Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

国泰寺(2017年8月19日参拝)

2017年10月04日 | 北陸三十三ヵ所観音霊場
本日のメインの一つである高岡市にある国泰寺へ。

こちらは臨済宗の本山であり、
凜とした雰囲気を写真からでも感じられるお寺なので、
参拝するのがとても楽しみです。


所在地:富山県高岡市太田184
宗派:臨済宗国泰寺派
御本尊:釈迦如来
創建:正安年間(1300年頃)
開山:慈雲妙意禅師
札所:北陸三十三ヵ所観音霊場、越中一国観音霊場


【縁起】
当寺は臨済宗国泰寺派の総本山である。
慈雲妙意(清泉禅師慧日聖光国師)を開山とする。

慈雲妙意は当寺南方の二上山中の草庵で独り坐禅に励んでいたが、
行脚中の孤峰覚明のすゝめにより、紀伊由良の興国寺の法燈国師に参じて、
豁然大悟、その印記を受けた。

正安年間(1300年頃)摩項山東松寺を創開。

後醍醐天皇の帰依を受け嘉暦2年(1327)には清泉禅師の号を賜れた。

翌年には護国摩頂巨山国泰仁王萬年禅寺の勅額を下賜され、
東松寺を改めて国泰寺と称すると同時に、
北陸鎮護第一禅刹特進出世之大道場として、
京都南禅寺と同格の勅願所となった。

その後、守護代神保氏の崇信を得ていたが、
応仁(1470頃)から天文(1550頃)年間にかけての戦乱、
特に上杉勢の越中侵攻によって当寺は荒廃した。

しかし雪庭和尚は後奈良天皇の綸旨を受けて再興。

江戸時代に入り貞亨3年(1686)には現在の大方丈が建立され、
将軍綱吉は当寺をもって法燈派総本山とし、
亨保年間(1720頃)には高壑和尚等によって伽藍の大整備が行なわれた。

明治維新になると排仏毀釈の余波を受けたが、
越受・雪門両和尚は山岡鉄舟の尽力を得て、
天皇殿の再建をはじめ諸堂宇の修造に努め現在に至る。


【参道】


参道手前に無料駐車場があります。


【総門】


禅寺らしく華美にならず実に渋い総門です。

厳しくもあり凜とした雰囲気を醸し出していました。


【勅使門】


随分長い間に渡って開いていないと思われますね。


【境内】


広い境内の向こうに山門が見えます。

早速山門と行きたいところですが、
左側に伽藍があるのでそちらを先に。


【鐘楼堂】



【観音堂】




一瞬納骨堂かと思ったが観音堂でした。




聖観世音菩薩と北陸三十三ヵ所観音霊場の観音さんが、
三十三体祀られていました。


【境内社】




空っぽでした。

盗難にあったのかな。


【経蔵】



【案内】


墓地に行く途中にありました。

クマがでるとかマジか?(^^;


【山門】


渋すぎますわな。(^^


【仁王像】




【境内】




奥に見えるのが法堂です。


【龍渕池】



【弁財天】





【法堂】




豪壮な法堂の内陣は、いささか物足りないものを感じましたね。


【御本尊】



【境内】


法堂から山門を撮影したもの。


【庫裏】



【大玄関】



【大方丈】


貞享3年(1686)再建されたもの。

こちらも本山に相応しい大方丈です。

入って良いのか分からなかったので、
御住職に確認すると御自由にとのこと。

ありがたや。


【月泉庭】






見事な庭園ですね。

この庭園は観光寺院だったら確実に500円取られますが、
こちらは嬉しい無料でした。(^^




巨石の数々は開山国師所縁の二上山のもの。


【禅堂】



【大方丈】







【月泉庭】






荒々しい巨石を配置しているお庭を見てると、
不思議ととても落ち着く。

良いお庭です。


【開山堂】



【写真パネル】


檀家さんを引き連れて何年かに一度、
中国の凄い伽藍があるお寺に参拝していました。

他に秘魔岩寺、北寺塔、臨済寺等でしたが、
どれも伽藍好きにはたまらないお寺でしたね。

いつかは行って見たいけど無理だろうなぁ。(^^;


【御朱印】


御朱印は二種類ありました。

しかし、無念なことに、
三重塔である利生塔や天皇殿を見つける事が出来ませんでした。(泣)

次回参拝する時の宿題となりましたね。