すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

J浦和の無観客試合に

2014年03月14日 | 市政・市制・市勢

 スポーツは差別なく正々堂々と行うもの、当たり前のことです。オリンピック憲章に『オリンピズムの根本原則』というものがあります。7つある6番目を紹介します。

 『人種、宗教、政治、性別、その他の理由に基づく国や個人に対する差別はいかなる形であれオリンピック・ムーブメントに属することは相いれない』とあります。

 Jリーグ浦和サポーターが掲げたとされる「JAPANESE ONLY」の横断幕問題は、無観客試合処分という重い処分になりました。横断幕の意味が「日本人以外お断り」という意味に解釈され判断されました。

 Jリーグ史上初めてとなる無観客試合は、差別をしたとみなされ厳罰になった。浦和としては興行収入が減収になるばかりでなく、ファン観戦が奪われ選手の士気にも影響を及ぼしかねません。

 スポーツ界の差別に及ぼす価値判断は、素晴らしいと思います。しかし、岩沼市議会は先の議会で『新火葬場建設候補地』に関し、信じられない決議をしました。

 議会は周辺住民の一部が反対していることに対し、『一刻の猶予もなく推進することを求める』といった表現の決議を採択した。表決は賛成10、反対7でした。

 岩沼の火葬場は古く50年余り経過しています。人生最後にこのような施設で迎えたくないということも理解できるような火葬場は、多くの市民が待ち望んでいることも確かです。

 議会の決議に、反対している周辺住民は1%だから、多くの地域住民は賛成している。多くの岩沼市民の期待に背かないためにも『早急に創る』といった主旨です。

 志賀町内会は東西に約4㎞、南北に長いところで2.5㎞もある山林が主な地域です。永年住み慣れた我が家のすぐそばに新火葬場が出来るなど、想像できずに頑として反対しています。

 それを受け議会で多数を占める議員らは、『市民の意向が反映されているから』1%の個人の意見も聞かずともいいのだとも解釈できる。同じ岩沼市民に対し多数派議員による、差別ともとれる決議ではなかったのか。

 個人に対する差別はオリンピック憲章にも反する。

コメント (5)
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