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国は素早い震災費用を

2011年06月16日 | 政治全般

 ヘルメット議会も通算5回目を迎え、首肩が凝らなくなった。慣れは恐ろしいとつくづく感じます。しかし、昨日と比較し半分の午前中だけだったからかもしれません。

 10件の議案や発議案と意見書など内容は盛りだくさんでした。市側から提出された一般会計補正予算(21億4千万円)や特別会計補正予算(4件)を全会一致で可決しました。

 議員による発議案では議員定数削減が出され3名減の18名となり、削減率15%です。次回の選挙から実施されることになりました。これには渡辺ふさ子議員一人が反対しましたが、私も何か腑に落ちない。

 会派内では2~3名減で検討していたが充分検討したかというと???と思っています。昨年末の期末手当削減は県内の市では岩沼市議会だけが人事院勧告に同調せず反対した。その後、世論の批判を受け議長会派と副議長会派が提案してきたものです。提案から決定まで半年もかかっておりません。

 もう一つは病気や事故で長期欠席した際の、議員報酬や期末手当を欠席期間に応じ削減することを明確にしました。この議案は昨年3月の全員協議会で決めることを提案したがこちらは1年以上もかかってしまった。(これは遅すぎた)

 一般質問の無い6月定例会でしたが、議論した内容は多かった。これまで専決処分(災害で緊急を要する場合は議会の承認を得ず予算執行する事が出来る)で一般会計分27億3000万円を執行しています。

 それが今回議決した一般会計補正予算は21億4000万円でした。震災後から合わせて48億7000万円もの費用を震災対応で執行しなければなりませんでした。特別会計を合わせると約53億円になるのです。

 国から入金した額は2億円程度しかありません。

 国会は菅総理辞任で混乱しています。素早い補正予算を組まなければ、自治体は基本的な構想や将来像を作っていくことが出来ないでいる。そのような中、今日の新聞に「小型補正、戸惑う省庁」とある。

 「辞める」と言ったかは不明だが、いつの間にか「粘り腰」などと揶揄されている総理は震災対策補正予算を小規模に編成するように指示しているらしい。こんなことじゃ震災復興なんて困難です。

 国が素早い補正を組まなければ、議員削減叫ぼうよ

コメント (2)
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