懸念していた記事が今朝の河北新報に掲載されている。私達が飲んでいる水道水は玉崎浄水場で作られているが、2万ベクレル以上の水道汚泥が出たとあります。水源は阿武隈川から取水しているのです。
議会でも阿武隈川の水は大丈夫か、と質問してきました。これまでは水質・汚泥とも基準値をクリアしていたのですが、今回の検査で汚泥は2万ベクレルまで数値が上がりました。また、水道水にも基準値以下(微量)ではあるが検出されています。
福島県内で避難指示が出た飯舘村や伊達市などの雨水は阿武隈川の最下流である岩沼市を経て海に出て行くのです。しかし、阿武隈大堰の手前で止まったまま、岩沼の玉崎浄水場で取水しています。
大量の放射能(セシウム)が阿武隈川の最下流である岩沼まで、たどり着いたことが証明されたようなものです。基準値以下といっても安心して飲める水道水でなければなりません。しかし、今後数値が上がることを心配しています。
8月16日(火)に「放射能と健康被害」と題し、新しい図書館の2階会議室にて午前10時から勉強会を予定しています。講師は医学博士の崎山比早子(サキヤマヒサコ)氏で放射線医学総合研究所の元主任研究員です。
新聞や報道により放射能について多少の知識は備わったものの、さらに詳しい知識は分かりません。今後福島第一原発でイベント(事故)が発生しないとしても、どこまでが体内被曝か、どの程度が安全なのか心配です。
入場は無料となっています。放射能の知識を高めこれから懸念されるであろう、様々な健康被害について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
岩沼の水道水は安心して飲めるのか、米や野菜は、肉や魚は大丈夫か。どの数値を信用すればよいか、現在の阿武隈川にはセシウムがウヨウヨしているようで心配になります。水は全ての源と思いませんか。
身近なところから放射能と普段の生活は避けて通れなくなりました。除去するにはどの方法がよいか、聞いてみたいこと知りたいことがたくさんあると思います。
不安と心配を取り除くため、一緒に勉強しましょう。