すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

公認の競技場が少ない

2011年06月12日 | スポーツ

 陸上競技の日本選手権大会が、埼玉県の「熊谷スポーツ文化公園陸上競技場」で開催されました。日本選手権は本来であれば「国立競技場」や主要都市の大きな競技場などで開催されるのですが、収容人員は約1万5千人、また完成は2003年と作られたばかりのものではありません。

 2000年に完成した宮城スタジアム(収容人員:約5万人)もこけら落としに翌年国体を開催したことはありますが、伝統の第95回日本選手権大会が何故、熊谷市で開催されたかは不明です。

 3日間の日程が終了し、選手は8月末から韓国で行われる世界陸上の候補になるため記録に挑戦しています。代表選手になるために勝つことも大切ですが、標準記録突破に向けて頑張りました。

 宮城スタジアムは震災で大きなダメージがあり、余震で崩れることも予想され使用出来ません。また、隣接しているグランディ21も遺体安置所に使用したため運動公園そのものが使用制限されています。

 そのような中、岩沼市の陸上競技場(原っぱ)では岩沼市・名取市・亘理郡の陸上競技交流大会地区予選が開催されました。当初は岩沼と亘理だけで開催予定でしたが急遽名取市も参加することになりました。

 名取市は公認のナスパ陸上競技場が震災で被災したため、未公認の岩沼で開催することとしました。我がジュニア・ランニング・クラブも15名の児童が岩沼地区予選に参加したが、未公認の原っぱは400人もの児童で賑わっておりました。

 公認の競技場は県内では、宮スタ・仙台市(宮城野原)・栗原市・女川町・加美町そしてナスパ(名取市)に存在します。しかし震災で仙台と加美だけが使用可能と少ないのです。

 角田市は今年陸上競技場の公認再取得を検討していますが、交通の利便性などを考えると岩沼も公認再取得を検討すべきですが、、、岩沼市陸上競技協会長は3種公認の継続署名活動に反対し、教育長は体を張って守らなければならない施設をいとも簡単に継続から見放す始末。

 7月3日には県大会が未公認競技場で開催される。


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