さて問題です、ここ十年で日本の総理は何人入れ替わったでしょうか。私自身も判らないほど変わりました。正解は2001年4月から始まった小泉総理から6人目です。
小泉総理は5年と比較的長かったのですが、後は1年程度と政治は安定していません。菅総理も在任日数が360日となり、新聞紙上では辞意や退任の文字が躍る。
G8の先進国では、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツは2人、カナダ、イタリアは3人です。日本だけが7人目???またいつものことかと考えてしまいました。
内閣不信任決議案を出された菅首相は、民主党代議士会で「原発事故終息に一定の目途がついたら」と条件で辞意を表明しました。昨日の昼に放送された時、思わず疑ってしまいました。
「メルトダウンした原発事故に一定の目途なんか立たない」と私自身は思っているからです。周辺地域の避難者が帰宅できるまでには十数年、いや戻れないと考えているからです。
結果的に不信任決議案は否決された後に、早期辞任が否定されるまで丸一日とかからない報道です。政治家ってそんなもんなのかと疑いたくなる。
岩沼市議会でも同様のことがありました。それは平成22年の第1回臨時議会で、私は沼田議長に「議長不信任決議案」の動議を出しました。出した理由は議長選挙で立候補した際に「2年で辞める」でした。
議員全員協議会の席上で述べられたものであり、決して内輪の仲でお話ししたことではないのです。それから2年経ち、飯塚副議長は内輪の約束を守り辞任しました。
臨時議会は副議長の選任のため招集された議会です。辞めない理由は「議会改革道半ば」だそうです。議員全員の前で沼田議長は約束を反故にしました。
(詳細はネットで検索してみて下さい:岩沼市議会ホームページから、岩沼市議会会議録、平成22年第1回臨時議会)
議会改革などいくらやっても道半ば、議長個人がせいぜい頑張ったところで議会改革など行き着く先がありません。それより約束を守ることが議会改革に繋がるし、議会が市民からの信任を得られるのではないでしょうか。
結果は賛成者少数で、不信任決議案は否決された。