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Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

専照寺(2017年7月8日参拝)

2017年07月31日 | 仏閣
吉峰寺から本来なら吉崎御坊や那谷寺、瀧谷寺に参拝しようと思ったが、
これが予想以上に遠く時間がかかる事が判明。

福井もやっぱり広いね。

これらのお寺は参拝したかったが、
第二候補である福井市内の神社仏閣巡りをすることにした。

まずは浄土真宗の本山である専照寺へ。

無料駐車場がありました。


所在地:福井県福井市みのり2-3-7
宗派:浄土真宗 真宗三門徒派
御本尊:阿弥陀如来
創建:正応3年(1290)
開基:如導上人


【縁起】
真宗十派の一、真宗三門徒派本山・鹿苑山専照寺は、
今より約700年前の正応3年(1290)、宗祖・親鸞聖人の法脈を継承する
開基・如導上人が仏法興隆の為、現在の福井市大町の地に一宇を建立、
寺号を専修寺と称したところからはじまります。

開基・如導上人は宗祖・親鸞聖人の御教えの教化、弘法に尽力され、
北陸一円に於いて教団は大いに栄えました。

如導上人の滅後、道性上人が現在の横越、如覚上人が鯖江の地にそれぞれ一派を立て、
四代・浄一上人が中野の地に一宇を建立し専照寺と改称したのが起源です。

地元で親しまれている中野本山と言う名称も、
専照寺が中野の地に在した事に起因します。

三門徒の謂れは横越の證誠寺、鯖江の誠照寺、中野の専照寺が、
相対して存立されていたので、世の人々はこれを三門徒衆と称したとされています。

十一代・善蓮上人の時、仏法興隆に努めた功績が認められ、
天正13年(1585)正親町天皇より権大僧正の口宣を賜り天皇家の勅願所と成りました。

本山・専照寺が現在地に移ったのは享保9年(1724)。
しかし、天保8年(1837)には大火により御本堂、
御影堂をはじめ全ての建物が全焼、その後、復興を遂げました。

ところが堂塔伽藍は昭和23年の福井大震災で御影堂を残し御本堂、その他、
全て倒壊しましたが、宗門の一丸となっての努力により再建されつつ現在に至る。


【山門】


山門から推察するに浄土真宗の本山でも中クラスでしょうね。


【御影堂】




天保9年(1838)再建に再建されたもの。

浄土真宗の本山クラスは必ずと言って良い程、
堂内に入れて拝める。

このお寺もまさにそう。

早速内陣へ。


【内陣】




親鸞聖人の御木像と開基如導上人の御木像等が祀られていました。


【阿弥陀堂】


昭和34年(1959)に再建されたもの。

阿弥陀堂は残念ながら閉まっていました。

本山クラスで阿弥陀堂が閉まっているのは、
ここぐらいじゃないかな。

ちょっと残念でした。


【御手植松】





【鐘楼堂】



【蔵】



【菩提寺】


専照寺の境内の中にお寺がありました。

これは子院みたいなもんでしょうね。


【教覚寺】


こちらも菩提寺と同じです。


【花】



以上、専照寺の参拝終了。

スタンプになりますが、一応御朱印はあるようです。

参拝した時は無いと思っていたので、
寺務所には確認してませんでした。

越前大仏<清大寺> 其の二(2017年7月8日参拝)

2017年07月29日 | 仏閣


大仏殿を後にし五重塔へ。

回廊も立派なものです。


【九龍殿】


出口側から撮影したもの。

屋根の反りが半端無い。

こんなに反っている屋根は見た事無いですね。

しかし、めっちゃカッコいい。(^^


【九龍壁】






中に入るとこんな壁がありました。

これは北京市北海公園にある中国国宝第一号の壁で、
中国政府の許可のもとに再現されたものとか。

中国政府の許可とかスゲーな。

九龍壁は越前の地を流れる九頭竜川に因んで、
ここに据えられたもの。


【五重塔】




これはとても美しい五重塔です。

五重塔の建設費用って幾らかかるんだろう?

個人で建てられるとは凄過ぎです。

しかし、今や五重塔や土地は勝山市が管理しているが、
資金難で五重塔が競売にかけられたが、
さすがに買う人は未だに現れていないとか。

そりゃそうだ。(^^;


【石仏】


嬉しいことに五重塔の中に入れます。

一階のエレベーター横に安置されていました。

エレベーターで4階まで上がり、階段で最上階へ。


【風景】




ここから見ても大仏殿はデカイ。




大門、門前町方面。

勝山市はそこそこ繁栄していているが、
長閑で良い所です。


【阿弥陀如来・釈迦如来・薬師如来】


最上階に安置されていました。


【石仏・金仏】




下りはエレベーターを使わず階段で。

各階に安置されていました。

これも但馬大仏と同じ。


【選仏殿】



【宝仏殿】


その他に日本庭園もあったけど、暑いので回避。

鯉と戯れたかったけどね。(^^;


【御朱印】


これにて越前大仏参拝終了。


他の方のブログを読むと馬鹿にしたり、
皮肉ったりしてるのが結構多いけど、
これだけの文化財を建立したのは素直に凄いと思う。

社員にもっと還元しろよと思うけど。(^^;

私はこのお寺は珍スポットとは全く思わない。

単に歴史が無いだけ。

越前大仏にはフラットな気持ちで訪れ参拝してほしい。

越前大仏<清大寺> 其の一(2017年7月8日参拝)

2017年07月28日 | 仏閣
平泉白山神社の次は伽藍好きには見逃せない越前大仏です。

ここは但馬大仏と同じく相互タクシーの天皇とよばれた
多田清氏が立身出世井した恩に報いる為に建立した寺院です。

建立されたのが昭和62年とバブル期とあって、
数百億円もの費用をかけられたその伽藍は凄いの一言。

相互タクシーの運転手や従業員からしたら、
そんな大金をはたくぐらいなら還元しろと思っていたでしょうね。

でも、これだけの費用をかけて神社仏閣に私財を投げ打って、
建立する政治家や実業家は現代においては皆無であろう。

あるとすれば信者からお金を巻き上げることが出来る
新興宗教ぐらいでしょうね。

そんな事はさておき、参拝開始です。


所在地:福井県勝山市片瀬50字
宗派:臨済宗妙心寺派
御本尊:毘盧舎那如来
創建:昭和62年(1987)
開基:多田清


【勝山城博物館】


平泉寺白山神社から10分ぐらいの場所にあるのが、
多田清氏が造った模擬天守である勝山城博物館。

なかなか立派なもので個人でよく造ったなと思う。

ここはそこそこ観光客がいました。


【遠景】




遠くから見ても伽藍の大きさが分かります。

ナビを頼りにお寺に行くも、表側に大型の無料駐車場があるのに、
山側のとんでも無く細い道に誘導される。

これはアカンと思って大通りに戻ったら、
無事に無料駐車場に到着。(^^


【講堂】


大型の無料駐車場がありましたが、
ここは閉まったままでした。


【表参道】



【仏像】


木造なのか鋳造なのか分かりませんが、
不動明王をはじめ何体もの仏像が安置されていました。


【門前町】


ゴーストタウン化してますが、
荒れていなく綺麗に手入れされていましたね。

参拝客が少なく次々と撤退していったようですが、
これだったら格安で誰かに住んでもらったら良いと思うけど。


【地蔵尊】


この辺りで拝観料500円を支払う。

勝山城博物館の拝観も勧められたが丁重にお断りした。


【大門】


東大寺の南大門を模したものだそうで、
その名の通り、かなり大きな門です。

ま、東大寺の方がデカイけど。


【狛犬】


これだけでも数百万円は必要でしょうね。


【仁王像】
 

中国福建省の大仏師により3年6ヵ月の歳月をかけて造られたもの。

これはかなりデキの良い仏像です。


【狛犬】
 

反対側には狛犬。


【中門】




東大寺の中門を模したものでしょうか。
これもまたデカイ門です。

それにしても暑い。

これだけ暑いとは予想外です。(^^;


【二天像】
 

これもかなりデキが良いです。


【大仏殿】




東大寺の大仏殿を模したと言われているが、
屋根以外はそんなに似て無いですね。(^^;


【十二支】





【五重塔・回廊】



【灯籠】


東大寺の国宝金銅八角灯籠によく似てますね。

これを造ろうと思ったら1千万じゃ絶対無理じゃないかな。


【狛犬】


暑いので大仏殿の中に入ります。

中に入るとひんやりしていて助かる。


【毘盧舎那仏】


笑ってしまうほど大きい大仏さんです。

中国河南省洛陽市にある龍門石窟の中にある龍門奉先寺座像がモデルで、
高さが17メートルあり、220トンの銅が使用されています。

他の方のブログを読むと越前大仏の事を、
半分馬鹿にしたような書き込みをよく見ますが、
誰が造ったにせよ、この大仏さんは立派なものだと思います。




それにしてもパンフレットを見ると黒光りしていますが、
顏、上半身、右手は金色に光っていますね。

てっきり元々は全身金箔に覆われていて、
時間の経過により剥げたものと思っていたのに。

うーむ、逆に金色を足したとか?

不思議だ。(^^;


【普賢菩薩・文殊菩薩】




これも大きく見事なものです。


【オブジェ】


これは一体?(笑)


【石仏】




壁三面に沢山の石仏が。

これは但馬大仏と同じですね。


【りん】


りん棒がめちゃくちゃ重かったが、
何とか鳴らせました。


【迦葉尊者・阿難尊者】




裏に回ってみます。




裏側はこんな感じ。


【フォークリスト】


ちょ!
こ、これはいただけませんな。(苦笑)


【東門】


大仏殿の裏には扉があって外に出れます。




門の外に出て撮影したもの。

どうやらナビは東門を目指して案内していたらしい。

あのまま無理に進まなくて良かった。

ここから境内に入れず、
バックのまま車をずっと運転しなければならなかったよ。(^^;


【鐘楼堂】



【境内】


この後、あの五重塔を目指します。


長くなりましたので続きはまた明日。

顕海寺(2017年7月8日参拝)

2017年07月27日 | 仏閣
平泉寺白山神社の精進坂の前にあるのが、
平泉寺塔頭の顕海寺というお寺です。

ここは顕海和尚が建立した歴史あるお寺ですが、
今は地味な存在です。


所在地:福井県勝山市平泉寺町平泉寺56-66
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:寛永15年(1638)
開基:泰澄大師
開山:顕海和尚


【縁起】


天正2年(1574)一向一揆により全山が焼失、
難を逃れた賢聖院の住職顕海和尚は9年後、
二人の弟子と共に戻られ平泉寺を再興されました。

後に顕海は玄成院を弟子の専海に譲り、
跡地に草庵を結び自ら顕海寺を建立。

当初は顕聖院と号した。

明治の廃仏毀釈の際に玄成院住職義章は還俗し、
白山神社の神官となったが、
顕海寺は天台宗寺院として廃寺を免れた。


【山門】


お寺の経営困難を伺われる山門です。


【鐘楼堂】





【本堂】


御本尊の阿弥陀如来は一向一揆の時に境内の池に沈められていたものを、
引き上げて安置されたものとか。

本堂は残念ながら閉まったままでした。

7月15日から8月21日から御本尊が御開帳されるとのこと。


【地蔵堂】





【北向わらべ地蔵尊】



御朱印はあえて庫裏に行かずにいただいておりませんが、
平泉寺の御朱印とあわせて二種類いただけます。

木之本地蔵院<浄信寺>(2017年6月17日参拝)

2017年07月04日 | 仏閣
滋賀県長浜市木之本町や高月町には沢山の個性豊かな仏様が、
地域の住民の方々に守られ、祀られています。

しかし、その多くが堂守の方に事前に電話して予約しなければなりません。

それは面倒だし色々とハードルが高い。

そんな事前予約が苦手な方に朗報です。

10月15日には観音の里ふるさとまつりというのがあって、
高月町では一斉にまつり当日のみ開帳されるので、
予約拝観が不要となります。

今回、予約が必要な所は10月15日に回ることにして、
予約拝観不要の寺社を巡ります。

まずは木之本町の顔的存在である木之本地蔵院を参拝します。




このお寺には山門が無いようですね

無料の駐車場は反対側にありました。


所在地:滋賀県長浜市木之本町木之本944
宗派:時宗
御本尊:地蔵菩薩
創建:伝・天武天皇4年(675)
開基:伝・祚蓮上人


【縁起】
地蔵院の開山は奈良薬師寺の僧、祚蓮上人が、
難波の浦に流れ着いた地蔵尊を背負い、地蔵菩薩の有縁の地を求め、
北国街道を下ってこられた時のこと。

休息をとった柳の大木の元から動かなくなった為、そこを有縁の地として、
伽藍を建立し、祀ったのが始まりと伝えられています。

木之本の地名もここに由来します。

木之本のお地蔵様は眼の仏様、延命息災の仏様として古くから信仰を集めてきました。

山内には地蔵尊の本地仏である阿弥陀如来や、西国三十三カ所の諸観音菩薩、
撫仏の賓頭盧尊者、仏毘沙門天、木之本ダキニシン天等の仏様が祀られています。

また当山には身代わり蛙の伝説があります。
境内に棲む蛙は眼の病に苦しむ人々の為、片方の眼をつむる事で自ら身代わりの願を掛け、
今でもお地蔵様に仕え暮らしているといわれています。

境内に立つ地蔵大銅像の周りには沢山の身代わり蛙が奉納されています。


【地蔵堂】






本堂になります。

宝暦年間(1751-1764)に再建された、
なかなか立派な地蔵堂です。

300円で地蔵堂下の御戒壇巡りが出来ます。

痴漢騒動があったブラックボックス展に参加するぐらいなら、
善光寺や清水寺や木之本地蔵院の戒壇巡りした方が遥かにマシですよ。(笑)

あんなしょーもないイベントに千円払って痴漢されてたら、
御愁傷様としか言えないよ。(^^;


【毘沙門堂】


こちらの毘沙門天は戦いでは無く、
商売繁盛として祀られていました。


【秋葉三尺坊大権現】





【鎮守五社明神・秋葉三尺坊大権現】


向かって右が秋葉三尺坊大権現。




こちらが鎮守五社明神となります。


【岩】




オフィシャルHPでは単に岩と記載されています。(^^;

ちょっと、説明不足ですぞ。(苦笑)


【鐘楼堂】



【地蔵大銅像】




THE逆光。(^^;

日本三大地蔵尊の一つという。

日本人は日本三大稲荷とか、三大なんとかって好きですね~。

他には栃木市の岩船地蔵尊、山形県船形町の猿羽根山地蔵尊というが、
他にも大阪府八尾市も名乗り出ているお寺もあって、
日本三大稲荷と同じく、確定はしていないようです。(^^;


【身代わり蛙】


何故かウィンクしてます。(笑)


【境内】


駐車場方向に進んでいきます。


【書院】


裏地蔵尊参拝所入口となっており、裏地蔵尊とは何ぞやと思いながら書院へ。

御本尊の御厨子の真後ろには秘仏のお地蔵様とその両脇士を写した仏様と、
阿弥陀如来が祀られていました。

こちらは本堂内陣と同じく撮影不可でした。


【名勝庭園】




京都の名勝庭園と比べたらあかんよ。(^^;


【大玄関】


明治天皇が来られていたんですね。


【庫裏】



【阿弥陀堂】




こちらは撮影問題無しです。


【荼枳尼天・鎮守社】





【御朱印】

東明寺(2017年6月11日参拝)

2017年07月02日 | 仏閣
今日は墨心会書画展が開催されている橿原文化会館へ行く前に、
大和郡山市にある東明寺へ。

ここは普段は予約拝観のお寺ですが、
6月1日から15日は予約拝観無しの特別開帳しています。

東明寺は今まで参拝して無かったので、
このナイスタイミングで参拝することにした。

しかし、矢田寺より更に山の方にお寺があって、
道が相当狭いことを事前チェックで知っていた。

行って見ると本当に狭い道でした。(泣)

対向車が来たらアウトな道なのは当然として、
大型車だと結構ギリギリな細い道だし、
この先進んだら絶対ヤバイだろ、というような道。

2トントラックは勿論のこと、
ベルファイアやアルファードクラスの車だと無理かも。

そんな酷道を手に汗を握りつつ東明寺に到着。

ふぅ、やれやれだぜ。

距離が短いのが救いだけど、
久しぶりに緊張感溢れるドライビングであった。



所在地:奈良県大和郡山市矢田町2230
宗派::高野山真言宗
御本尊:薬師如来
創建:(伝)持統天皇7年(693)
開基:(伝)舎人親王


【縁起】
東明寺は天武天皇の第三王子で、
日本書紀の撰者として名高い舎人親王の開創といわれるお寺です。

舎人親王は母君持統女帝が眼病に悩まされているのを悲しみ、
そのかいふくを祈って諸寺諸社に日参していたが、
夢枕に老翁に姿を変えた白鬚明神のお告げがあり、
さっそく霊山に登り翁の与えた金鍋一口をもって霊水の水をすくい、
この水で母君の両眼を洗ったところ、たちまち眼病は平癒したので、
恩謝の為この山に精舎を建立した。

それは持統天皇の8年(693)のことである。

この山が金鍋納蔵の山であり、東方浄瑠璃世界の本主で衆病悉除の医王である
薬師如来を本尊とし、さらに眼病平癒を得た因縁から、
この寺は鍋蔵山東明寺と号するようになったという。

本尊薬師如来をはじめとして重文に指定される仏像は平安時代作であり、
本堂横には鎌倉時代の石塔があり、寺の創建の古さを物語っている。


【参道】


広場のような駐車場は10台分ぐらいは停めれそうな感じ。

ただ、志納金として駐車場代300円を徴収されます。(^^;

檀家も居ないお寺だし、経営の為だから仕方あるまい。


【山門】


お~、この苔生した感じの石段と渋い山門がたまらない。

苦労して来た甲斐があったよ。(^^




山門は荒れて無く状態がいいですね。


【御紋】



【本堂】


周りの木々に覆われそうな本堂です。

山寺らしくていい。(^^






東明寺は無住の時期も多く、
平成62年(1987)頃までは荒れ放題だったとか。

よくぞここまで建て直されたものです。

早速拝観料300円を支払って堂内へ。


【薬師如来】


堂内は撮影禁止だったので画像はネットで拾ったものです。

厳かな雰囲気の堂内は外陣と内陣に別れ、
内陣の中央に御本尊の薬師如来、左右に毘沙門天と吉祥天が祀られていました。

全て重要文化財で拝み甲斐のある仏様でした。

私の他に参拝客は女性が3名。

熱心に仏様を見ていらして、流行の仏像ガールやなと思いました。(笑)


【山門】


本堂から見た山門。


【鎮守社】



【七重石塔】


鎌倉時代作。


【御朱印】


三種類の内の二種類をいただきました。


さて、またあの酷道を走るのかと思いつつ寺を後にする。

もうすぐ酷道を出るというところで対向車が来たが、
向こうが道を譲ってくれたので助かった。

あれが離合不可の場所だったら泣いてたな。(^^;

満願寺不動尊・満願滝弁財天(2017年5月27日参拝)

2017年06月30日 | 仏閣
ようやく本日のメインの施福寺を目指す。

お寺に近い最後の道は細いですが、
私も細い道をいろいろ経験してますから余裕でした。

ただ、大型の観光バスが対向に来たらヤバいですけどね。

それと朗報です。

新しい道がかなり出来上がっていました。
開通すればかなり楽になるかと思われます。(^^

無事に無料駐車場に到着。

駐車場前に満願寺不動尊があるので先に参拝します。

施福寺と同じく約6年8か月振りの参拝となり、
かなり久しぶりです。


<2011年9月23日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/77a7cd0ff159d581479108c11320494b


<満願寺不動尊>
所在地:大阪府和泉市槇尾山町8
宗派:真言宗智山派
御本尊:大日如来
創建:不明
開山:不明
札所:和泉観音霊場


【本堂】


大概のお寺の堂内は入れるのであれば遠慮無く入りますが、
ここは堂内に入って良いのか雰囲気的に躊躇したので、
外から参拝させていただきました。


【千体地蔵尊堂】




ここは二つのお堂しか無いので、
数十メートル離れた満願滝弁財天へ。


<満願滝弁財天>
所在地:大阪府和泉市槇尾山町87
宗派:金峯山修験本宗
御本尊:弁財天
創建:不明
開山:不明


【鳥居】


ここの見所は何といっても満願滝です。

ところで、ここと先ほど参拝した不動尊は違うお寺なんですね。

同じお寺だとずーーと思ってたよ。(^^;


【境内】


左の赤い建物が本堂となります。

御本尊の弁財天や毘沙門天、護法魔王尊が祀られていました。

護法魔王尊といえば鞍馬寺奥ノ院の御本尊ですが、
魔王尊は地球・力を表し、毘沙門天は太陽・光を表すそうです。


【満願滝】


前回は水量が多くて迫力がありましたが、
今日はガッカリです。(^^;


【稲荷大明神】





【白龍大神】



【境内】




橋の下をくぐって滝に近づく事が出来ます。


【満願滝】



【弘法大師】



【役行者】



【御朱印】


前回同様、大利益でした。(笑)

神於寺(2017年5月27日参拝)

2017年06月24日 | 仏閣
次なる参拝地に向かっている途中で神於寺というお寺の看板発見。

恒例の寄り道でございます。(^^


所在地:大阪府岸和田市神於町185
宗派:天台宗
御本尊:弥勒菩薩
創建:天武天皇12年(683)
開山:役行者
勅願:天武天皇



【縁起】
神於山の南麓に位置する天台宗寺院。

神於山は神が於わす山、つまり神様が住まう・こもる山として、
古来神体山として崇敬され、山内からは弥生時代の流水文銅鐸が出土しています。

岸和田では弥生遺跡は加守川・天の川流域に多い。

この事は当時の土木技術では神於山に源を発する春木川・天の川が、
水田耕作に利用出来る唯一の流水であり、その為、
水の源である神於山は命の水の発するところとして大切な地であった。

縁起によれば役行者が開創し千手観音を祀る金堂、薬師如来を安置する講堂、
宝塔、食堂等の伽藍が整備され、左大臣藤原不比等を勅使として参拝させ、
祈願会が行われた。

新羅から飛来した宝勝権現を山内に祀り、
一旦荒廃した後に百済僧光忍が奈良期に中興。
 
また修験道との関わりが強く、葛城修験の一霊場として、
中世には百八坊の大伽羅を誇ったといわれ発展したが、
南北朝の動乱期や根来寺勢力との戦い、豊臣秀吉の根来・雑賀征伐によって、
神於寺は完全に灰と化し衰退する。

その後、復興し現在に至る。


【参詣道】


170号線沿いにありますが、
交通量が多い道なので、ここを通る人はほとんど居ないと思われ。




170号線からここに車で行くには、
かなり細い道を通りますので少々勇気が要りました。

神於寺は奥の神於山の麓にあります。


【福智院】




天台宗寺院。

パッと見、農家の家のようです。(^^;


【神於寺寺務所】


残念ながら御不在で御朱印は確認出来ませんでした。


【寺号標】


本堂前に車を停めれるスペースがありました。


【本堂】




昔は凄かった系で、今はひっそりとしたお寺です。


【釈迦堂】




小さな釈迦如来が寂しく祀られていました。


【境内】


更に上に車で行けるようでした。


【石段】



【不動堂】



【地蔵堂】





【御膳所】



【宝勝橋】


橋を渡ると少し上に社が見えた。


【宝勝権現】




役行者との約束で新羅から飛来した宝勝権現(雷神)が祀られています。


【風景】


大阪なのに長閑過ぎる。(笑)

これにて参拝終了。

御朱印は恐らく無いと思われます。

大威徳寺(2017年5月27日参拝)

2017年06月23日 | 仏閣
大満足の孝恩寺の次は紅葉の名所である大威徳寺へ。

紅葉の時期はハイキングや紅葉を愛でる観光客で、
かなり賑わうそうです。

今の時期だと緑葉も綺麗そうだし、
山岳寺院の雰囲気と重文の多宝塔が楽しみです。


所在地:大阪府岸和田市大沢町1187
宗派:天台宗
御本尊:大威徳明王
創建:不明
開基:(伝)役行者
札所:和泉霊場


【縁起】
寺伝によれば奈良時代に役行者が開いたとされ、
古くから修験道の霊場として栄え、弘法大師空海も当地で修行したと伝えられる。

牛滝山の山号は平安時代前期に天台主の僧恵亮が、
境内の三の滝で修行していると滝の中より、
牛に乗った大威徳明王が出現したことに由来するといい、
長らく真言、天台の二宗兼学だったが現在は天台宗の寺となっている。

多宝塔は室町時代に再建された後、戦国時代の兵火を潜り抜けて、
現在に伝わっている。

近世までは真言宗と天台宗の兼学寺院であった。
かつては多くの子院を有し、真言系の本坊と、
恵亮の流れを汲む天台系の穀屋坊との間で開基をめぐる争いもあったが、
明治45年(1912)に至り本坊も天台宗となった。


【風景】


お寺には駐車場が無いので、近くの温泉施設である「いよやかの郷」の
駐車場に車を停めました。

最初の1時間は無料です。

5分程歩いていくとお寺に門前に到着。

ここにはバス停があって岸和田駅から南海バスが走っています。

こんな場所までバスが走っているなんて驚き。(^^;


【山門】


良い雰囲気です。

山岳寺院はこういった雰囲気を味わえるから良いんですよね。


【参道】


門をくぐると濃い緑葉が。

視力がアップしそうです。


【水牛】


大威徳明王が御本尊ですからね。


【オブジェ】


球体の方はよく分かりません。(笑)


【宝篋印塔】


近くに寺務所がありましたが閉まっていました。

秋の紅葉祭りの時はいらっしゃって、
御朱印をいただけるかも知れませんね。


【地蔵尊】


しあわせ地蔵と愚痴聞き地蔵。


【不動明王】



【境内】



【地蔵菩薩】


半跏の地蔵菩薩はたまにいらっしゃいますね。


【鐘楼堂】



【多宝塔】






重要文化財。

なかなか優美な多宝塔です。

大阪では重文の多宝塔は少ないから貴重ですね。


【本堂】


こっちは裏面です。

最初見た時はこっちが正面だと思っていたので、
何か違和感があったんですよね。

山門から向けって本堂が裏に面してるとは珍しい。




当然の事ながら閉まってました。

秋まつりの時は開いているのだろうか。


【水牛】



【地蔵尊】



【長命不動尊】


首の所で割れた跡が。

これはきっと廃仏毀釈で破壊されたな。


【大師堂】




事故防止の為に上まで行けないようにしてました。


【風景】



【ハイキングコース】


ついでだから滝でも見に行こう。




道は少し荒れてるけど大したことない。


【一の滝】



5分もかからずに滝が見えてきました。






夏だったら泳ぎたくなるけど遊泳禁止です。


【二の滝・三の滝】


見逃し注意。

更に上に行くと錦流の滝があります。


【ハイキングコース】


この辺はちょっとしんどい。


【滝】



【錦流橋】



【錦流の滝】




ま、登ってまで見るまでも無いかな。(^^;


【御朱印】


ネットで調べてみると某寺でいただけるということでしたが、
現在は授与を辞められたそうです。

しかし、折角来てくれたということで、
残っていた書置きをいただきました。

私は御朱印をいただいていて何ですが、
そういう訳で出来るだけ某寺に行くのは控えていただければ。(^^;

神泉苑(2017年5月5日参拝)

2017年06月14日 | 仏閣
どえらい田舎で名ばかりの京都市内左京区から鞍馬を抜け、
ようやく「本当」の京都市内に戻ってきた。(^^

天皇家と縁が深かった山国神社、常照皇寺、峰定寺と参拝して、
京都市内で天皇家と縁があって、その御名の御朱印が、
いつでもいただけるのは神泉苑しかあるまい。

神泉苑には駐車場がありませんので、
近隣の有料駐車場を利用してください。


<2015年9月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625777/e/235fb7b45de5040ba188b365908ad827


所在地:京都府京都市中京区御池通神泉苑町東入ル門前町166
宗派:東寺真言宗
御本尊:聖観音
創建:天長元年(824年)
開基:弘法大師
札所:通称寺の会


【鳥居】





【恵方社】


日本で唯一方角を毎年変えるのが恵方社です。


【善女龍王社】





【法成就池】







【法成橋】




さすが京都。

雅どすな~。(^^


【鎮守稲荷社】



【アヒル】



【サツキ】



【御朱印】


新作の静御前の他に計9種類御朱印があります。

節操の無い全部くれという連中を排除したいのでしょう、
いただけるのは一人三体程となっていました。

私は桓武天皇と嵯峨天皇をいただきました。

天皇陛下のお名前をいただけるのは、
とても有難いものですね。(^^


これにて本日の参拝終了。

とにかく運転は大変だけど、峰定寺は特に心に残るお寺でした。

峰定寺(2017年5月5日参拝)

2017年06月12日 | 仏閣


常照皇寺から峰定寺へ長閑な道を走らせる。

477号線は田舎なのに無駄に立派な道路です。
お陰でとても走り易い。(^^


【小塩川】


桂川に流れる小塩川を見てると癒されますね。

道路に車を停めていても車が全然いないので、
余裕で停める事が出来ました。(笑)

しかし、進めば進むほどクネクネとした山道となっていく。

こんな山の中にも集落があって人が住んでいる。

買い物行くのにも苦労するのに。(^^;


【大悲山口バス停】


38号線から右折すると峰定寺に着くようです。

バス停から約2キロなんで車だと5分ぐらいだけど、
徒歩だと30分はかかると思う。

峰定寺に行くには車は必須です。

他にも美山荘という旅館もあるみたいだけど、
こんな場所で経営は成り立つのかな。

帰りにこのバス停を見てみると男が一人待っていた。

まさかバス待ちをしてるとは思わなかった。

可愛い女の子だったら乗せてあげたんだけどな。(笑)


【寺谷川】


桂川の源流である寺谷川沿いに道を走らせてると、
渓流料理店や山菜料理店があった。

結構お客が居るようで驚いた。

常照皇寺から30分程でようやく本日のメインの峰定寺に到着。

細い山道ばかりで疲れたわ。

京都駅からだと普通に走って1時間半から2時間もかかりますね。(^^;

遠い、遠過ぎるわ。(泣)

峰定寺は京都市左京区にありますが、
元は愛宕郡花背村で昭和24年(1949)に京都市に編入されたそうです。

しかし、どう見ても愛宕郡花背村の方が相応しいんですけど。(笑)


【石楠花】




お寺から少し離れた場所に無料駐車場がありました。


【美山荘】






ここが旅館の美山荘のようです。

後で調べてみたら明治28年(1895)に峰定寺の宿坊として建てられ、
後に料理旅館となり、現在では1日4組限定の高級旅館となっています。

何と驚くことなかれ、
二人で一泊11万円突破。

一般ピーポーには無縁の宿ですね。(^^;

私が到着した時はお昼時で小型のマイクロバスが停車していた。

どうやら昼食もやっているようです。



しかしJTBの昼食プランを見るとこんな値段でした。(^^;

一番安いプランでも18600円とか高過ぎ。

私だったら北陸辺りにでも行って一泊しますわ。(笑)


【茶室】


手前には生け簀があって鯉が泳いでいました。

どうやら鯉料理があるようですね。




さて、私には無関係の美山荘はさっさと華麗にスルーして、
お寺に急ぐとしよう。



所在地:京都府京都市左京区花背原地町772
宗派:本山修験宗
御本尊:十一面千手観音菩薩
創建:久寿元年(1154)
開山:三瀧上人観空西念
勅願:鳥羽法皇


【参道】


ゲートと車止めがあった。

ようやくお寺に到着のようです。






お!仁王門が見えてきました。


【案内マップ】



【石柱】



【鎮守社】



【境内】


何かスゲー大木と山門、そして石楠花が見えます。


【仁王門】




渋い、実に渋い。

このゴマラー好みの仁王門は平治元年(1159)に平清盛らによって、
建立されたものだとか。

しかし、肝心の仁王像が見当たらないですね。

どこさいっちまっただ?


【コウヤマキの大木】





【門前橋】



【収蔵庫】


拝観料を支払いに庫裏に行くと収蔵庫の拝観も勧められる。

5月3日から5日と11月3日から5日は収蔵庫を開けているという。
ただし大雨の時は開けないらしい。

その収蔵庫には御本尊を初めとする仏様が安置されているとあって、
二つ返事で収蔵庫の拝観をお願いした。

中に入ってみるとよくあるタイプの内部で、
ガラスケースに安置されている御本尊の十一面千手観音菩薩が目に飛び込む。

そんなに大きく無い坐像で、切金文様がくっきり。

撮影禁止でネットにも画像が無かったので、
ブログでお見せすることが出来ないのが残念ですが、
談山神社の如意輪観世音菩薩のような秀麗な美仏でした。

重要文化財。

その他に重文の不動明王、毘沙門天、釈迦如来が安置され、
左右の隅には仁王像が安置されていました。

仁王門では無く収蔵庫にいらっしゃいましたか。

この仁王像はかなり大きいもので圧倒的存在感を放つが、
その腕が異様に太かったのが印象的でした。

収蔵庫を拝観出来て本当に良かったです。


【仁王門】


さて、いよいよ本堂をめざしますか。


拝観受付で荷物はおろか携帯・スマホまで預けなくてはなりません。

同じく山奥にある志明院は、
スマホの持ち込みは許してくれたんですけどね。

このお寺の場合は本堂拝観には更に厳しい規制があって、
当然ながら仁王門から撮影は禁止となります。

また冬季や雨の時は拝観出来ません。
安全を考慮して子供や20名以上の団体も拝観不可です。

拝観時間も15時半までとなっていますが、
本堂拝観は15時までに受け付けしておかないと、
拝観不可となります。

持って行けるのは同行二人の巡礼バッグのような、
肩掛けするバッグと杖と財布のみとなります。


石段は段差が違って歩き難い。

所々滑り易い箇所もあって、これは雨の時は危険だなと思った。

半分ぐらいの場所に行者堂と御神木があって少し休憩。

しんどかったけど、それでも15分もかからず本堂が見えてきた。


【本堂】

(出展:京都市森林文化協会様)

これを見た時は思わず「お~凄い」という感嘆の声が自然と出た。

こんな山奥によくぞこれほどのものを造ったよな。
しかも舞台造りでは最古の建造物だとか。

そりゃ朝廷と平清盛が造ったとあれば納得ですよ。

それぐらいの権力者じゃないと絶対に造れませんね。

当然ながら重要文化財。


本堂の舞台の所に立って雄大な景色を見る。

これがまた最高。

人間って何てちっぽけな存在なんだ、という言葉をよく聞くけど、
この舞台に立つと本当にそう思う。

あんまり庫裏に帰るのが遅いと、
怪我したとか熊に襲われた(マジで熊がいるらしい)とか心配されるので、
10分ほど景色を堪能させていただいた。

それでも名残惜しかった。


本堂の横には神社の拝殿のような、お寺のお堂のような、
何とも言えない建物の閼伽井屋がありました。

こちらも重要文化財でした。

閼伽井屋の上にある崖を見ると鎖がありました。

修験道の行場でしたが立入禁止でした。

あの鎖場は命掛けなのは間違いないですね。(^^;


【御朱印】


京都の有名寺社に飽き飽きしている諸君!

峰定寺と志明院は面白くて貴重な経験が出来ます。

是非とも本堂に参拝してほしい。

仁王門を見て御朱印をいただいて帰るなんて非常に勿体無い。

本堂を参らずしてこのお寺の神髄は分からないから。

ただし、花粉症の人は4月に行ったらアカンよ。

杉ばっかりなんで。

もし4月に行ってしまったのなら、
マスク、ゴーグル、アレグラ10錠必須ですから。(苦笑)

常照皇寺 其の二(2017年5月5日参拝)

2017年06月11日 | 仏閣
方丈庭園を堪能した後は開山堂へ。


【方丈庭園】




渡り廊下を進むと開山堂の中に入れます。

臨済宗のお寺は観光寺院であっても、
堂内に入れていただけない事が多いから嬉しい。(^^


【開山堂 怡雲庵】






頭上には釈迦如来を中心に普賢菩薩、地蔵菩薩、尊者が祀られていました。




内陣の中心には光厳法皇が祀られていました。






外陣の頭上には十六羅漢や尊者等が祀れており、
厳かなを通り越して畏怖を感じる雰囲気でした。




大正天皇、昭和天皇等の御位牌が安置されていましたね。


【釈迦三尊像】


普通に祀られて撮影不可でも無いので、
参拝した時は重要文化財とは思いませんでした。(^^;

文化財指定の仏像は撮影OKでも、
重文に指定されている仏像は撮影不可にしている寺院も多い中、
重文であっても普通に撮影させてくれるのは非常に嬉しいです。(^^


【方丈玄関】


方丈、開山堂の中を拝観した後は、外に出て庭園を散策です。


【通用門】



【方丈】




屋根は茅葺と瓦をあわせたもの。

全て茅葺屋根なら最高なのに。


【扁額】


渋い方丈には合わない派手な青色が際立つ。


【牡丹】



【石塔】



【舎利殿】




九重桜の奥には舎利殿という建物があります。




よく見ると建物の半分は崖造になって支えられていました。








観音像等諸仏が祀られていました。

常照皇寺は臨済宗の割りに色々な仏様を拝む事が出来ます。

普通に嬉しいよね。(^^


【小寶石】




「のこりふくいし」と書かれていました。


【鎮守社】



【宝塔】


第2次世界大戦中に山国や黒田地区等から215人の戦死者が出た為、
平成6年(1994)に遺族の方々が建立したもの。


【自然歩道】


方丈の裏手には遊歩道があって、
裏山を登る事が出来ましたが、途中でリターン。(^^;


【方丈】



【開山堂 怡雲庵】



【九重桜】



【禅定池・渡廊下】




ここの雰囲気は参道と共に最強。


【勅額門】




名残り惜しみながら次のお寺へ向かう。


【参道】


この参道の雰囲気が素晴らしい。


【緑葉】


紅葉の時期は凄いことになっていそうですね。

本当に見所いっぱいの常照皇寺。

しかし京都市内といっても余りにも遠い。

もし常照皇寺が嵐山や東山にあったのなら、
常照皇寺の名声も凄いことになってただろう。

しかし、それではこのお寺の良さも半減するかもしれない。


【御朱印】

常照皇寺 其の一(2017年5月5日参拝)

2017年06月10日 | 仏閣
山国護国神社から車で10分程で常照皇寺に到着。

常照皇寺は北朝の治天の君であった光厳上皇所縁の、
大変由緒正しいお寺です。

お寺がある場所が場所だけに、
やっと参拝することとなりました。

大型の無料駐車場に車を停めて参拝開始。


所在地:京都府京都市右京区京北井戸町字丸山14-6
宗派:臨済宗天龍寺派
御本尊:釈迦如来
創建:貞治元年(1362)
開基:光厳法皇


【縁起】



【観音像】


観音様がお出迎え。


【石段】




めちゃくちゃ雰囲気がいい。

これは期待出来ますね。(^^


【参道】


脇道に逸れると光厳上皇の墓所がある山国陵へ行けるようです。


【山門】




簡素だけど実に渋い山門です。

雰囲気にマッチしていますね。


【石碑】



【参道】


実に清々しい。

最高の気分です。


【勅額門】




勅額門の横にある香積門は痛みが激しく目立つ部分もありましたが、
こちらの門は気品を感じました。


小さな子供の両手を繋いでいる家族の後ろ姿が微笑ましい。(^^


【勅使門】


苔の付き具合を見ると全く使用されていないようですね。


【庭園】


今の時期だと手前の苔も残念な感じ。

紅葉の時は良さそうですけどね。


【稲荷社】



【庫裏】




臨済宗らしい庫裏です。

こちらで拝観料を支払います。


【鐘楼堂】



【書院】


まずは書院を拝観です。


【屏風】



【頂相】




頂相や壷等が飾られていました。

しかし頂相といえば昔の高僧を描かれるのですが、
こちらの方は眼鏡をかけていますね。

こういう頂相に眼鏡は全く合わないと個人的に思う。


【杉戸】


隣りの方丈に移動します。


【方丈庭園】






さすが京都の観光寺院だけあって、
見事な庭園でした。




上には鎮守社のような社がありました。


【方丈】





【丸窓】


光と影のコントラストがたまらない。


【釈迦如来】


天井近くに鴨居が設けられ小さな釈迦如来が祀られていました。


【光厳法皇頂相】





【方丈庭園】


先ほど見た方丈庭園の反対側にもう一つ庭園があります。

先に見えるのが勅使門です。

案外、こちらの方が落ち着けますね。


【御車返しの桜】


常照皇寺には有名な桜の木が3本あり、
御車返しの桜はその中の一本です。


【牡丹】








桜の代わりに牡丹が見頃でした。

そういえば牡丹といえば奈良の長谷寺ですが、
最近御無沙汰してるなぁ。

また参拝しなくては。


【九重桜】


これは見事な大木です。

桜の時期に訪れなくてはならんな。

来年はここにします。(^^


【左近の桜】


奥にみえるのが開山堂である怡雲庵です。


長くなりましたので続きはまた明日。

本山専修寺(2017年5月2日参拝)

2017年06月06日 | 仏閣
鈴鹿市から津市に移動して浄土真宗十派のうちの一つである
真宗高田派の本山である専修寺へ移動。

ここは本山だけあって伽藍が凄いんで楽しみです。

ちなみに栃木県真岡市高田には、
浄土真宗の本寺専修寺というお寺があります。


少し離れた場所に大型の無料駐車場がありました。

いざ参拝開始。


所在地:三重県津市一身田町2819
宗派:真宗高田派
御本尊:阿弥陀如来
創建:文明年間(1469-1487)
開基:真慧上人


【縁起】
真慧上人が伊勢国の中心寺院として現在地に建立した。

当時この寺は無量寿院と呼ばれており、文明10年(1478)には、
真慧は朝廷の尊崇を得て、寺を皇室の御祈願所にするとの後土御門天皇綸旨を得た。

高田の本寺が戦国時代に兵火によって炎上したことや教団の内部事情から、
歴代上人がここへ居住するようになり、しだいにここが本山専修寺として定着した。

数多い親鸞の真筆類もここへ移され、親鸞の肖像をはじめ、
直弟子などの書写聖教など貴重な収蔵品を多数保持している。

本山専修寺の伽藍は二度の火災に遭ったが都度再建。

浄土真宗最大宗派の東西本願寺に匹敵する広大な境内を持ち、
周囲は寺内町を形成している。


【唐門】


駐車場から最初に見るのがこの唐門です。

天保年間に建立されたもので、
なかなか立派な唐門です。


【山門】


長い塀の向こうに大きな山門が見えます。






宝永元年(1704)に建立された重要文化財。

東福寺三門を参考にして建てられたとされています。

見事な山門に邪魔な電線は要らない。


【玉保院】




山門前に対面で小さなお寺が二つ。

子院でしょうね。

残念ながら本堂は閉まったまま。


【智慧光院】




こちらも本堂に参拝出来ず。

気を取り直して本山を堪能するとしよう。


【御影堂】


延宝7年(1679)に再建された重要文化財。

さすがに本山に相応しいお堂です。

早速堂内に入ってみましょう。




広い。
畳725枚が敷かれてるとのこと。

全国の現存木造建築の中でも5番目の巨大な堂だそうです。








浄土真宗らしい内陣です。

中央須弥壇上には親鸞聖人が祀られていました。


【山門】



【御影堂】



【通天橋】




御影堂と如来堂を結ぶ廊下で1800年頃に建立されたもの。

何気に重要文化財です。


【如来堂】




教義上この如来堂が伽藍の本堂とのこと。

発願から約30年後の寛延元年(1748)に建立されたもの。






「証拠の如来」と呼ばれる阿弥陀如来が祀られていました。


【聖徳太子堂】







【透塀】






親鸞聖人と歴代上人を祀っているのが御廟です。

重要文化財。


【御廟唐門】




実に渋い唐門です。

思わず美しいと唸ってしまうほどです。

重要文化財。


【御廟拝堂】




安政5年(1858)に建立された重要文化財。


【御廟】


寛文12年(1672)に墓を造営し、
伝えられていた聖人御遺骨の一部を埋納されました。


【鶴】





【納骨堂門】



【雲幽苑】




3,250坪もの庭園には安楽庵という茶室もあり、
団体さんなら事前申し込みで宝物館と共に拝観可能とのこと。


奥に進むと近代的な納骨堂がありました。


【鐘楼堂】




正徳3年(1713)頃再建されたもの。

いかにも真宗系らしい鐘楼堂です。




専修寺第15世住持堯朝上人の夫人高松院が、堯朝上人の回忌を迎えるにあたって、
慶安5年(1652)辻越後守重種と一族の氏種に鋳造させたもの。

堯朝上人は江戸幕府より専修寺に伝わる親鸞自筆の文書を将軍家光へ献上せよと、
働きかけたあったことに対して抵抗し、正保3年(1646)江戸で切腹した。


【牡丹苑】








なかなか楽しめました。(^^


【大玄関】




寛政2年(1790)再建されたもので重要文化財。

奥には賜春館という明治11年(1878)に貴賓接待用として、
新築された書院があり、明治天皇行幸の行在所にされたそうです。


【進納所】


こちらで御朱印をいただけます。

ちょっと入り難い。(^^;


【御朱印】


他に何種類かの御朱印帳がありましたが、
最新のモノは4千円でした。

良いデザインの御朱印帳であったが、
さすがに高過ぎ。


真宗十派の本山は幾つも参拝していますが、
どこも大変立派なもので、昔からその資金力は驚くばかり。

凄い伽藍であった。


伊勢神宮の御膝元だけあって、
廃仏稀釈の際は弾圧と破壊が特に激しかった三重県の寺院。

よくぞこれほどのお寺が生き残ってくれたものです。

必死にお寺を守った全ての方々に御礼申し上げます。

弘願寺(2017年4月15日参拝)

2017年05月31日 | 仏閣
金峯山寺山門から黒門方向へ向けてゆっくり歩く。

歯がため関屋地蔵菩薩がいらっしゃる弘願寺に到着。

あやうく通り過ぎるような地味なお寺ですが、
5月の頭に親知らずを抜くので華麗にスルーする訳にはいきません。

はぁ、親知らずを抜くのは怖いわ~。(^^;

そう思いながら縋るように山門をくぐる。

ここも約5年振りの参拝となります。


<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/cf3d1537441f312b9bc7add130d47107


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山2591
宗派:真言宗高野山派
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:聖徳太子


【山門】



【縁切石】


悪縁や不幸と縁が切れますように。


【境内】


実にこじんまりとしたお寺です。

本堂をサクッと参拝。


【地蔵堂】


親知らずを抜いた後、ドライソケットになりませんように。(祈願)


【御朱印】


二種類の内の佛心をいただきました。

これからタクシーを求めて下千本駐車場へ。


【風景】




黒門を過ぎると駐車場まで景色をずっと堪能出来ます。


【大橋】


後醍醐天皇の皇子護良親王が北条方に対し、
ここ吉野に立て籠もった時の空堀に架る朱橋で撮影。


【桜】





【風景】








やっぱり桜の時期の吉野は別格ですね。






ロープウェイが見えました。

まだまだ長蛇の列で並んでるんだろうな。(^^;





昭憲皇太后御野立跡で休憩。

ここから見る風景が雄大で好きなんですよね。
写真ではその雄大さが全然写せて無いのが残念ですが。(^^;




下千本駐車場付近から蔵王堂が見えました。(^^

吉野神宮に行く為にタクシーを探しましたが、
駐車場には一台もいませんでした。(泣)

吉野神宮駅から神宮は徒歩だと山道を1.3キロ歩く必要があるんですよね。

さすがにそれは無理だと諦めました。

という訳で、桜も堪能したので帰るとしますか。