すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

第2回ヘルメット議会

2011年06月01日 | 市政・市制・市勢

 今年7回目の全員協議会が危険な市議会議事堂にて開催されました。地震で被害を受けた議事堂は余震で天井が崩れてくる状況です。全員がヘルメット着用を義務づけられているが、、、何も落ちてこなかった。

 市長が震災の対応について説明後、11人の議員が質問をしました。質問では仮設住宅関連や放射能関連と復興会議の今後と動向について多くありました。

 私は放射能の影響に関し水道水が問題ないと言われましたが、どこで検査をしているのか不明だったため聞きました。水道水は第3者機関の東北大学で検査をしていました。岩沼の水道水は玉崎浄水場内で角田市や丸森、亘理、山元町と一緒に検査をしていますが、セシュームやヨウ素を計測することが出来ません。

 また、公共施設の一般利用は制限されていましたが、いつまで制限するのかも伺ったのです。総合体育館は億単位の改修費が必要で、当分時間は掛かりそうです。陸上競技場は6月中旬、市民会館や西小学校付近の西部地区老人憩いの家は7月頃から使用が可能みたいです。

 午前中で終了を予定していた全員協議会は、活発な質問のために午後に延長せざるをえませんでした。震災に関し市民の関心は高く、行政に聞くことは多いです。

 なのに、その後に開かれた議会運営委員会(議運)で、6月議会の一般質問をしないことに決めた。私達「ピアネットいわぬま」の会派は通常通りの議会を開催するように提案したが通らなかった。

 震災で多忙な時期だからという理由かもしれませんが、宮城県は5月議会で4日間にわたり一般質問をします。仙台市は4月21・22日の2日間にわたり臨時議会を開催しているのです。

 多忙な時期だからこそしっかりした提言や意見を、一般質問で述べていかねばなりません。行政側に遠慮していては議会の権威を小さくしてしまうと思うのです。

 議会が議場で唯一主張できる権利を議員が自らが放棄しました。放棄した会派は議長、副議長会派、それに維新です。ヘルメットが重いからでしょうかね、議運は会期を10日間から3日に短縮しました。

 議会の尊厳を低くしているように思えてならない。

コメント (3)
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