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県議会も一般質問で、

2011年06月07日 | 政治全般

 岩沼市議会は来週から始まりますが一般質問を放棄した議会とは違い、宮城県議会の白熱した一般質問を傍聴してきました。今日から始まった県議会は、4日間で延べ17人の議員が全て震災のことを質問します。

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 議場が震災で使用できないためか、マスコミのカメラが4台も来て5階の第4特別委員会室で開催です。本会議場では議員と傍聴者の間隔が離れていますが、今日は近くにありました。そのせいか、質疑中に議員同士の会話が聞こえます。(狭いので少し耳障りでした)

 県議会の一般質問は持ち時間が30分で、中央の演壇に立ち質問する内容を全て述べます。質問内容は約一週間前に執行部へ文書で提出するそうです。しかし、傍聴者には詳細まで配布されません。(マスコミ関係者には配布されていました)

 質問者はあらかじめ用意した文章を棒読みする議員が多く、長い人で持ち時間を使い切る議員もいます。演壇で質問が終われば、執行部が演壇での答弁です。知事や部長も用意した文書の棒読みです。

 その後は岩沼市議会と同じ一問一答方式です。これから棒読み出来ない形式で面白いのですが、持ち時間のない議員はその場で終了。(答弁されっぱなしで反論できない状態です)

 今日は一人を除いて4人の議員が質問時間を10分近く残しましたが、前文が長すぎるのです、全員が今回の震災で亡くなった方や被災された方へのお見舞いを述べるのです。これだけで4~5分かかります。(少しもったいない気がします)

 議会を傍聴して感じたことは「ヤジ」が多いことです。国会と比べれば少ないと思いますが、知事の答弁に対して与党系の「自民党・県民会議」から大きなヤジが飛んでました。県議会では野党的立場の民主党系「改革みやぎ」はおとなしく写りました。

 ヤジの内容は「対応が遅い」です。知事が答弁で「国が、国が」を連発した際に起きました。また仮設住宅や避難者への対応など、義援金の配分については部長答弁に容赦がなかった。

 国の対応が明確でない状況で、瓦礫の処理はどうすると質問される。お金のない県が「国の補助金を活用し対応したい」と述べるのは当然だが、そこに議会の意義があるのではないか。被災者にお見舞いを申し上げるだけでは、真意が見えなくなってくる。

 仁田和廣議員(多賀城・七ヶ浜)だけが原稿なしの質問でした。多少脱線したが説得力があり分かりやすかった。一般質問で自分の真意を執行部にぶつけることが必要ではないか。と思い知らされた。

 一般質問を放棄された議員の言うことではないが、

コメント (5)
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