「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく耳にする言葉ですね。つい10日前までは最高気温が10℃にならず最低気温はマイナスを記録してました。とても寒く暖房器具が手放せない生活でした。
それが今日は靴下をはかずYシャツに半袖ベストを着用し、外を自転車で快適に走り回ることが出来ました。このように暖かくなると私は花粉が大敵で、目と鼻が自分じゃなくなりテッシュが手放せない生活になります。
昨日(3/25)午後二時から、『亘理名取共立衛生処理組合』の議会がありました。年2回行われる議会は予算議会(3月)と決算議会(12月)があります。
この議会での懸案は新しい『最終処分場』の場所が決まりません。最終処分場とはごみ焼却施設で出た焼却灰などを廃棄するところです。
ゴミ焼却する施設などはある程度の寿命があります。でも機器や建物の補修を行えば延命化は可能です。しかし最終処分場に限っては、満杯になれば捨てるところが無くなり、延命化出来ない施設なのです。
焼却灰に含まれる有害物質はなん工程もの水処理を経て取り除かれ、滅菌すれば飲めるような綺麗な水で放流されます。しかし迷惑施設のイメージが付きまとう。
基本計画上では今年処分場が完成する予定でした。既存の処分場はもうすぐ満杯、それを知りながら計画は未だとん挫しています。建設できないと毎年一億円の負担増になることが算出されています。
そこで一般質問で新たな提言をしました。従来の処分場は山林で囲まれた目立たない場所に建設しますが、私は海岸沿いの危険区域に建設してはどうかと提言しました。内容の主なものは次の通りです。
①すでに買収した危険区域なら用地買収に時間が掛からない。
②危険区域の活用方法としても見いだせる。
③施設が満杯になったら盛り土し、高台を創ることで将来の避難場所になる。
④高台は公園として活用できるし、津波被害を緩和できる。
等々手放せないほど良いことばかりではありませんか。何より日本における最終処分場の新モデルになると考えています。近い将来想定されている東南海沖地震にも対処できる高台建設は、津波を逆手に取った被災地ならでは施策ではないだろうか。
その状況下において2市2町で構成する4首長の内、3人の首長選挙(4月:山元町、5月:亘理町、6月:岩沼市)が行われます。組合管理者である井口岩沼市長は、今月11日の新聞で引退すると述べていた。
せっかく提言したのだが、やらずに辞めるんだね。