すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

仙台市議会を傍聴して

2011年06月21日 | ブログ

 仙台市の議会を傍聴して来ました。ここも一般質問は盛んに行われています。今日だけで7人が質問していました。3日間で行われる質問者は19人です。

 先週の金曜日から6会派の代表が、2日間代表質疑を行っています。代表・一般質問者は合計で25人です。やはり震災後の定例会ですから、妥当だと思います。

 仙台市議会では震災後、臨時議会を開いています。専決処分が県議会や市町議会と違い、少なくないことも特徴です。議会を重視したと考えた方が良いでしょう。

 仙台市の質問方式は一問一答方式ではありません。演壇であらかじめ用意した質問書の棒読みで、その後自席に帰ります。傍聴者には主な議題しか有りませんから詳細は分かりません。

 奥山市長などは質問者の顔を見ることなく、机上にあった書類に目をやっていましたから質問者から原稿が既に配布されていると思われます。このところは県議会と同じです。(県議会はそれから一問一答方式)

 県議会や岩沼市議会などは時間制約があり、質問時間が定まっています。岩沼の場合40分、県議会は30分です。ところが仙台市議会はそのことが分かりません。(時計がないからです)

 午後一時から始まった一般質問は淡々と進み、途中、議長が副議長に交代するなどして2時間10分の間に4人が終了した時点で暫時休憩です。(進行が早いのです)

 棒読み質問後、答弁者も棒読み答弁です。傍聴にとっては内容が分かりにくいですね。なぜなら、質問者は最初から順序よく最後まで同じ口調で淡々と質問をします。

 再質問する議員はほとんど無く、用意した原稿の読み上げだけですから面白味は欠けていると思います。1対1のやりとりでは岩沼の方に歩があると感じます。

 岩沼市議会と違うのは、市長は関係する概略だけ答弁し、後は担当する複数の職員が詳細な答弁をします。市長答弁よりも長~い職員の答弁でした。

 また、岩沼市議会と違うのは議員に対し「根拠がないことをいつも言っている」なんて市長答弁もありませんでした。淑女的な奥山市長ですから暴言は言いませんよね。(当たり前です!)

 「根拠がないことをいつも言っている」ワカラナイ?


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原っぱに駐車場で人が

2011年06月19日 | 市政・市制・市勢

 岩沼市陸上競技場で今年度初めて、ジュニア・ランニング・クラブの練習を行いました。会員は70名を超えたが練習にはなんと8割を超える参加です。競技場は大勢の保護者や子供達・競技者で賑わっていました。

 名取高校のグランドをお借りし一度は練習を開催していますが、やはり芝生の感触と競技場の雰囲気は最高です。中高校生に混じり小学生の子供達が同じグランドで味わう空気は違うものがあります。

 岩沼の競技場はご存じのように公認申請をしなかったために、陸上競技場という名前を持った立派な「原っぱ」となっています。今では震災の影響もあり、宮城県内の公認競技場は不足しています。

 そのためか競技場にはたくさんの人であふれていました。来月3日に岩沼で開催される県大会に参加するため石巻からバスで練習に来ています。また、仙台のスポーツ少年団も大勢の子供達が来ています。(仙台は岩沼の倍以上は居ますから、正直凄い人数です。)

 来月18(月)~19(火)日は仙台市陸上競技場(旧、宮城野原)で宮城県陸上競技選手権大会が開催されます。日程が立て込んでいるためか、最終日の19日は平日なのです。これは異例なことですが大会を開催できるところは、交通事情を鑑み今のところ仙台市しか有りません。

 岩沼は仮設住宅を建設したために駐車場が無くなり、利用者にとっては不便となりました。市は代替えの駐車場を用意するなど大会の開催には協力的ではあるが、駐車場は施設利用者にとって必要不可欠なのです。事実、平日利用できるグランドゴルフの使用頻度は少なくなったと聞きました。

 また、昨日行われた市の中体連陸上競技大会は全校生徒の応援が出来ませんでした。駐車場や駐輪場の問題が浮上したものと思います。

 周辺には空き地があるんですけど2年間で良いから対策して欲しいものです。駐車場を増やすことで利用者が増え、市外から岩沼を訪れて頂けると思います。だけど惜しいのは、、、

 3種公認取っていれば、もっと有効活用出来るのに!


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国は素早い震災費用を

2011年06月16日 | 政治全般

 ヘルメット議会も通算5回目を迎え、首肩が凝らなくなった。慣れは恐ろしいとつくづく感じます。しかし、昨日と比較し半分の午前中だけだったからかもしれません。

 10件の議案や発議案と意見書など内容は盛りだくさんでした。市側から提出された一般会計補正予算(21億4千万円)や特別会計補正予算(4件)を全会一致で可決しました。

 議員による発議案では議員定数削減が出され3名減の18名となり、削減率15%です。次回の選挙から実施されることになりました。これには渡辺ふさ子議員一人が反対しましたが、私も何か腑に落ちない。

 会派内では2~3名減で検討していたが充分検討したかというと???と思っています。昨年末の期末手当削減は県内の市では岩沼市議会だけが人事院勧告に同調せず反対した。その後、世論の批判を受け議長会派と副議長会派が提案してきたものです。提案から決定まで半年もかかっておりません。

 もう一つは病気や事故で長期欠席した際の、議員報酬や期末手当を欠席期間に応じ削減することを明確にしました。この議案は昨年3月の全員協議会で決めることを提案したがこちらは1年以上もかかってしまった。(これは遅すぎた)

 一般質問の無い6月定例会でしたが、議論した内容は多かった。これまで専決処分(災害で緊急を要する場合は議会の承認を得ず予算執行する事が出来る)で一般会計分27億3000万円を執行しています。

 それが今回議決した一般会計補正予算は21億4000万円でした。震災後から合わせて48億7000万円もの費用を震災対応で執行しなければなりませんでした。特別会計を合わせると約53億円になるのです。

 国から入金した額は2億円程度しかありません。

 国会は菅総理辞任で混乱しています。素早い補正予算を組まなければ、自治体は基本的な構想や将来像を作っていくことが出来ないでいる。そのような中、今日の新聞に「小型補正、戸惑う省庁」とある。

 「辞める」と言ったかは不明だが、いつの間にか「粘り腰」などと揶揄されている総理は震災対策補正予算を小規模に編成するように指示しているらしい。こんなことじゃ震災復興なんて困難です。

 国が素早い補正を組まなければ、議員削減叫ぼうよ

コメント (2)
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ヘルメット議会3回目

2011年06月14日 | 市政・市制・市勢

 平成23年第2回岩沼市議会定例会が10時から開会しました。被災した地域で唯一、一般質問をしない議会の始まりです。31件の承認案件や議案にいろいろな質疑があり、私も2件ほど質疑しました。内一件は議決に反対しました。

 反対した①つ目は震災で被災された「市税等の負担軽減」についてです。市長は土地及び家屋に係る固定資産税において仙台東部道路から東側の地域を課税免除区域にした。と提案理由で述べています。

 条例では納税義務を有する被害者が、死亡または行方不明になった場合や家屋の全半壊などに応じて減免処置をする。災害により所得が激減した場合も規定されています。

 しかし、道路を挟んだ東と西で区切ったとは条例で一言も書いてありません。おかしいと思いませんか。東側の地区の方には床下浸水など全然被災されていない方もいるのです。これには私と渡辺真多議員が反対したが、賛成多数で可決された。

 ②つ目で質問したのは、職員の残業代のことでした。

 国・県・仙台市・名取市は100%残業代を支払っている状況です。市長は議会で国や県の規制とか条例を持ち出して国県の通りにやると言っていました。何故変わったのかと質したのです。それが組合と話し合いの上でも、残業代カットは法律上問題なのです。

 市長は「須藤議員はとらえ方が曲がっているなと思っています」と冒頭の答弁です。「法令を守るのは当たり前ですから」とか「公開の場でサービス残業して」訳の分からない答弁で、、、長くて理解できません。

 私は「市長ほど曲がっていませんけど、、と応酬したのです。職員の労働意欲を減らさずに残業代を支払い、消費に廻された方が良いのではないかと再質問です。

 市長は「私が言うのをあなたは曲げていると言いました。あなたは私が曲がっていると言いました。曲がったと言うことは人の人格を傷つけてということになるのでそういうことは止めてもらいたいいつも批判は自由です。根拠がないことをいつも言っている。あまり問題にはしてませんけど、、、」

 その後長々と中身のない答弁しておりましたが、結局、早口になり曖昧な答弁でした。議会終了後にテープを聴いて書いてますが、人には曲がっていると言うのだが、否定されたら逆ギレ状態。「根拠がないことをいつも言っているこんなことを議会で議員に平気で言う市長は他にも居るのかな?

 それとも長時間ヘルメット被って、疲れましたか?

コメント (9)
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公認の競技場が少ない

2011年06月12日 | スポーツ

 陸上競技の日本選手権大会が、埼玉県の「熊谷スポーツ文化公園陸上競技場」で開催されました。日本選手権は本来であれば「国立競技場」や主要都市の大きな競技場などで開催されるのですが、収容人員は約1万5千人、また完成は2003年と作られたばかりのものではありません。

 2000年に完成した宮城スタジアム(収容人員:約5万人)もこけら落としに翌年国体を開催したことはありますが、伝統の第95回日本選手権大会が何故、熊谷市で開催されたかは不明です。

 3日間の日程が終了し、選手は8月末から韓国で行われる世界陸上の候補になるため記録に挑戦しています。代表選手になるために勝つことも大切ですが、標準記録突破に向けて頑張りました。

 宮城スタジアムは震災で大きなダメージがあり、余震で崩れることも予想され使用出来ません。また、隣接しているグランディ21も遺体安置所に使用したため運動公園そのものが使用制限されています。

 そのような中、岩沼市の陸上競技場(原っぱ)では岩沼市・名取市・亘理郡の陸上競技交流大会地区予選が開催されました。当初は岩沼と亘理だけで開催予定でしたが急遽名取市も参加することになりました。

 名取市は公認のナスパ陸上競技場が震災で被災したため、未公認の岩沼で開催することとしました。我がジュニア・ランニング・クラブも15名の児童が岩沼地区予選に参加したが、未公認の原っぱは400人もの児童で賑わっておりました。

 公認の競技場は県内では、宮スタ・仙台市(宮城野原)・栗原市・女川町・加美町そしてナスパ(名取市)に存在します。しかし震災で仙台と加美だけが使用可能と少ないのです。

 角田市は今年陸上競技場の公認再取得を検討していますが、交通の利便性などを考えると岩沼も公認再取得を検討すべきですが、、、岩沼市陸上競技協会長は3種公認の継続署名活動に反対し、教育長は体を張って守らなければならない施設をいとも簡単に継続から見放す始末。

 7月3日には県大会が未公認競技場で開催される。


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