すとう功の周回遅れ

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テイタラクな議会集団

2012年06月20日 | 市政・市制・市勢

 冒頭、残念なお知らせですが、被災者3人から岩沼市議会に提出された「集団移転に関する新たな候補地についての請願書」は、震災復興特別委員会で審議され、採決の結果5:11で不採択となりました。

 請願に賛成したのは紹介者である大友健、共産党の松田由夫渡辺ふさ子議員そして民主党の大友克寿議員の5人だけでした。議員18人の内、髙橋議長と飯塚委員長に採決権は無く16人が採決した。

 弱者救済の公明党も「黙ってろ、このヤロ!!」発言で有名な沼田議員と同調したみたいです。選挙前仮設住宅に来て「困ったことがあれば、何でも言ってください」同様のことを玉浦出身議員も演説していたそうです。そのほとんどが被災者の提出した請願を反故にしました。

 今日の請願審査の中身は驚くべき内容です。私たち2人の紹介者である説明員に質疑したのは共産党の松田議員ただ一人。他の議員は質疑すらしません。

 何故でしょうか。それは私たちの話を聞かない、話をさせないという高尚な高等戦術です。逆の言い方をすれば言論が出来ないテイタラク集団議会とも解釈される。

 国が東日本大震災で被災者救済策に用意した集団移転促進事業は任意の事業です。国に強制力はありません。しかし、事業を行うのであれば自治体が主体となって進めなければなりません。

 市は集団移転区域を危険区域に設定しなければ、集団移転の交付金を国から支給されないことになる。つまり、被災者を線引きしここから出てください、と追い出す割には移転候補地を一つ(津波被害の場所)に設定し、ここに住めと命令しているようなものなのです。

 議員の反対理由は玉浦のコミニュティが壊れるとか、場所を多く選定すると時間がかかるなど、訳が分からない。また、一刻も早く集団移転するには玉浦西が一番良い、などと被災者の意向を聞き入れようとしません。

 私は玉浦西の移転地に住まわれる方を否定しているわけではありません。そこは嫌だと思う少数被災者の願いを、市政に反映できればと思っているだけです。押し込められるような被災者の気持ちを聞けば、、、打つ手はある。

 次回の議会も被災者と一緒に頑張り、諦めないよ。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残念です。しかし、やるべき事は全てやりましたネ... (がめつ屋)
2012-06-20 22:01:04
残念です。しかし、やるべき事は全てやりましたネ。後は、玉浦の方々の評価が気になります。はたして、反対の玉浦選出の議員が仮設住宅で、今回の問題をはたしてどのように説明をするのでしょうか。もっとも、そんな 気概と自信がある議員がいればの話しですが?
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「復興トップランナー」を守る為に高等戦術、「黙... (「黙ってろ、このヤロ!!」)
2012-06-21 07:14:23
「復興トップランナー」を守る為に高等戦術、「黙ってろ、このヤロ!!」発言は特別委員会のみ、本会議には出なかった?市民を代表すべき議員が、市民を敵視して請願不採択。予期はしていたが11名もの議員が・・・。御身大切、思考停止が多すぎるよ、困ったもんだね。
市民として次回市議選挙時は十分に参考資料とさせてもらう。
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 傍聴席の俺たちに指差し「黙ってろ、このヤロ!!... ()
2012-06-21 08:38:38
 傍聴席の俺たちに指差し「黙ってろ、このヤロ!!」議員は、訂正したけど会議終了後、俺たちに謝ることはなかった。
 そして反省することなく反対でしたか。
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やはり、蟻の軍隊は虎を倒すことができないのでし... ()
2012-06-21 10:21:08
やはり、蟻の軍隊は虎を倒すことができないのでしょうか。陳情された方々の想いは市民代表の議員さんの採決によって不採択になる経緯を初めて知りました。
議員さんの感情優先に採決が行われたことが非常に残念です。玉浦地区の議員さんたちが、こぞって反対する意図がさっぱり分かりません。この陳情を誰が掲げれば採決が通ったのでしょうか。地元の人間が地元の人間を助けないで、どうするのでしょうか。
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今回の結果は、熟議でなく塾議。 (がめつ屋)
2012-06-22 20:03:37
今回の結果は、熟議でなく塾議。
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