湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

直江津集合!2012 2日目 車坂峠(1973m)

2012年08月27日 | MTB
 8月25日土曜日。2時頃に一度目覚める。本当はもう少し早い時間に起きたかった。でもそのまま二度寝。そして再び目覚めた3時頃に起きようとするが、驚くことに腰の痛みですぐには体が動かせない。簡単なストレッチやマッサージをするつもりだったのに、あまりの眠さに結局何もできずに寝てしまったのが良くなかったのか?それともリクライニングチェアのつくりのせい?仕方ないのでそのまま腰を小さく上下左右にほぐし、とりあえずリクライニングチェアから降りてからは太鼓座りのように床に座ってゆっくり腰を伸ばした。ただ腰にも膝にもアキレス腱にもダメージはあるけれども、DNFするほどではないと判断。いけるところまで頑張ろう。

 近くのすき家で朝食を食べて、4時頃出走。



 夜明け前の薄暗闇のなか車坂峠を上りはじめる。





 大弛峠の前半と同様、個人的な感覚で言わせてもらうと車坂峠も標高1800mあたりまではちょっと単調で面白味のない道だ。路面は良く、勾配の変化が少ないのでロードで練習するにはすっごく良いと思うし、実際もし近くにこんな走りごたえのある峠があれば絶対に、いやえっと多分ですけどときどきは練習で使わせて頂くと思うのですが、ツーリングとして走るにはちょっと単調すぎるかなと思うわけです。それに峠からの景色もそんなに素晴らしいわけではない。

 ただそうは言っても下界の暑さが厳しいこの時期、標高が高いというだけで空気は気持ち良いわけだし、周りの緑だって気持ち良いわけではあるのです。とにかく、そんな中をたんたんと高度をあげていく。

 ところで、上りはじめてすぐにサドルを動かしてポジションを変えた。最近は練習中心でトルクのかけやすいポジションで走っていたのだけれども、それが元凶なのかと思ったのである。実際上りはじめてすぐにまた腰に強い痛みがではじめた。これでは2000m級の峠を今日2つ越えるなんてとても無理そうに思えた。それでサドルを後退させ、高さを低くして以前のポジションに近くした。すると、あのひどい腰の痛みが驚くくらいに軽くなった。もちろんまったく痛まないわけではない。でもだましだまし直江津まで走れるんじゃないかと思えるくらいになった。



 おかげで時間はかかっているものの、視界の広がる1800mあたりまで今回も上ってくることができた。そしてもう少し上って何気なく後ろを振り返ったら、



 うぉっ、富士山が!



 そしてさらにそこから進んだカーブのところでは、奥秩父から八ヶ岳の山々がどーんと!!

 学生時代を含めると今回が4回目の車坂峠。学生のときは日が暮れてからの到着だったのでまぁ当然景色は見えなかったのだけれども、他の2回はいつも小諸の街から雲湧き上がるといった感じで、それはそれで良い感じだったのだけれども、こんな開けた展望は得られなかった。だからこんな景色は全然期待していなかったわけで、ここでテンションが一気にあがった。



 同じような写真ばかりなのに何度もシャッターを切ってしまう。





 富士山の手前が奥秩父から奥多摩にかけての山々。奥多摩はともかく、奥秩父の山々を、こんなふうに横に長く連なるしっかりとした山脈風に見るのは多分はじめてでかなり興奮。瑞牆、金峰あたりから雲取まで奥秩父の尾根を縦走すると62kmになると最近聞いたばかりなので、その尾根をしっかり眺めた。



 そして八ヶ岳。どちらもいくつかのピークに立ったことがある。そういった過去に行ったことのある山を他の場所から見るのがまた嬉しい。



 7時前に車坂峠に到着して、レストハウスの駐車場からあいかわらず感動しながら目の前に広がる景色を眺めていたら、3時頃に車で峠に上ってきて、小諸の街の夜景や明け方の風景を撮影していた人が撮った画像を見せてくれた。どれも魅力的だった。暗闇のなかを上るのは怖いけれども、ちょうど日が昇る頃に峠に到着するように出発するのもありだなと思った。



 昨日はつらさばかり感じた1日だったけれども、この景色を見てだいぶ気持ちが前向きになった!

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