輪番停電というそのことばをはじめて知ったのは、多分半年くらい前のこと。原発テロを題材にした東野圭吾の『天空の蜂』という小説を読んだからだった。
ニュースで輪番停電の可能性ありということはわかっていたけれども、その晩遅くの地域の防災無線で翌日輪番停電を現実に行なうと知ったときは、本当に非常事態なのだと再認識させられたような気がしてなかなか寝付くことができなかった。
需要が供給を上回ったとき、突然どこかで停電が発生する。突然ということで、その地域では深刻な事態が避けられない。需給を調整して、そういった事態を避けようとするのが輪番停電である。一方、電気というのは蓄えておくことができないエネルギーである。もちろんわずかな量であれば電池に蓄えることができる。しかし大量の電気を蓄えることは不可能である。であるならば、そのときの需給に問題がなさそうであれば予定していた地域にも電気を送ったほうが良い。でなければ発電した電気はただただ無駄になってしまう。えっと、理解の間違っているところもあるかもしれないけれど、僕はそんなふうに理解した。
題材に特別な関心があったわけではなく、図書館の棚にあってたまたま手にとった小説だった。そしてサスペンスなのに、(よくあることだけれども)途中の経過や結末をほとんど覚えていない。でも輪番停電に関しては、不思議と記憶に残っている。電気を停めるということがいかに日常の生活に影響を与えるか、そしてそれにもかかわらず輪番停電を行なわざる得ないという決断に至るまでの描写をこちらも結構緊張しながら読んだからだと思う。そのときはまさか現実に輪番停電なんてことが行なわれるなんて思ってもいなかったけれど。
原発へのテロがどうなったかも実はあまりよく覚えていない。こんなときに不謹慎のような気がするけれど、近いうちに再読しようかなと思う。それから今回の災害とは全然関係ないけれど、こんなときだからこそ再読したくなっている本もあったりする。なんだか不思議なことだけど。
昨夜は地震の前に借りてあった『シンドラーのリスト』のDVDを部屋のノートパソコンで観た。伊坂幸太郎の何かの小説で、ちょっと意外な誰かが誰かを助けるか心配する場面で、「オレはこう見えても『シンドラーのリスト』に感動したクチなんだよ」みたいなことを言っていたけれど、久々観ましたけど、これはやっぱり感動する映画ですよね。
ひとつの命を救うものが世界を救う
きっと、そうなんだと思います。危険を顧みずにいま頑張ってくれている皆さん、本当にありがとうございます。
ニュースで輪番停電の可能性ありということはわかっていたけれども、その晩遅くの地域の防災無線で翌日輪番停電を現実に行なうと知ったときは、本当に非常事態なのだと再認識させられたような気がしてなかなか寝付くことができなかった。
需要が供給を上回ったとき、突然どこかで停電が発生する。突然ということで、その地域では深刻な事態が避けられない。需給を調整して、そういった事態を避けようとするのが輪番停電である。一方、電気というのは蓄えておくことができないエネルギーである。もちろんわずかな量であれば電池に蓄えることができる。しかし大量の電気を蓄えることは不可能である。であるならば、そのときの需給に問題がなさそうであれば予定していた地域にも電気を送ったほうが良い。でなければ発電した電気はただただ無駄になってしまう。えっと、理解の間違っているところもあるかもしれないけれど、僕はそんなふうに理解した。
題材に特別な関心があったわけではなく、図書館の棚にあってたまたま手にとった小説だった。そしてサスペンスなのに、(よくあることだけれども)途中の経過や結末をほとんど覚えていない。でも輪番停電に関しては、不思議と記憶に残っている。電気を停めるということがいかに日常の生活に影響を与えるか、そしてそれにもかかわらず輪番停電を行なわざる得ないという決断に至るまでの描写をこちらも結構緊張しながら読んだからだと思う。そのときはまさか現実に輪番停電なんてことが行なわれるなんて思ってもいなかったけれど。
原発へのテロがどうなったかも実はあまりよく覚えていない。こんなときに不謹慎のような気がするけれど、近いうちに再読しようかなと思う。それから今回の災害とは全然関係ないけれど、こんなときだからこそ再読したくなっている本もあったりする。なんだか不思議なことだけど。
昨夜は地震の前に借りてあった『シンドラーのリスト』のDVDを部屋のノートパソコンで観た。伊坂幸太郎の何かの小説で、ちょっと意外な誰かが誰かを助けるか心配する場面で、「オレはこう見えても『シンドラーのリスト』に感動したクチなんだよ」みたいなことを言っていたけれど、久々観ましたけど、これはやっぱり感動する映画ですよね。
ひとつの命を救うものが世界を救う
きっと、そうなんだと思います。危険を顧みずにいま頑張ってくれている皆さん、本当にありがとうございます。
伊坂の本はゴールデンスランバーですかね・・・これも内容覚えてないけどw、そのセリフは覚えてます^^;
シンドラーのリストはLDを持ってますが一度しか見てません・・・強烈すぎて「また見よう」となかなか思えないんですよね・・・割と覚えてるし。でもいろいろが落ち着いたらまた見ようかな。
肝心の輪番停電、私は全く問題ありません。
必要なところに回してもらえばいいです。そうして欲しいです。
違ってもみんながみんなの為に我慢しあいましょ!って事なのは正しいと思うので、ワシも停電をウエルカムしちゃいまっせ。
読んでいるかなとは思いましたが、お気に入り作品でしたか。僕も不思議と何かが残っているんですよね。とくに輪番停電のあたりが。小説の最初のほうで描かれていたので、たれずに読めただけかもしれませんが(^^;
どの小説のなかであのセリフが語られたかは、これが全然思い出せないんですよねぇ。でもすごく記憶に残ってます。意識したわけではありませんが、だから「シンドラーのリスト」をまた観ようと思ったのかもしれません。観たら感動とちょっぴり勇気もらいました。
輪番停電、僕も個人的には問題なしです。なかなか直接的にできることがないわけですし、「これくらい」ですよね。
□らんたさん
まったくの門外漢、というかホントいろいろな分野に関して無知なので、間違って理解してる可能性おおありです。実際、ダウンするときはかなり広範囲になるようですし。お恥ずかしい(^^;
でも、はい、気持ちは一緒だと思います!