すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

訳が分からん集団移転

2012年04月06日 | 市政・市制・市勢

 大震災から1年が経過して、初めて『岩沼市議会震災復興推進特別委員会』の会議が開催された。被災した他の議会は、昨年から活動しており様々な提言がなされていると聞く。

 今日の特別委員会では執行部から「震災復興に係る対応について」と題し、説明を聞き質疑をすることが出来ました。質疑の主な内容は集団移転でした。

 私は関心がある集団移転で、1)被災者から集団移転に関し2回目の聞き取り調査を行うことになっていたがいつ行うのか。2)集団移転の促進区域の設定についてはいつ行うのかと聞きました。

 市は津波で家屋が流出された被災者に、集団移転を進めるための聞き取り調査をしました。その際、2回目以降も調査することを約束していました。

 しかしその後何もなく新聞紙上でご承知の通り、集団移転が決まったような報道があったのです。被災者の希望する移転地は反映されていません。

 そもそも、市は集団移転で「被災者の意見を尊重しながら進めていきたい」とも語っていました。本日の答弁で「(市が選定した)めぐみの西の魅力を説明したい」と他の候補地選定することなど一歩も譲らない。

 また、他の自治体は集団移転促進区域(俗に言う、危険区域)の設定を議会で承認しているにもかかわらず、岩沼は議会を通さなくても良いという始末です。これって、議会がかなりなめられています

 集団移転促進区域の設定は以前も書いたが、移転をするためには絶対必要なのです。議会の承認なしで事業を進めるのなら、集団移転にかかる経費は市議会の承認をとらなくても良いということです。

 15億円もの費用が必要となる集団移転の経費を、市が専決処分すると言っているようで実に不愉快だった。一方では被災者の意見を聞くと言っておきながら、他方ではここしかないぞと脅しているように聞こえる。

 答弁で2回目の聞き取り調査後、被災者が他の場所に移転したい場合は、国に対し集団移転の変更を申請すれば認められるとも言っていました。

 誰が誰のために場所を決めるのか、訳がわからん

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楽天は今季初勝利です | トップ | 忙しかった一日でした »
最新の画像もっと見る

市政・市制・市勢」カテゴリの最新記事