っていいとのことで、
遠慮なく撮らせていただく。(^^










時の権力から逃れた昭乗が男山に入山し、
難を転じて文化面で大成したことに肖り、
いろいろな南天が庭園に配してありました。

このお寺は個人的に好みですね。
市内の雅な感じではなく男らしいというか。

やっぱり男山だから男らしい庭なのかな。(^^


【舟石】


これは三途の川を渡って浄土へ船出することを表現している石です。












正面以外にも南面も石庭となっています。

この庭は見ていて全く飽きませんね。

こんな庭が我が家にも欲しい。(笑)




わびさびを感じる門があります。


【蹲踞】



【方丈】




方丈の額も九州より字額と共に移されたもので、
無準師範(佛鑑禅師)の真筆。






方丈の中もとても落ち着ける部屋となっていました。


【南天招福の庭】


嬉しいことに庭の中を歩いて奥に行きます。

当然御住職の説明付き。


【門】


ゴマラー好みの門です。(^^


【方丈】





【閑雲軒】






昭乗が自ら作った滝本坊の茶席古図から復元したもので、
日本百名席の一つだそうです。


【供養塔】



【幸運月光菩薩】


閑雲軒の先に行くと貴芳殿という建物があって、
月光菩薩や干支の守り本尊八体が祀られていました。

撮影はしていませんでしたので、
画像はパンフレットを転写したものです。

南天を持っている珍しい菩薩様です。

とても美しかったです。


【御朱印】


四種類ある内の二種類をいただきました。

とても惹かれるものがある御朱印ですね。
日付の漢字が珍しい。


【感想】
ここは本当に良いお寺だと思う。

誰もが簡単に拝観出来るんじゃなくて、
ちょっとした努力と勇気がある者が拝観することが出来ます。


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