無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

台風

2007-09-07 11:04:28 | 動物・自然
太平洋上を、のたうち回って迷走していた台風が、急に鎌首を擡げて日本列島に立ち向かってきた。目指すは首都圏なり!同じ規模の台風が沖縄や九州を直撃したところで、こんなに報道はされないだろう。それほど首都圏は大事なのか、被害を被る人間が多いという事なのか。レポーターが現場から風に煽られながら実況を続けている。こんな危ないレポートをする必要があるのかと、いつもながらに感じている。

JRや航空各社は運休を発表し、高速道路は各所で閉鎖を決めた。こんな時に限って、東京へ用事が出来たりもする。台風の暴風雨と併せて、北海道上空に前線が走っている為、雨の被害も増えそうだ。最近は治水も進んで、50㎜/hなら雨水も飲み込めると言われるが、1時間に渡って50㎜降るのと、その半分の時間で50㎜降るのとでは、地面を流れる水も変わってくるというものだ。頭の中でその数値がどんなものか検討も着かずにいたが、先日の酒田で経験した床上浸水が、その恐ろしさを実感させてくれた。

台風は首都圏を抜けて、奥羽山脈に添って北上している。酒田は台風並みの冬の季節風に慣れていて、日頃の準備も事欠かないが、盆地に囲まれた山形市は滅法風には弱い。村山置賜地区では、これから収穫を迎える果樹園も多い。ラ・フランスなどは特に風に弱い。大変だなと思う。
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真下記念館

2007-09-05 19:06:28 | 建築・都市・港
下記の見学会の続きである。

せっかく村山市に集まっているのに、建築を志す者達が「真下記念館」を見逃す訳にはいかない。この建物を設計したのが、酒田市の土門拳写真記念館の設計(当時は谷口設計在)にも携わった高宮眞介氏である。何度かこのブログでも載せたのだが、実に面白い建物で四季折々にそれぞれ美しい。先の講演会の時の事務連絡で「真下記念館の見学に併せて、設計者の高宮先生がいらっしゃっている。」とのニュースに、ミーハーの私は小躍りして喜んだ。




村山市出身の高宮氏は、丁度山形に用事があって、飛行機の飛び立つ迄の貴重な時間を我々の為に割いて下さっていた。村山市役所の方と建築士会の支部長さんも一緒で、色々手配をして頂いていたのだろう。始めてお目にかかる高宮氏は、見るからに建築家で、この素敵な建物を、こんな風に紹介した。真下記念館は最上川を描くのに一生を掛けた画家の真下慶治氏の美術館である。記念館から最上川を見下ろすと、真下氏のアトリエが見える。記念館の敷地は、元々小学校が建っていた場所で、名残の桜の古木が今も生きている。高宮氏曰く「私は建物を設計したのではなく、この景色を見せる為に建物を建てた。」ああ、一度でいい。こんな風に言ってみたい。



その絶景が上の写真なのだが、季節や天気の影響で川面の色が見事に変化する。確かに真下慶治氏の愛した最上川ではあるけれど、それを見せる為の仕掛けをふんだんに設けた美術館は、細かい所まで行き届いている。最上川を見渡す掃き出しのテラス戸は、大きな木製のサッシで出来ていて、大雪の冬を越してなおスルスルと軽やかに開く。建具屋さんも凄腕なのだろう。



メインの展示室はRC造とS造の混構造だ。屋根はRCのスラブで出来ているのだが、一見宙に浮いているようにも見える。採光の為の硝子の部分で、存在感のないスチールのプレートに支えられている。しつこいようだが、大雪に耐えた。こんな驚きの構造がそこかしこに並べられている。




例えばこれが木造とS造の混構造部分。フレームをわざと見せている。




何度見ても飽きない美術館なのである。



黒っぽい衣装で中央に写っているのが、高宮氏である。
我々の質問に気軽に答えて頂いた。



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銀山温泉見学会

2007-09-05 17:14:24 | 建築・都市・港
建築士会女性部で、今年は銀山温泉に出来た藤屋旅館を見学しようと予定を組む事にした。藤屋旅館とは、ジェニーさんが女将さんをしているのが有名で、建築家の隈研吾氏の設計した建物である。村山支部の女性会員の方々が、色々骨を折って段取りを着けてくれたのだが、結局は藤屋旅館を見学する事にはならなかった。昼食を取りながら内部を見学しようと目論んでいたが、藤屋旅館では宴会をするような広間が無いことと、他の客に迷惑がかかるので、建築士会で貸しきりで宿泊しなければ見学はさせない。しかも宿泊費が1名3-5万円なにがしだと言うのである。貧乏が服を着て歩いている様な建築士に(私だけかも知れないが)そんな費用など出せる訳がない。イラッとしてカァーッときてドンと鳴ってご破算になった。

「外から見るだけでイイさ!」と、すっかり諦めた訳でもなく、建物の見学を銀山温泉の街並みにタイトルを変えて、続行する事になった。村山支部の担当者は、銀山温泉の街並みを変えた張本人の旅館協同組合の関係者に、「銀山温泉・湯の町づくり」と講演して貰う約束まで取り付けてくれたのである。東大の堀先生との関わりもあったが、自分達が試行錯誤しながら街造りをしていく様は、非常に興味深かった。以前は写真を撮るのに邪魔になっていた電柱電線の地中化に加え、足湯や歩道の石とタイル貼りなど、いかに楽しく温泉を歩いて貰うか、川を美しく見せるか、実行してきたのだもの、話の奥は深い。



8月11日、夏休みの最中、メキメキと音がするくらい暑い日であった。お盆の前の忙しい時にも拘わらず、沢山の会員が参加してくれた。特に今回は子供達が7名ほど、お父さんやお母さんと一緒に集まってくれたのは嬉しかった。子供がいるからの理由で、なかなか女性は催しに参加できないでいる。子連れが当たり前になってくれれば、もっと楽に集まれると思う。



敷石と嵌め込んだ雪の模様入りタイルも、大きさやデザインが様々で、よくこんなに沢山考えたねと感心する位の種類があった。街並みだけを見るだけでなく、足元を見て歩くだけで楽しい所である。



銀山温泉は、その名の通り昔銀山として栄えた場所である。温泉が見つかったが場所の不便さから湯治客受け入れを中心に発展したようだ。古い街並みの写真も見せて頂いた。現在の街並みは昭和初期の頃の面影を残している。木造三階建ての旅館が建ち並ぶ独特の風情は、NHKの連続ドラマ「おしん」で一躍有名になった。現在の法律ではもう木造3階建旅館は建築できない。いかにして、保全するかが課題になっている。





年月を経た木材の色と、白壁や左官仕上げの美しい、こんな素敵な街並みの中にあって、次に挙げるのが「藤屋旅館」である。感じ方は人それぞれだろうけど、果たして街並みに合っているのかと聞かれれば、私は否と答えよう。実に隅さんらしい設計なのだけど、ただそれだけなのである。実は内部の写真もある。玄関ホールに設けられた喫茶コーナーで、スナップを撮る振りをして、沢山のモデル(私達)の背後に写っている。竹を用いた細かなデティールは面白いものがあったが、勿論ここに載せる事は出来ない。

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へーへーほー

2007-09-05 11:36:33 | 社会
与作は、木を切る~♪へいへいほー
エンタケさんが農水大臣になったんだってね。へー
何だか、色んな拙い事が吹き出してきたよ。へー
8日間で辞めたらしいよ。歴代2位の早さだって。ほー
書きたい事がモアあったのに、あまりのスピードでエンドしたので間に合わなかった。(ルー大柴風味)ちなみにエンタケさんは山形1区の代議士で、辞任してから山形県が自分トコの落ち度に謝っていた。一つ疑問に思うのだけど、国会議員て理事長と兼務出来るものなの?


冷たいラーメン

山形では蕎麦も美味しいが、ちょっと訳あって最近は食べない様にしている。それで金曜日はラーメン屋さんに入った。以前A先生とS先生と一緒に入って、美味しかったのを覚えていた。夏場になると山形では冷たいラーメンなる物が出回る。卵やキュウリの載った酸っぱい味の冷やし中華とは異なる物だ。普通のラーメンが冷たくなった物と考えればいい。ただ、そのまま冷やすと、スープや肉の脂の部分が白く固まるので、それを無くした技術改良が冷たいラーメンを作り出した。結構美味しい。

入った店の今日のお薦めは、海老入りワンタンだった。正確にはワンタン麺だが、そのスープに驚いた。ワンタン麺の上に梅干しが載っており、スープにも梅の味がした。始めて、ラーメンと梅干しが合う事を知った。ちょっと癖になる味だ。海老入りワンタンの中にはユリ根と思われる歯ごたえもあって本格的な味だった。この値段でこの味は、いいかも知れない。メニューには焼き餃子6個で150円とも書いてあった。ホント?今度他の麺も試してみよう。店は、「麺や小福」二口橋店、明るいお姉さんがいる店だ。
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エコ・ドライブ

2007-09-01 15:18:36 | 社会
県内で行われた「エコドライブのイベント」の模様が、繰り返し放映されている。自家用車で集まった参加者が、往復の運転の違いで消費する燃料の差を認識しようとするものだ。往路では、満タンにした車で普通通りの運転で会場に集まってもらい、消費した燃料の量をチェックする。講義を受けた後、復路ではエコドライブを実践し、到着した時点で燃料を入れ、その差を確認するものだ。

その内容は、難しいことではなさそうだ。
・発進の時一呼吸置いて緩やかにアクセルを踏む。
・ブレーキを掛ける時はエンジンブレーキを多く利用する。つまり急発進や急ブレーキはかけない。
・要らない荷物は積みっぱなしにしない。
・キャリアなどの風の抵抗のあるものは、不必要な時には外す。
・エアコンはなるべく使わない。
・アイドリングはしない。
・5秒以上停車する場合は、エンジンを止める。

こんな風に運転をすると、走った道路や各車によって違いはあるが、20%台から最大46%まで、ガソリンの消費量が変わったそうだ。そこまで違いがあるなら、ちょっと実験する価値はありそうだ。なにせ、ガソリンは値上がりする一方だし、少しでもCO2の削減にもなりそうだ。
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蜘蛛の巣

2007-09-01 15:00:08 | 動物・自然
何時の年だったか、女郎蜘蛛が大発生した事があった。小さな庭のどこもかしこも、丈夫な蜘蛛の巣が張り巡らされ、人間が引っかかってもバリバリと音がした。今年も蜘蛛は多いのだが、違う種類のようで、名前は解らない。芋虫系は苦手な私でも、蜘蛛は益虫(厳密には昆虫ではないが)だと思っている。部屋に侵入した蜘蛛は逃がす様にしている。蜘蛛の巣が張られている家は、確かに見た目は悪い。もし人目につかない場所でにあるなら、なるべくそっとして置こうとも思っている。

では、こんな蜘蛛の巣だったらどうだろう。CNNのニュース(時間の経過で読めなくなる場合あり)

20メートルの巣だそうだ。一見、幻想的にも見える。実物はどんなだろう。ちょっと見てみたい気もする。捕まった虫達の羽音も凄いのだそうだが、綺麗な物ではなさそうだ。
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